おしゃべり大好き女子との親子バトルにお悩みのお母さん!時に意地悪や暴言も繰り出す娘に、ちゃんとしつけなきゃ、と叱った時のその言葉、そのまま返ってきていませんか?聞く力が得意な女の子の「見る力」をUPさせて、バトルは今日で卒業しましょう。
【目次】
1.同性だからこそ起きてしまう、親子バトル
2.女の子の得意は、「見る力」?「聞く力」?
3.今日からできる、バトル回避のための3つのポイント
①「できた!」の成功体験を作る
②見る力を伸ばす対応を増やす
③子どもの話は最後まで聞いてあげる
1.同性だからこそ起きてしまう、親子バトル
私は、この春、小学1年生になった6歳の女の子を育てています。
娘は、おしゃべりが大好きで、2歳を過ぎた頃からペラペラでした。
今でこそ、「ママ優しい!」「ママ大好き!」って言ってくれる、可愛い可愛い娘ですが、かつては親子バトルを繰り返す悪循環に陥っていました。
幼い頃からしゃべるのが上手な娘は、年長にもなると、言い訳や生意気な態度が多く、ませてもいたので、私との間で女同士の小競り合いが生じるようになりました。
意地悪をしてくることもあるので、当然私は性格や考えを正そうとして叱ります。口論になることもあります。
そんなことを繰り返すうちに、気づけば「ちゃんとさせなきゃ」と、娘に対して指摘ばかりするようになっていました。
すると、娘はさらに厳しい言葉を覚えて、もっと生意気な行動を取るようになっていったのです。
こんな悪循環、心当たりがあって、今まさにお悩みのお母さんもいらっしゃるかもしれませんね。
同性だからこそ起きてしまうこの親子バトル、お母さんが少しだけ意識を変えることで回避できるようになるんです!
2、女の子の得意は、「見る力」?「聞く力」?
たとえば、子どもが意地悪をしてきたときにお母さんが叱る。
ここが、悪循環のスタート地点です。
女の子を育てる際の悩みや問題は、ほとんどが、脳の中での「見る力」の弱さが原因だと言われています。
女の子は男の子に比べ、話すのが得意で、耳を使って情報を取り入れることが多いです。
しかし、「耳」からの情報処理が増え、聞く力が育てば育つほど、「目」からの情報を処理する力が育っていない可能性があるのです!
さらに、人は心理的ストレスがかかると、視野が狭まることが知られています。
女の子は「聞く力」が得意なので、お母さんが叱る際の攻撃的な言葉や厳しい言い回しを驚くほど吸収してしまいます。
このような状況から悪いサイクルが生まれます。
6歳頃~8歳頃のお子さんであれば「中間反抗期」も重なっているかもしれません。
お母さんに対して暴言を吐くことも多くなりますが、本音はお母さんに「認めてほしい」という思いが強くあります。
3.今日からできる、バトル回避のための3つのポイント
そう考えると、我が子の未来のためにも、脳の「見る力」は、ぜひとも鍛えてあげたいですよね。
今日からすぐにできるポイントを3つお伝えします。
◆①「できた!」の成功体験を作る
子どもの脳はまだ未熟で発達途中です。情報処理には大人の数倍の時間がかかります。
自分でやろうとしている事は時間がかかっても待ってあげて、 女の子が自分の脳を使って、「できた!」の成功体験を作ることの方が大切です。
例えば、靴をゆっくりゆっくり履いている時、履かせてあげたくなりますが、待つことで「履けた!」の成功体験を作り、「履けたね」「今、頑張ってたね」と声かけします。
◆②見る力を伸ばす対応を増やす
「聞く力」が優位になり「見る力」の処理がおざなりになることがあります。
女の子の「見る力」の成長の機会を逃さないようにしましょう。
ゆで卵の殻むきや、ピーマンの肉詰めのお手伝いも、「遅いなあ…」「自分でやった方が早いなあ…」と思っても、グッと堪えて待ちます。
上手くできなくても構いません。
「できた!」の経験ができたら、「上手になったね」「ありがとう」「とっても助かるよ」と伝えます。
◆③子どもの話は最後まで注意深く聞いてあげる
子どもの話しを途中で遮ることなく、話が終わるまで待ってあげることが大切です。
ゆったりとした雰囲気で話を聞いてあげることで、女の子は「ママが話しを聞いてくれた!」との安心感が自信に繋がります。
待てば待つほど褒める機会が増えることは、もうお気付きですよね♪
私がこれらを意識することで、辛かった娘との会話が、楽しい時間に変わりました!
女の子との親子バトルに悩んでいるお母さんがいらっしゃれば、この3つ、ぜひ意識してみてくださいね。
親子バトル解消のヒント、ほかにもあります!
執筆者:藤井ハナ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)