HSCで繊細な子がおもちゃを持ち歩くのはSOSのサインかも! 子どももママもラクになる3つの対応

 

HSCの傾向がある繊細なお子さんが不安の表れとして何かを手に持っていたいという気持ちやおもちゃを持ち歩きたい気持ちに現れることがあります。そんなお子さんからのSOSを逃すことなく信頼関係を気づく方法をお伝えします。
 

【目次】

 
 

HSCの息子の持ち歩きたい願望にイライラしていました。

 
 
発達凸凹キッズの子育て毎日お疲れ様です。
 
 
発達凸凹のある子どもたちは生活のあらゆる場面で私たち親が「え?なんでそうするの?」と思うようなことをやってきますよね。
 
 
ですが、実はそれには意外な理由が隠れているかもしれません!
 
 
我が家のHSCで発達凸凹のある小学一年生の息子は、幼い頃から自分のおもちゃや大事なものをズボンのポケットやカバンに入れて持ち歩くことがよくある子でした。
 
 
親としては大事なものなら家に置いて置けばいいのに、お出かけの時に持って行っては無くしてしまう…
 
 
何度も「置いていこう」と提案しても嫌がり、しまいには泣き出してしまうんです。
 
 
 
 
しかたなく持って行かせても外出先で無くしてしまい、ぎゃんぎゃん泣く息子と一緒に探しまわったことも何度もありました。
 
 
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2.HSCの子の何かを持ち歩きたい理由とは

 
 
では発達凸凹のある子どもはなぜモノを持って行きたがるのでしょうか?
 
 
いくつか考えられる原因を解説していきますね。
 
 

◆理由①外出先が不安だから

 
 
HSCや発達凸凹キッズの中には初めてのこと、モノ、場所に不安を覚える子が多くいます。
 
 
そんな子どもたちにお出かけはとっても勇気のいること。
 
 
いつもと同じ場所であるということが事前に分かれば不安は少し軽減されますがお出かけ自体にものすごくハードルが高いと感じるお子さんもいます。
 
 

◆理由②感覚過敏があるから

 
 
感覚過敏がある子どもにとってお出かけは色々な刺激と触れ合わなければいけないとっても疲れることなんです。
 
 
お出かけに行っていろんなものにさわる、人混みに行くということはたくさんの刺激が入るので刺激に疲れすぎてしまいます。
 
 
触覚過敏 聴覚過敏 味覚過敏 臭覚過敏 それぞれに独特の感覚を持っているので常にお出かけは不安と隣り合わせなんです。
 
 
 
 

◆理由③心のスイッチを押してくれる存在だから

 
 
お出かけ先で誰かお友達と偶然会った時や初めて会う子と遊ばなければいけない時など子どもたちはどうやって会話を始めればいいかわからないことが多々あります。
 
 
大人でも何か物やきっかけがないと話が弾まないですよね。
 
 
それと同じで何かモノを持っていれば会話のきっかけになるし、相手が話しかけてくれたりと仲良くなりやすいです。
 
 
そんな風にいつでもモノをもっていることによって自分の心のスイッチを押してくれる存在になるということも持ち歩きたい理由の一つであると思います。
 
 
要するにHSCの特性を持つ子どもたちがものに執着するのは不安な気持ちの表れ、SOSのサインなのです。
 
 
それをサインだと気づかずに「そんなの必要ないよ」と一刀両断してしまえばHSCの子どもたちはますます不安になってモノへの執着心をますます強めてしまうことになります。
 
 
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3.今すぐにできるお出かけ対応3つ

 
 
ではそんな風にモノに執着する気持ちを持っている子どもに対して私たちはどのように対応すればいいのでしょうか?
 
 
それはとっても簡単です。 持って行かせてあげる。一択です。
 
 
それでもどうしても持って行けない場所もあると思いますのでその場合のワンポイントをお教えしますね。
 
 

◆お出かけの場所の様子を伝える

 
 
どうしても持って行きたいものが大きすぎたり、行く場所に合わない場合は事前にどんな場所なのか、どんなものなら持って行っていいのか伝えてあげてください。
 
 
そしてどの程度の大きさなら大丈夫なのかも分かるようにこのリュックに入る大きさまでというように実際に見せてルールを決めましょう。
 
 
「今度○○にお出かけするんだけどさ、このリュックの中に入るものだったら持って行けるんだけど何もって行く?」
 
 
「○○はここには大きすぎて持って行けないんだけどさ、代わりに何もって行く?」
 
 
こんな風に持って行けるものを聞く、提案スタイルであれば、子どもたちは「全部持って行ってはいけないなんて不安」という緊張した気持ちが解消されだんだんと執着心が和らいできます。
 
 
大人だって絶対にダメと言われると逆にそれに執着して反発してしまいますよね。
 
 
子どもも一緒です。
 
 
これだったらOKというものを示してあげることで安心してお出かけができます。
 
 
大人にとっては不必要に思えるものでも決めたルールの中で子どもが選んだものであれば受け入れてあげてくださいね。
 
 
 
 

◆継続してほしくないことはスルー

 
 
脳の特性として行動の後に何か良いリアクションがあったりするとそれが継続されます。
 
 
要するにある行動が起こった時に何か反応があると脳にはそのことが刻み込まれるというメカニズムがあるんです。
 
 
だからこれからも継続してほしくないことや習慣に関しては常にスルーします。
 
 
例えば爪かみや指しゃぶりなど辞めさせたくて注意するけども本人は無意識でやってしまっていることなのでなかなかやめられませんよね。
 
 
そういうことを繰り返し注意するとどんどん脳に刻み込まれてやめられなくなり、本人も怒られてばかりでつらい気持ちになります。
 
 
そうではなくてスルーしてみて見ぬふりをしていきましょう。そうすれば時間はかかっても必ず辞められる時がやってきます。
 
 

◆自信をつける

 
 
不安だからそこ持ち歩きをしたくなる場合、不安な気持ちを打ち消すぐらいに自信が持てるようになればモノを持ち歩くということが少なくなってきます。
 
 
日々小さな「できた」の一歩を積み重ねることが不安を少なくするためにはとっても大切です。
 
 
日々たくさんの「できた」を見つけて、それでも見つからない時はすでに当たり前にできていることを褒めてあげてくださいね。
 
 
「自信」は何よりも大切な行動を起こすための第一歩です。
 
 
繊細で不安が多いお子さんにこそ「自信」をつけてあげることを大切にかかわってくださいね。
 
 

4.我が家のHSC息子のその後…

 
 
我が家の小1息子は保育園卒園前に不安を抱え毎日リュックにパンパンにおもちゃを詰め込んでいました。
 
 
しかもずっしり重いリュックを家にいる間やお出かけの際にずっと背負って、寝るときもすぐそばに置いていたのです。
 
 
そのとき私はこのリュックの大きさはこの子の抱える不安の大きさであると理解し、何も言わずに見守ることにしました。
 
 
するとだんだんとリュックを放置することが多くなり、すこしずつですが荷物が減っていきました。
 
 
小学校に入学し慣れてきたころには、リュックを持って行かなくても出かけられるようになりました。
 
 
 
 
卒園式を乗り越え、入学式も終え、学校に慣れてきた、自分は頑張ったという「自信」
 
 
心配だったことを乗り越えられたという「自信」
 
 
それが息子の行動を少しずつ変えていったと思います。
 
 
心配だからこそ安心するためにモノを持ち歩きたいというのは人間として当たり前の行動です。
 
 
だからこそモノへの執着心や持ち歩きしたいという気持ちは不安の表れ、SOSなんだと割り切って ママも肩の力を抜いてできるだけ対応してあげてください。
 
 
ママとお子さんがお互いの気持ちを理解し合えますように。
 
 
 
 
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執筆者:神保早苗
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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