孫が発達障害!写真と帰省の利用で祖父母の孫理解と褒め言葉が変わるママの対応

 

孫が発達障害で祖父母の褒め方、関わり方がもっと上手くなるといいなと思っているお母さんはいませんか?孫の写真・動画を使って帰省をきっかけに祖父母の孫褒め力がアップし、さらに理解を深める対応をお伝えします。
 

【目次】

1.祖父母から発達障害の孫への褒め、届いていますか?
2.「上手だね」、「すごいね」の褒め言葉にはちょっと注意が必要
3.祖父母の孫褒めが効くようになるママの対応
4.孫の写真・動画が発達障害の理解に繋がる

 
 

1.祖父母から発達障害の孫への褒め、届いていますか?

 
 
人の移動が活発になった今、遠方に住む祖父母宅への帰省は孫も祖父母にとっても大きな楽しいイベントではないでしょうか。
 
 
GW期間中に帰省される方も多いと思います。
 
 
ようやく会えた喜びから、「すごいね」、「上手だね」、「大きくなったね」といった祖父母からの沢山の褒め言葉は子ども本人はもちろん、聞いている親としても嬉しいものです。
 
 
祖父母と直接話したり一緒に過ごすだけでも、子どもにとっていい刺激を受ける機会ですよね。
 
 
また、自宅を離れ慣れない場所で過ごすということが難しい発達障害の特性を持つ子どもには、帰省というイベントをこなしていること自体にも大きな花丸をあげたいところです。
 
 
一方、発達障害の特性を持つ孫を褒めてはくれるけれど、祖父母の対応が「惜しい!」と思うことはないでしょうか?
 
 
我が家には現在小学3年生になる自閉症スペクトラム(ASD)傾向の男の子がおります。
 
 
両家の祖父母には息子は集団生活や運動が苦手なところがあるということは話していますが、いつも肯定的な対応をしてもらっており、とても感謝しています。
 
 
 
 
息子の成長を喜び、「すごいね!」、「上手だね!」と沢山褒めてくれるのですが、帰省のたびに少し違和感を感じるようになりました。
 
 
その褒め言葉の何割が息子に届いているのだろう?
 
 
欲張りな話かもしれませんが、一言で「すごいね」で終われない、これができるまでに沢山努力をしてきたことをもっと理解してほしい!と感じていました。
 
 
さらには、せっかくの帰省で親以外の大人からも沢山褒められる機会なのだから、祖父母にももっと息子に効く褒めを実践してほしい、そう思うようになっていました。
 
 
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2.「上手だね」、「すごいね」の褒め言葉にはちょっと注意が必要

 
 
ここで少し、”褒める”ことについて触れたいと思います。
 
 
発コミュは基本的に、否定的な注目はせず肯定的な注目を増やし、褒めるということを最初に学びます。
 
 
”褒める”については、「上手だね!」、「すごいね!」などという声掛けがすぐに思いつくかと思います。
 
 
何も言わないよりはこのような声掛けがあった方がもちろん嬉しいと感じるでしょうが、一般的に結果よりも過程を褒めることがその子の自信をアップさせてやる気が継続するのに効果的であると言われています。
 
 
例えば、テストで100点を取ったとき、「100点満点を取ったなんてすごいね!頭がいいね!」と褒めるとします。
 
 
その時は嬉しく感じるとしても、子どもからすると「100点を取らないとすごくないんだ」、「99点だと頭がよくないんだ」と思ってしまう子もいるのです。
 
 
何かを頑張って良い結果を出したのに、結果を褒められることでその過程には注目されず、結果ばかりを気にするようになってしまうかもしれません。
 
 
 
 
特にこの一般的でシンプルな褒め言葉に注意が必要な子は、
 
 
・完璧主義傾向
・ネガティブな記憶を引きずりやすい
・不安が強いタイプ
 
 
と言えるでしょう。
 
 
そしてこれらは発達障害の子どもによく見られがちな特性です。
 
 
「~でなければならない」という思考になると、思うような結果が出なかったときに「もう自分はダメだ」と思ってしまいます。
 
 
また、「次は100点取れなかったらどうしよう」、「前は90点だった嫌だな…」などとネガティブな思考で凝り固まってしまうかもしれません。
 
 
ポイントは、過程に注目して褒めることです。
 
 
「何回も同じところを練習して粘り強いね」、「諦めない心がすごく育っているね」など、結果ではなく頑張っている過程に肯定の声掛けをすると効果的と言われています。
 
 
具体的にどのような褒め方をしたらいいの?と思われた方はぜひ発コミュを学んでみてください!
 
 
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3.祖父母の孫褒めが効くようになるママの対応

 
 
では話しを戻して、ASDの孫に届くような祖父母の褒めの上達を促すために私が取った対応について述べていきますね。
 
 
今後孫の発達障害の理解にも繋がり、祖父母との関係もより良くなる手段の一つであるので、ぜひ取り入れてみてほしいことです。
 
 
それは普段から孫の様子を動画や写真で送ることです。
 
 
すでにやっているよ、という方も沢山いらっしゃると思いますが、ここで「〇〇を頑張っていました!大成功でした!」とだけ送るのはもったいないのです。
 
 
ポイントは、学校行事の様子や新たにできるようになったことを連絡するときに、それまでの頑張った過程も分かるように付け加えて伝えることです。
 
 
 
 
実際に我が家では次のような連絡をしていました。
 
 
音楽発表会の動画を送るときには、
 
 
「練習始めはセリフの声が全然聞こえなかったけれど、クラスの子が一緒に練習してくれて、本番ではみんなが聞こえるくらいに大きな声で言えました!」
 
 
縄跳びが跳べるようになったという話しでは、
 
 
「1年生のときは全然跳べなかったけれど、諦めずに練習したことで今では〇〇回も跳べるようになったんですよ!」
 
 
など、どれほどこの結果を得るまでに頑張っていたのか、簡潔ですが具体的に祖父母に伝えていきました。
 
 
もちろん、大きな努力はなかったとしても本人が自信をもって成功体験だと言えるような出来事についても沢山連絡していきました。
 
 
このような連絡を定期的にしていくことで実際に会えたときには、祖父母から「前はこのくらいだったけれど今はもうこんなにできるようになったんだね!練習を沢山頑張ったんだね!」という努力の過程に対しての褒めの言葉をかけてもらえるようになりました。
 
 
こんな褒め方をしてくださいと直接的に伝えることはせずとも、このようなやり取りから自然と息子の頑張りを認めて褒めてくれるようになりました。
 
 

4.孫の写真・動画が発達障害の理解に繋がる

 
 
孫の様子を動画や写真で送ることのさらなるメリットとして、息子の発達障害の特性の理解が進んだことも大きな成果です。
 
 
どのようなことが苦手で、その苦手とどのように付き合っているのか、周りはどのようなサポートをしているのかも祖父母にシンプルに伝えていきました。
 
 
例えば、縄跳びが跳べないことについては単純に運動音痴?と思うかもしれません。
 
 
しかし、
 
 
・協調運動が特に苦手で不器用なこと
 
・動きを分解して少しずつ練習していったこと
 
・かなり時間はかかったけれど1回、2回と跳べる回数をカウントすることでやる気は損なわなかったこと
 
 
を伝えると、どのくらい練習をして頑張っているのかというイメージが湧き、褒める言葉の中でよりその過程を肯定してくれるようになりました。
 
 
 
 
また親である私や夫に対しても、「工夫して対応しているね」、「よく子どものことを見てあげているね」など、労いの言葉をかけてもらえています。
 
 
子どもを上手に肯定する大人は多い方がいい!
 
 
そして、孫の写真や動画をきっかけに祖父母との関係がより良いものになる!
 
 
少しの工夫で祖父母も褒め上手になれるママの対応をぜひ取り入れてみてください。
 
 
 
 
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執筆者:菅美結
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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