失敗すると癇癪がひどい!10歳なのに思い通りにならないとキレる子に困っていませんか?失敗しないように先回りばかりする過干渉な親の対応が癇癪をひどくしますよ。失敗しても癇癪を起さず、成功のもとにする対応のコツをお伝えしますね!
【目次】
1.失敗すると癇癪!思い通りにならないと怒る子に困っていませんか?
2.過干渉なママの対応が癇癪をひどくする!?
3.失敗すると癇癪を起こす子が落ち着く!対応のコツ
4.過干渉を手放すと癇癪が落ち着きました
1.失敗すると癇癪!思い通りにならないと怒る子に困っていませんか?
・工作で思い通りに作れなかった!
・ゲームで負けた!
・絵がイメージ通りに描けなかった!
このように失敗すると些細なことで癇癪を起こす子に困っていませんか?
10歳なのに、思い通りならないとキレる子にイライラしていませんか?
特に発達障害グレーゾーンの子は、失敗したと感じたときに癇癪を起こしてしまう子が多いですね。
一度癇癪を起こすと激しく、なかなか落ち着かない子も多いので、癇癪を起こさせないようにヒヤヒヤしているママも多いのではないでしょうか。
・癇癪を起こしそうな場面は極力避けるようにしなければいけない
・失敗が嫌いなので成功させて自信を付けてあげないといけない
と思ってはいませんか?
実は私がそうでした。
当時小学5年生だった私の娘は自閉症でこだわりが強く、些細なことで怒る、失敗が嫌いな子でした。
娘は長時間に及ぶ癇癪を起こすことが多かったので、私は癇癪が恐く、失敗しないように先回りばかりしていました。
・ダメダメ!こうしないと失敗するよ!
・この方が上手くいくよ!
・ここはママがするね!
絶対に失敗させないようにと、口出し手出し指示出しばかりしていました。
しかしいくら私が頑張っても癇癪はなくなりませんでした。なぜなら、
・想定外のことで怒る!
・良かれと思ったアドバイスで余計に怒る!
・上手にできているように見えるけど本人は納得がいかず怒る!
気を付けても気を付けても、どこかで癇癪が起きてしまうのです。
このようにいくら気を付けても、癇癪を起こしてしまう!だからと言って見守っていると、失敗して癇癪を起こしてしまう!
10歳にもなって思い通りにならないと怒る子に、いったいどう対応すればいいのでしょうか?
2. 過干渉なママの対応が癇癪をひどくする!?
もちろん癇癪を起さないように避けたり準備をして環境を整えること、予防することは必要です。
しかし子どもの失敗を恐れ、ママの余計なひと言が増えたり、余計な手出しが増えると、逆に癇癪の原因を作ってしまいますよ!つまりママの過干渉が癇癪をひどくしてしまうのです。
例えば、
・子どもが話す前に親の意見を伝えてしまう。
・子どもの話を遮って先に手助けをする。
・子どもの意見を否定して、親の意見を押し付ける。
・問題やできていないことばかりを指摘する。
思い当たることはありませんか?このような対応は過干渉になります。
ママは子どもの事が心配で、子どものために良かれと思って言っていることが多いですよね。ですから知らず知らずのうちに過干渉になっている方も多いのですよ!
特に過干渉で育ったママは自分が言われてきたことをまた子に伝えてしまう傾向があります。
何の疑いもなく、過干渉な関わりをしている可能性があるのです。
しかしこのような過干渉が続くと子どもはどうなるのでしょうか。
・自分に自信が持てなくなる
・無気力になる
・反抗的になる
と言われています。
例えば子どもが工作中に失敗しそうになった時、
「こうやってしないと失敗するよ!」
「だめだめ!こうだよ!この方がいいよ!」
「イライラしたら失敗するよ!」
このような声かけをしていませんか?
子どもがアドバイスを求めているのであればママの意見を伝えてあげる必要がありますが、求めてもないのにアレコレと口出しするのは過干渉になりますよ。
こういった口出しに対して、子どもはうるさいなと感じつつも、あれ?間違っているのかな?と不安を感じたり自信をなくしてしまいがちです。そしてその不安がイライラを助長しやすくなります。
このイライラしている状況で、さらにママの余計な一言が入るとキャパオーバーになり、「失敗したのはママのせいだー!」と怒り出してしまうのです。
つまり自分のしていること指摘されたり、イライラしている気持ちを理解してもらえない感じると、癇癪につながってしまうのです。
ママの過干渉な関りが子どもの癇癪をひどくする原因になるのも分かりますよね!
それではいったい、失敗すると癇癪を起こす、思い通りにならないとキレる子供にどう対応をすれば良いのでしょうか?
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3.失敗すると癇癪を起こす子が落ち着く!対応のコツ
前提として、まず過干渉な対応を封印しましょう!
しかしそれだけでは、やはり失敗した時の癇癪を完全になくすことはできません。そこで大事になるのが、失敗後のママの対応です。
以下に、失敗しても癇癪を起こさせない!失敗を成功のもとにするコツをお伝えしますね。
◆①失敗した気持ちに共感する
失敗したときは、ありのままを受け入れます。
子どもがイライラして良くない発言をするかも知れませんが、そこは怒らず一旦全て受け止めましょう。
また焦って、
「大丈夫大丈夫!こうしたら?」
「こっちの方がいいんじゃない?」
とすぐに提案をするのではなく、失敗してくやしい気持ちや最悪だという気持ちを受け止め共感し、次に発する子どもの言葉を待ちましょう。
早く機嫌を直させたい一心で、その場を早くおさめようと頑張れば頑張るほど、子どもを刺激してしまいます。
また気持ちを分かって貰えないと感じた子どもはイライラが増し、癇癪を悪化させることになってしまいます。
しばらく機嫌が悪くても感情に巻き込まれず、共感して待ってあげて下さいね。気持ちを分かって貰えたと分かれば、子どもは落ち着いてきますよ。
◆②できている所を褒める
気持ちが落ち着いたらまず落ち着けたことを褒めましょう!
そのうえで、できている所を褒めます。失敗した部分ではなく別のできている所を褒めます。
「こっちの字のこのハネは最高だね!」など、具体的に伝えます。本人が嫌がれば別の部分を褒めます。
例えばその後にお菓子を食べたなら、「あの後食べたお菓子、美味しかったね!ナイスチョイスだったよね!」と少し離れた部分を褒めても大丈夫です。
すると失敗と思っていたできごとも、なんだかんだ楽しかった!成功!という記憶に上書きされます。
こうして、まずは気持ちを受け止め共感し落ち着いたら出来ている所を褒めます。
そうすると失敗を受け入れる心の余裕ができて、次はこうしようと考える力と挑戦心が戻ってきます。
アドバイスをするのであればこの時です!興奮している時には入らなかったことも、落ち着いてからであれば、人の意見を聞き入れる余裕もでてきますよ。
4.過干渉を手放すと癇癪が落ち着きました
いかがでしたか?
私は余計な口出しをする過干渉な関りをやめて、子どもを見守るようにしました。
そして失敗しても気持ちを受け止め、できているところまでを褒め、失敗を成功の記憶に残すようにしました。
その結果、失敗するとすぐに癇癪を起こしていた娘はほとんど癇癪を起こさなくなりました。
私も失敗しても必ず成功の記憶に残し、次へつなげる事ができるという自信ができたので失敗を恐れなくなりました。
子どもが失敗する姿を見たくないし、子どもに成功させてあげたい気持ちは分かりますが、どれだけ配慮してもどこかで失敗は起こります。
ですからまずはママが過干渉を手放し、子どもを信じて見守りましょう!たとえ失敗しても、その後の関り方を変えると大丈夫ですからね!
怒りっぽく失敗すると癇癪がひどい子も落ち着きますよ!もう失敗に怯える日々は終わりにしましょう!
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執筆者:優木はるこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)