集団行動が苦手な不登園キッズが小学生になるまでにママができること

 

小学校入学を控えて自分の子が学校生活について行けるか、登校しぶりや不登校にならないか心配ではありませんか? 入学前にお母さんとお子さんの関係を揺るがないものにして、お子さんが前向きに通学できる様に、今からできることがあります。
 
 

【目次】

 
 
 

1.集団指示が入らない集団行動が苦手から不登園に

 
 
娘は集団指示が入りにくい・集団行動が苦手タイプの自閉スペクトラム症(ASD)で繊細さん。
 
 
小学校生活で壁にぶつかる事が予想できたので、公立の小学校でやっていけるのか?と不安になっていました。
 
 
そんな年中の二学期のある日、突然娘は幼稚園で動けなくなってしまいました。
 
 
担任の先生の話によると、朝の支度が終わって、次にみんなで行動する時から動かなくなったとのこと。
 
 
先生も色々声はかけてみたものの全然動かず、教室移動で連れて行こうとしても、抵抗して暴れてしまったそうです。
 
 
お迎えに行くと体が冷たくなって心細そうに立っている娘の姿が。
 
 
以前は楽しそうに通っていたのに、笑顔も消えて、不安いっぱいの目をした娘に心が痛みました。
 
 
年長へ向かう2学期の後半、運動会にクリスマス会、遠足、イベントも多く、幼稚園の先生も一生懸命になっている様子でした。
 
 
運動会
 
 
脅しのような声がけをされると、娘はますます行動がゆっくりになり、移動先まで無理やり連れていかれるようになりました。
 
 
朝は準備を渋るようになり、登園が遅くなる悪循環で、娘はだんだん登園できなくなりました。
 
 
登園できる日があっても、娘の表情は暗く、無理に登園させても娘にとって良いことはない、生き生きとした娘の姿を取り戻したい!
 
 
娘の心が壊れてしまう前に!と強く思うようになりました。
 
 
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2.困っている子どもの中で起こっていること

 
 
周りと同じペースで同じ事をすることができなくなり、集団行動に入る際に固まってしまう。
 
 
みんなと同じ行動が出来ないと結果先生に怒られる。
 
 
今日も怒られるかもしれない、そう思うと登園を渋るのは当然のこと。
 
 
そこで、少しでも「怒られる」、「嫌だな」になる事を減らしてあげたい、そう思いますよね。
 
 
このような場合、園の先生の理解と協力を得るためにも、先生に伝えられる事として、
 
 
・子どもが先生の指示を理解できていないかもしれないこと
 
・周りが気になって観察していて、自分のするべきことが進まない可能性
 
・そもそも行動がスローで、みんなの流れについていけないのではないかという事
 
・おしゃべりも達者ではないため、自分が何に困っているかを言えなくて固まっていること
 
 
のように、特性をお話しして配慮を仰ぐこともできますが、それだけでは解決までには至りません。
 
 
子どもができないことをできるように!と、療育でトレーニングをさせると言うのも一つの策ではありますが、正直これも簡単ではありません。
 
 
療育の申し込みは、まず医療機関で診断してもらうのに数週間から数ヶ月待ち。
 
 
更に診断が降りるまで数回の診察、そして空いてる、相性の良い療育施設を選んで見学に行って、とすると通い始めるのは数ヶ月先。
 
 
その間に不登校生活が慢性化してしまう可能性の方が高いんです!
 

ハート

 
不登校になる前に対応することが必須なのに、行政に頼るだけでは後手後手に回ってしまいます。
 
 
焦る私に具体的な対応を教えてくれたのが発達科学コミュニケーションでした! 
 
 
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3.登園しぶり「行きたくない」の言葉に「なんで?」はNG!その理由とNGワード

 
 
発達科学コミュニケーションを学んで、行きたくない」と言えた時には疲れも、心の悩みもかなり深くなっているかもしれないということを知りました。
 
 
そんな時に思わず言ってしまいそうな「なんで?」の質問。
 
 
この「なんで?」にすでに「なんで行かないの?とりあえず学校は行ってよ」というお母さんの気持ちが入ってしまっている場合があります。
 
 
「行きたくない」の言葉にはまず、その気持ちを受け止める言葉で返事を。
 
 
「そっか、行きたくないんだね」と言いながら、お子さんの様子をよく観察してみてください。
 
 
お子さんがポロッと困りごとを言い出したり、もしくは上手く言葉にできない子には、「今、どんな気持ちかな?」と聞いてみると、登校しぶりの原因が見えてくることがあります。
 
 
大切なのは子どもの気持ちに寄り添うこと。
 
 
「とりあえず、幼稚園は行こうか」とか、「行けば楽しいことあるよ」、「今日の給食にゼリー出るって」などの声がけはその場しのぎで問題の解決にはなりません。
 
 
ちょっと疲れた、眠いだけの理由ならそれでもOKですが、発達凸凹の子の場合、行きづらいと感じている原因が潜んでいる可能性が多いのです。
 
 
「お母さんは自分の気持ちを解ってくれる!」そう子どもが思えることで、次の行動を引き出すことが出来ます。
 
 
どうしても行きたくない時は、思い切って休ませるのもあり。心や身体の充電ができたら気持ちを切り替えられるようになります。
 
 
自信が付いてくるとやる気も湧いて来る。やってみよう!という気持ちになり、自分から挑戦することが増えます。
 
 
入学
 
 
不安だった小学校生活が前向きに過ごせる場所になったら、こんなに嬉しいことはないですよね。
 
 
小学校入学を不安な気持ちではなく、楽しみに迎えられる様に今から準備して、心の負担を軽くしましょう!
 
 
 
 
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執筆者:五上亮子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー) 
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