子どもが、すぐに覚えられるポケモンキャラと、何回書いても覚えられない漢字の違い、分かりますか?脳のメカニズムを知ると、違いが見えてきます。昭和の気合い暗記を捨てて、ママも子どもも楽しく覚えたくなっちゃう方法をマスターしましょう!
【目次】
1.ポケモンは覚えられるのに、漢字は覚えられないの?
宿題時間にかんしゃくを起こすお子さんを見ていて、不思議に思ったことはありませんか?
あんなにポケモンのキャラクターや電車の車種にはとことん詳しいのに、どうして漢字はこんなに覚えられないんだろう?
何度も教えてるのに、どうして同じ間違いをするんだろう?
なんとか書けてるけど、書き順がめちゃくちゃ!どうやって覚えたの?
2.何回書いても漢字を覚えられない理由
理由は大きく3つあると考えられます。
1つ目は、まだ脳の記憶の機能が十分に発達していないから。
幼いお子さんであれば発達凸凹があってもなくても記憶の容量は多くないので、心配はそこまでしなくてOK。
2つ目は、発達凸凹の特性により、記憶の発達がちょっとゆっくりの場合。
発達障害の疑いがある場合は、扁桃体という感情を司る場所や、海馬という記憶や学習を司る場所に、脳の特徴があると言われています。
この特徴があることで、記憶が苦手になったり、逆に記憶が強くなったりするという風に考えられているんです。
この理由が当てはまる場合は、記憶の発達のサポートをしてあげたいですね。
そして3つ目の理由は、記憶するコツを掴んでいないから覚えるのがまだ未熟という場合です。
学生時代、自分だけの覚えるコツや、テスト前に必ずやっていた秘密の特訓方法などはありませんでしたか?
私はそれぞれの教科ごとに、単語はこの方法。漢字はこの方法。歴史はこの方法。と、自分なりの覚えやすい方法をそれぞれ編み出しました。
つまり、上手な覚え方には練習が必要ということなんです!
3.100回書かせるより、1回心を動かす!
そして、もう一つ大事なことがあります。
その情報で子どもの心が動いたかどうか。これがとっても重要なんです。
それはなぜかというと、記憶と感情は脳の中で隣り合った場所にあるので、影響し合うから。
だからこそ、感情が動かされるような情報だったら記憶に残りやすい!
だから、覚えさせたいことほど、楽しい!と思いながら記憶に入れていくことが大事なんですね。
ちなみにネガティブな感情は脳にストレスを与えます。
記憶や学習を司る海馬は、ストレスに弱いのでネガティブな感情のまま記憶を定着させようとするのはうまくいきません。
4.「子どもにとって」重要なことにするために必要なこと
どうして1回で覚えられたのかをよくよく考えてみると、1回で覚えられることは、お子さんにとって大事な情報だった場合が多いのではないでしょうか?
1年間同じクラスで学んだクラスメイトのお友達は、お名前を聞いても「知らない」なんてことがあるのに、大好きなゲームのキャラクターや攻略の仕方は、どんなに難しくても一発で覚えちゃう。
そんなお子さんのお話を、生徒さんからもたくさんお聞きします。
じゃあどうやったら重要だと思わせることができるか?
それは、「興味を持たせること」がポイントです!
興味を持たなければ記憶に入らないので、特にふらふらーっと集中力があまりないタイプのお子さんは、ここが特に重要です。
つまらない暗記で地名を覚えるよりも、桃鉄のようなゲームで楽しみながら遊ぶだけで、子どもは日本中の都市の名前と特産物を覚えます。
漢字ドリルで漢字を書かせるよりも、レストランシェフとしてお料理を手伝ってもらいながらレシピを読ませたり、メニューをボードに書かせたりした方が、楽しく漢字を覚えることができるんです。
宿題嫌い!覚えられない!
もしお子さんからそんな言葉を聞いたことがあったら、昭和のやり方そのままに気合いで覚えさせるのではなく、脳のメカニズムに沿って記憶しやすい方法で取り組んだ方が、ママも子どももラクに楽しく覚えさせることができますよ♪
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執筆者:成瀬まなみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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