子育ての正解がわからない!先生やカウンセラーに相談しても解決しない…子育てに正解はないの!?と悩んでいませんか?発達障害や不登校が増えている今、子育ては学ぶ時代です。もう知識不足で子育てが辛い状況は卒業し、我が子の専門家になりましょう。
【目次】
1.子育ての正解がわからない…
2.子育てに正解はないの?知識不足で二次障害に…
3.子育てを学ぶ!母親だからこそできること
4.先生やカウンセラーと協力して子育てしよう!
1.子育ての正解がわからない…
夏休みが終わり、いよいよ2学期も始まりますね。
親子でなんとか駆け抜けた1学期、一生懸命頑張っていたお子さんは、夏休みを満喫して心の充電ができたでしょうか?
2学期には、たくさんの行事もあり、子どもにとって頑張りどころですよね…
そんな2学期には、様々なお悩みが増えてくると思います。
・学校に行きたくないと言い出す子
・学校でトラブルを起こしてくる子
・帰宅後の宿題で癇癪を起こす子
このような場合、大体の方が自分では正解がわからないために、学校の先生やスクールカウンセラーに相談することになると思います。
これまでたくさんの生徒を見てきた先生やスクールカウンセラーに相談して対処すれば、きっと間違ってはいないはずだと、アドバイスされたことを実践・継続してしまうことも多いのではないしょうか?
それは、当然のことだと思います。なぜなら、自分では子育ての正解がわからないからです。
・ご自身が仕事の関係で、教育や発達支援に携わっている
・学生時代に、教育や発達支援について学んだことがある
・お子さんに兄や姉がいて、すでに解決した経験がある
このような場合には、ご自身で困りごとに合った対応が考えられるのかもしれません。
しかしそれ以外の場合は、子育てに関して知識不足で正解がわからない自分より、先生やスクールカウンセラーのアドバイスの方が正しいはず!と対応してしまうのは無理もないことだと思います。
2.子育てに正解はないの?知識不足で二次障害に…
私も、子育てに関しての知識不足が原因で、様々なトラブルへの対応に頭を悩ませていました。
当時、小学1年生だった息子は、入学して3日目から登校渋りが始まりました。
「学校に行きたくない」と言われた時、お休みや早退をして家にいる時の過ごし方や子どもへの接し方など、正解がわからないことでいつも悩んでいました。
登校渋りが始まったとき、小学校の先生から
「とりあえず学校まで連れてきていただければ、こちらで対応できます。こちらとしては連れてきてもらえないと何もできないので、お母さんも大変だとは思いますが、連れて来ていただけると助かります」
と、お願いされていました。
また、登下校の見守りをしてくださっているボランティアの方々にも、
「よくあることだから心配しないで大丈夫、そのうち慣れるから」
と声をかけていただきました。
子育てに関して知識不足だった私は、先生や周りの方々の言うことに、何の疑問も抱くことなく対応していきました。
そして、先生や周りの方々に言われるままに対応を続けたところ、子どもの「学校行きたくない!」は、改善しないどころか、どんどん悪化していったのです。
学校の先生からは、スクールカウンセラーや教育センターの相談を利用することを提案され、すぐに相談に行き、アドバイスもしっかり聞いて対応していきました。
しかし、先生、スクールカウンセラー、教育センターの相談員、色々な人に相談して対応したにも関わらず、暴言暴力も出てくるなどの二次障害になってしまったのです。
私は、子育ての正解がわからない!子育てに正解はないの?と、いつも正解を探し求めていました。
幼稚園の頃、息子は”素直で明るくルールを守ることができる子”でした。
素直で優しかった息子が、二次障害になり、別人のように攻撃性が増している姿を見て、今のスクールカウンセラーや先生から教わった対応は息子には合っていない!これは正解ではない!
このままの対応で、二次障害を悪化させてはいけない!と思いました。
よく考えてみると、スクールカウンセラーは、二次障害になり、常に戦闘態勢になっている息子しか見たことがありません。
スクールカウンセラーから見た息子は最初から、”ルールを守れない、反抗的で攻撃的な子”だったのです。
学校の先生は勉強を教えるプロ、スクールカウンセラーは心理学のプロであって、子育てや発達支援のプロではありません。
その時に初めて、このまま周りに頼ってばかりでは、子育ての正解なんてわからない!
息子を二次障害から救ってあげられるのは、現在の息子しか知らない先生や、たまにしか会うこともないスクールカウンセラーではない!
いつも一番近くで、我が子を見てきた自分だと気付いたんです。
3.子育てを学ぶ!母親だからこそできること
自分の子育ての正解は、自分にしかわからないと悟り、私自身が息子に合った子育てを学ぶことを決めました。
一刻も早く正解を知りたくて、毎日ネット検索を繰り返し、子育てを学べる場所を探しました。
そしてたどり着いたのが『発達科学コミュニケーション』創始者の吉野加容子先生の著書”【発達障害とグレーソーン】子どもの未来を変えるお母さんの教室”でした。
この本を読むことで、発達障害やグレーゾーンとはどんなものなのか?
その基本的な知識と、具体的な子どもへの対応がわかりました。
そこで、自分がしてきた子育て・対応がことごとく間違っていたことに気付かされました。
それからは本の中で紹介されていた、”発達科学コミュニケーション”を意識して、対応を変えていったところ、二次障害に陥った息子の反抗心が薄れてきたような感覚がありました。
その感覚は間違いではなかったようで、義母も息子に少し話しかけただけで、「うるせえ!」と言われるようになっていましたが、最近は息子の方から義母に話しかけてくれるようになったと喜んでいたのです。
その変化によって、この本に書いてあることは信用できる!これが私が探していた子育ての正解!
二次障害になって、別人のように変わってしまった息子を救えるのは、この発達科学コミュニケーションに違いないと思い、講座の受講を決めました。
そして、脳科学に基づいた子育てを学ぶことで、子育ての正解は子どもによって違うことを知ったのです。
講座を受け終わった時には、我が子に合った対応も自分で考え、実践できるようになりました。
その結果、一番困っていた息子の家族への暴力が治まり、キレやすさも改善していきました。
そして少しずつ、本来の素直さが戻ってきました。
息子の変化によって、自分の子育てに自信が付き、先生やスクールカウンセラーからもアドバイスをもらうのではなく、自分の意見を持ったうえで、対等に話ができるようになったのです。
4.先生やカウンセラーと協力して子育てしよう!
カウンセリングが信用できないと思って、自ら子育てを学んだのに、わざわざ時間を割いて、スクールカウンセラーの相談に行く意味があるのでしょうか?
正直、迷いますよね。
ですが、スクールカウンセラーの相談に行く意味は他にもあるんです。
スクールカウンセラーは、その地域の教育に関する情報を持っているので、情報提供をしてくれたり、教育センターや先生方とも連携してくれたりします。
実際に私も、スクールカウンセラーから、「お母さんはご自身で学ばれて、お子さんに対応できているようなので、私の方では学校との連携などで、力になれることはありますか?」と言っていただきました。
それからは、私は近況報告をして、情報を提供してもらう。そして、学校との連携をお願いするようになりました。
自分が子育てを学んでいるからといって、先生やスクールカウンセラーの協力が必要ないわけではありません。
自分にできることにも、限界がありますよね。
もし、子どもが再登校したいと思った時に、学校で対応してくれる先生やスクールカウンセラーとも連携して、一緒に子どもをサポートできるような関係にしておく必要があります。
いかかでしたか?
今後のママの考動が、これからの子どもの未来を変えていくのです!
私が子育てを学ぶ前に、不安でしかたがなかったのは、知識不足だったからです。
今、子育ての正解がわからず、不安でいっぱい!どうしていいかわからない…
そんな風に悩んでいる方には、”自分が子育てを学ぶ”という選択肢を全力でおすすめします!
自分が学び、子育ての軸を手にすると、我が子に合った対応ができるようになり、とても気持ちが楽になりますよ。
子育ては学ぶ時代です!子育てを”辛い”から“楽しい”に変えてみませんか?
執筆者:なかむらあゆみ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)