発達障害グレーゾーンの行動の遅い子どもがサッとお手伝いしてくれるようになった対応

 

発達障害・グレーゾーンの子どもは体を動かすことに不器用さがあります。そのため行動が遅く、お手伝いを頼んでも失敗してしまうことはありませんか。お家で楽しく活動量を上げることで、お手伝いが成功体験になり、良いループが生まれることがあります。
 

目次

 

1、発達障害グレーゾーンの息子はお手伝いが失敗体験になっていた

 
 
我が家の息子は診断はついていませんが、発達障害グレーゾーンの傾向があります。
 
 
行動が遅く、いつもぼんやりしている印象を与えます。
 
 
小学校に入ると「お手伝いをしましょう、お手伝いをさせてください」という学校からの連絡がよくありました。
 
 
そこで何かお手伝いを頼むのですが、息子は「ええー!」「面倒くさい!」「お母さんがやったらいい!」といつも拒否していました。
 
 
 
 
長期休みには必ず「お手伝い表」が宿題として出されます。
 
 
そうなるとさすがの息子もやらざるを得ない様子で、私と一緒にお手伝いの項目を決めることができました。
 
 
玄関の掃除や、テーブル拭きなどでした。
 
 
しかし実際にやってみると、なかなか上手くいきません。
 
 
例えば玄関の掃除では、右手はほうきで掃く。
 
 
左手はチリトリを持ってゴミを溜める動作をします。
 
 
すると、ほうきで掃いているうちに、左手への意識がおざなりになってしまい、チリトリに溜めたゴミがパラパラと落ちて、せっかく集めたゴミがまた床に広がるのでした。
 
 
またテーブル拭きでは、布巾をしっかり絞れないために、せっかく拭いてもテーブルが水でベチャベチャになっているのでした。
 
 
これらが息子に失敗体験となり、
 
「どうせオレなんかやってもムダ」
「オレにはできない」
 
 
と一切やってくれなくなってしまいました。
 
 
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2.子どもの行動が遅く、不器用な理由

 
 
発達障害グレーゾーンの特性を持つ子どもの中には、運動の発達がゆっくりなタイプの子や、協調運動が苦手なために身体の使い方が不器用な子がいます。
 
 
協調運動とは、手と手、目と手、手と足など、別々の箇所を同時に動かすことです。
 
 
それには、スキップやダンス、縄跳びなど、身体をダイナミックに動かす「粗大運動」や、ボタンを留める動作や紐結び、書字などの「微細運動」があります。
 
 
この動きに極端な不器用さがみられると、発達性協調運動障害(DCD)という診断がつくこともあります。
 
 
協調運動に苦手さがある子どもは、身体を動かすことが思うようにいかず、運動が嫌いになりやすい傾向があるのです。
 
 
ですが、発達の特性を持つ子には特に「運動」は大事!
 
 
 
 
なぜかというと、運動機能が発達すると脳の機能全体も発達するからです。
 
 
運動することは脳の発達の基盤となるのです。
 
 
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3.行動が遅い発達障害の子どもの特性に合わせた対応

 
 
そこで我が家では、お家で親子で楽しく体を動かすことをしました。
 
 
その例は、手足を使ったジャンケンや片脚立ち相撲、馬跳び競走などです。
 
 
親子で勝負を競うことで、より楽しんで行えました。
 
 
また、息子は本が大好きなのですが、これまでは車で行っていた図書館や書店まで歩いて行くようにしました。
 
 
そして、その近くの公園で遊んだりして、活動量を増やしました。
 
 
その時は、「今日はいっぱい歩けたね!」「こんなに歩けるなんてすごいよ!」「公園で一緒に遊べて、お母さんも楽しかったな」とたくさん褒めるようにしました。
 
 
 
 
これを始めて3日目、夕方私が仕事から帰宅すると、なんと息子が布団を敷いてくれているじゃありませんか!
 
 
「敷いといたよ」と少しはにかんでいる息子に、私は驚きと嬉しさで「ありがとう!」と伝えました。
 
 
すると翌日は、台所から水の入った重たいタンクを、浴室まで運んでくれるようにもなったのです。
 
 
そしてタイマーが鳴るたびにお湯を止めたり、たし湯ボタンやら追い焚きボタンを押しに行ってくれたり…。
 
 
家の中を小走りですばやく動き回るようになったんです。
 
 
私は「サンキュー!」「助かるよ!」と毎回感謝の言葉をかけています。
 
 
そしてこれは毎日続いています。
 
 
行動の遅い息子だったのに、いつの間にかサッとお手伝いしてくれるようになったのです。
 
 
ある時、私に言われて嬉しい言葉は何か?を尋ねると、息子は「サンキュー」と答えました。
 
 
それは息子が、自分がしたことに対して感謝をされることに喜びを感じている、という表れでした。
 
 
私は、息子に貢献欲求が上がったことを知りました。
 
 
運動したことで動きやすい体になるとお手伝いをしてくれる。
 
 
そこで私に褒められると、嬉しくてさらにお手伝いをする、という、良いループが生まれています。
 
 
これからも、息子の好きと絡めて、親子で楽しく体を動かしていきたいです。
 
 
 
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執筆者:長野 愛
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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