自分で決められない発達障害の小学生女子がいい子症候群を卒業する会話術

 

お子さんが自分の気持ちをはっきり言えなかったり、自分で決められない意志の弱さが見られると心配になりますよね。それっていい子症候群かもしれません。自分を出せずにいい子になるしかない子をお母さんとの会話で自分で決められる子に変えていけるんです。
 

【目次】

1.いい子症候群、聞いたことありますか?
2.いい子症候群の特徴
3.いい子症候群になる理由
4.いい子症候群を卒業する会話術
◆選択制の質問
◆貢献欲求を満たす質問
◆気持ちを引き出す質問

 
 

1.いい子症候群、聞いたことありますか?

 
 
「いい子症候群」と聞いてどんなイメージが湧きますか? 
 
 
 お勉強ができて、礼儀正しく、ルールを守るような、昔からある学級委員のイメージでしょうか。 
 
 
 女子の場合は特に大人しくて、内向的な静かな子、というイメージもあるかもしれませんね。 
 
 
 「いい子症候群」とは、自分の意見を飲み込んで言わない、言えない子どもで、自分の気持ちよりも親や周りの人が喜ぶ反応をしようとする子のことです。 
 
 
 
 子どもなのに自分の気持ちを表現するのに遠慮があるなんて、将来が心配になりませんか? 
 
 
 「手がかからなくて助かるわ」なんて思っている子が、実はいい子症候群になっていることがないか、少し気を付けてみてあげてくださいね。
 
 
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2.いい子症候群の特徴

 
 

◆自分の意見を言わない

 
 
大人から「これやりたい?」「これ欲しい?」など気持ちや意見を聞かれても、「うーん」と考えてしまったり何も言わずに黙ってしまったりします。 
 
 
または「どちらでもいい」と答えたり、曖昧です。 
 
 
 「したい」「欲しい」「やりたい」などの要求の意見を言えないのは、周囲の意見に自分を合わせることがベースになっているからです。 
 
 

 ◆「どうしたらいい?」といつも聞いてくる 

 
 
 「お母さんはどう思う?」 
 
 「お母さんはどっちがいい?」 
 
 「お母さんの好きな方でいいよ」など、行動を決めるのに周りの意見を求めます。 
 
 
 自分の決断に自信がないから、周囲により良い方を選んでほしいと判断をゆだねてしまっています。
 
 
 

 ◆お願いされたら「イヤ」と言うことがない 

 
 
 お手伝いなどお願いした時に、表情は嫌そうなのに「いいよ」「わかった」と引き受けてしまいます。 
 
 
拒否をする勇気がないのは、嫌だと言ったら何を言い返されるのか怖いという思いがあるからです。 
 
 

 ◆いつも不安そう 

 
 
 自信がないことの現れです。注意されたり叱られたりする経験から、自己肯定感が下がっています。 
 
 

3.いい子症候群になる理由

 
 
私の娘は小学5年生で自閉症傾向があります。
 
 
小3頃から何か意見をする時は声が小さく、うつむいたり自信がない様子が見られました。
 
 
また「お母さんが決めて」「どっちでもいいよ」「お母さんが好きな方でいいよ」など、自分の意見が無く、私が決めたことに従う、それでいいんだ、という様子もありました。
 
 
実はこの頃、ダウン症の妹の就学先や放課後デイサービスの検討で、私は毎日見学に行ったり情報収集したり忙しくしていました。
 
 
頭の中が次女の就学先のことでいっぱいでした。
 
 
そのため、手のかからなくなってきた長女と向き合う時間が減っていたのです。
 
 
この時期、極端に自分の意見を言わず、不安そうにしている様子が強かったので、いい子症候群の予備軍くらいになっていたと思います。
 
 
 
自分の思いや意見を親が聞いてくれない、何か言おうとすると「ごめんね、出かけないと」と言われて、自分の気持ちを飲み込んでしまう。
 
 
こんなことを繰り返していたせいだと、今では思うのです。
 
 
もし、お子さんにいい子症候群の特徴があって気になる方は、会話をする時間といい子症候群を卒業する会話術を身に付けていただきたいです。
 
 
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4.いい子症候群を卒業する会話術

 
 
まずは自分の意見を言えるようにするレッスンが必要です。
 
 
急に「私はこう思う」と自分の意見と理由を述べるようなことはできません。
 
 
スモールステップで、いま自分で決められた!という自信を積み重ねていくことが大切です。
 
 
そのためにはお母さんがお子さんとの会話に意識改革を加えてくださいね。
 
 
ポイントはお母さんの質問力です。
 
 

◆選択制の質問 

 
 

クローズドクエスチョンとも言い、子どもがYESかNOかで答えられる質問をします。

 
 
質問の内容はたわいもないことからでいいのです。
 
 
「お風呂、先に行く?」
 
「学校から何かプリント来てる?」
 
「この芸人さん好き?」
 
 
子どもとの会話を質問型にする意識をすると、「~してね」という指示型の会話にならず、子どもも悩まずに返事ができます。
 
 
クローズドクエスチョンの質問で子どもが自分で決める機会を増やしたら、次のステップです。
 

◆貢献欲求を満たす質問 

 
 
「今日の夕飯、ハンバーグにする?カレーにする?お母さん、迷ってるから娘ちゃん決めてくれる?」
 
「着ていく服を迷ってるの。この黄色い服と白い服、どっちがいいかなぁ?」

 
 
など、子どもに決めることをお願いをする質問です。
 
 
そして、子どもに決めてもらった後は必ず感謝したり、喜びの声掛けをします。
 
 
「ありがとう!これで迷わず食材の買い物にいけるわ」
 
「そうだよね、お母さんもこっちの黄色の服の方がいいかなとは思ってたんだ」
 
 
こうして「お母さんの役に立てたんだ」という貢献欲求を満たすようにします。
 
誰かの役に立てたという気持ちは大きな自信につながります
 
 

◆気持ちを引き出す質問

 
ここまできたら、あとは子どもが自分で決めて、意志を伝えられるような質問に変えていきます。
 
 
こちらはオープンクエスチョンです。状況や気持ちを話してもらう質問です。
 
 
質問は子どもが興味のあることだったり、得意な分野のことだと会話がはずみます。
 
 
「どっちのゲームが面白いの?」
 
「うーん、今はこっちにハマってるかな」
 
「このゲームはどう面白いの?」
 
「スピードがあるし、このキャラクターがかっこいいんだよ」
 
「へ~、どうかっこいいの?」
 
 
というように、質問を重ね子どもの「好き」のテリトリーに入った質問をしてみてくださいね。
 
 
子どもが答えやすいからです。
 
 
お母さんが質問をするんだと意識することで、つい出てしまう指示出しの一方的な会話を防ぐことができます。
 
 
子どもは自分が出した答えでお母さんから肯定されることで、少しずつ「自分の意見」に自信を持つことができます。
 
 
スモールステップで進めてみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:北川明希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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