ひらがなが覚えられない園児が好きを使って遊びながら覚える2つのポイント

 

年中、年長さんのお母さん、お友達がひらがなを読んでいる様子を見て、「うちの子は覚えられないのに…」と不安になったり、焦ったりしていませんか。でも、ドリルで練習させるのは逆効果。遊びの中で楽しく「ひらがなマスター」になる秘訣をご紹介します。
 

【目次】

 
 

1.年少でひらがなを読める子がいるの?

 
 
我が家には、年中になる息子がいます。
 
 
息子が年少の終わり頃、仲良しのお友達2人がひらがなが読めるということを知り、「ひらがなって年長くらいでできるようになるんじゃないの?」と驚いたことを覚えています。
 
 
少し焦りはしましたが、当時の私は、「ひらがなの読み書きは小学校に入学するまでにできるようになればいいかな」と思っていました。
 
興味を持てるようにしておこうくらいに考え、ひらがな練習ができるアプリをやらせたり、家にひらがな表を貼ってみたりしました。
 
 
でも、1ヶ月しても2ヶ月してもひらがなに興味を持つことはなく、アプリで何度か見た字も覚えていませんでした。
 
 
✓何回もやってるのに何で覚えてないの?
✓入学までに覚えられなかったらどうしよう
 
不安でいっぱいになりました。
 
 
そして、その不安イライラに変わり、「何回同じ字をやったら覚えられるの?〇〇くんと〇〇くんはひらがな読めるんだよ」とお友達と比較する言葉を息子にぶつけてしまいました。
 
 
 
 
その日以来、息子はひらがなを覚えさせようとする素振りがあると頑なに拒否し、機嫌が悪くなることが続きました。
 
 
私の一方的な働きかけに、息子はひらがなに対してネガティブな記憶ができてしまい、ひらがなが嫌いになってしまいました。
 
 
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2.ひらがなを覚えられないのはどうして?

 
 
ひらがなが覚えられないと小学校で勉強についていけないかもしれない…と心配になってくるかもしれません。
 
 
では、どうしてアプリで学習したり、ひらがな表を見たりしても覚えることができないのでしょうか?
 
 
1つ目は、そもそも、ひらがなを読むことに興味がないことです。
 
 
子どもは、駅名や車の車種など自分が好きなことなら自然と覚えていて、親の方が記憶力の良さに驚くこともありますよね。
 
 
大人も興味のないことは何回聞いても忘れてしまうので、同じです。
 
 
また、絵本はお母さんが読んでくれるし、日常生活で困ることがないため、読む必要性を感じないことも関係しています。
 
 
2つ目は、ひらがなの形が認識できないことです。
 
 
ひらがなには、「さ」と「き」、「め」と「ぬ」など似たような文字があり、違いを見分けられず覚えられません。
 
 
よく見れば分かるのに…と思うかもしれませんが、私たち大人もハングル文字を見てもなかなか覚えられないのと一緒なんです。
 
 
3つ目は音韻が分かっていないです。
 
 
例えば、「りんご」という言葉は「り」「ん」「ご」をいう3文字で構成されています。
 
 
「りんご」という言葉を話すとき、はっきり「り」「ん」「ご」とは発音しないため、話している言葉とひらがなが結びついていないんです。
 
 
そのため、「りんご」という単語は分かるけど、それが「り」「ん」「ご」という3文字から構成されていることが理解できていないことが多いのです。
 
 
 
 
では、ひらがなを嫌いになって拒否していた息子をどうやってひらがなマスターにすることができたのでしょうか?
 
 
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3.ひらがなは遊びながら覚える

 
 
それは、息子の好きと楽しいを使ったからなんです。
 
 
ポケモン好きの息子は、ひらがなマスターになるためにポケモンを使って覚えました。
 
 
そして、年中の後半3ヶ月くらいでひらがなの8割は読めるようになってきたんです。
 
 
我が家で実践したひらがなマスターになる方法をご紹介します。
 
 

◆①1日1字、大好きなポケモンで覚える

 
 
「今日からひらがなマスターになってポケモンに詳しくなろう」とポケモンの名前を使って、1日1字を覚えることを始めました。
 
 
朝、好きなポケモンを選んでもらいます。例えば「リザードンなら“り”」です。
 
 
紙に、「りざーどん」と書いて、子どもの興味を引き出すために、ネットのポケモン図鑑でタイプや特徴を調べます。
 
 
次に、選んだ文字を1日のうち園や家の中、外で「どれだけたくさん見つけるられるかゲーム」をして、インプットを増やしていきます。
 
 
字の形を覚えて、記憶して、同じ字を繰り返し見つけることで、脳に定着していきます。
 
 
そのときに、「今日は“り”という字に決めたんだから覚えられるようにたくさん見つけなさい」など一方的に押し付けるのはNGです。
 
 
子どもがやらされていると感じてしまいます。
 
 
我が家では、「今日は“リザードン”の“り”という字だったよね。“り”っていう字をたくさんゲットしてひらがなマスターになろう!」など子どもがやりたくなるような声かけをしています。
 
 
途中で「今日はやりたくない」となる日もあると思います。
 
 
そんなときは、無理しないことが大切ですが、「10個見つけたらポケモンのお菓子のプレゼントがあります」など、見つけたゲームのご褒美を用意するのも効果的です。
 
 
好きなポケモンの字を覚えて、ポケモンひらがなマスター目指してワクワクしながら覚えることができるんです。
 
 

◆②遊びのなかで記憶を作る

 
 
かるたを使って覚えた字をどんどんアウトプットしてもらいます。
 
 
子どもが読み手をやりたいと言ったら、読めない文字は飛ばしていいので、読み札の分かる文字だけ読んでもらうようにします。
 
 
終わったら、「こんなに読める字があったね!」など肯定の声かけをすることで、もっとたくさん覚えたいというやる気になってくれます。
 
 
逆に取り手を選んだら、「“リザードン”の“り”だよ」と覚えたときに使ったポケモンを伝えることで思い出してくれることもありますよ。
 
 
また、お母さんは探しているフリをして、子どもがたくさん取れるようにすることをオススメします。
 
 
探している間に、どのポケモンだったか思い出す、文字の形を思い出すなど、どんどん思い出そうとすることで、記憶の定着にもなります。
 
 
遊ぶときは、文字を覚えることに重点を置くのではなく、子どもと一緒に楽しむ気持ちでやってみてください。
 
 
また、読み聞かせをしているご家庭なら、読んだ後に「この文字、“リザードン”の”り”だね。1つ見つけた」などお母さんと一緒に文字を探すことができます。
 
 
 
 
最後に、ひらがなマスターへのポイントは、無理強いしないこと。
 
 
ひらがなは小学校1年生の授業でしっかり教えてくれるので、お母さんは、できるようになったらラッキーくらいの気持ちで、焦らず、子どもが楽しんで覚えられるようにしてください。
 
 
みなさんが、お子さんを楽しくひらがなマスターにして、不安なく小学校に送り出せるようになるといいです。
 
 
 
 
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執筆者:中井優
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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