落ち着きがないのは「感覚探求」のせい?子育てがもっと楽しくなる親子のコミュニケーションの秘密

 

発達凸凹キッズのなかには、人と違う感覚特性を抱えて困っている子もいます。子どもがそわそわ落ち着かないのは感覚探求のせいかもしれません。子どもの行動が理解できると、困りごとへのイライラが減り、子育てがもっと楽しくなりますよ。
 

【目次】

1.落ち着きがないのはなぜ?感覚特性からくる子どもの行動に困っていませんか?
2.感覚特性のひとつ「感覚探求」とは?
3.親子のコミュニケーションで子育てはもっと楽しくなる!
①特性を理解する
②会話で感情を育む

 
 

1.落ち着きがないのはなぜ?感覚特性からくる子どもの行動に困っていませんか?

 
 
発達凸凹キッズの行動に「どうしてそんなことするの?」と思ったことはありませんか?
 
 
わが家には発達障害・グレーゾーンで感覚過敏・感覚探求の特性を持つ娘がいます。
 
 
小さいときから好奇心旺盛で、何にでも興味を示す子でした。
 
 
お店に行くと飛び跳ねながらひとりで走っていき、いろんな商品を次から次へと触っていきます。
 
 
最後には疲れて癇癪を起こす娘の対応に手いっぱい。
 
 
買い物どころではなくなり、私がイライラして帰ることがよくありました。
 
 
 
 
なんでも触りたがる一方で、泥のベタベタや砂のザラザラした感触が嫌いで、保育園では外遊びを嫌がり、室内でひとりで遊ぶことを好んでいました。
 
 
また、力加減がわからず物を壊すこともしょっちゅう!
 
 
落ち着きのない理由が分からず、「もしかして不注意や多動の傾向?」と心配になりネットで検索を繰り返していました。
 
 
何となく発達凸凹を感じてはいたものの、感覚特性、特に鈍感さからくる感覚探求だとは思ってもいませんでした。
 
 
私が初めて娘の感覚探求を知ったのは、小児科医で発達科学コミュニケーション・トレーナーでもある森博子さんの「ママカルテ」でした。
 
 
 
 
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2.感覚特性のひとつ「感覚探求」とは?

 
 
感覚は目や耳、鼻、口、皮膚などで感じたことが脳に伝わり、いい匂い・きらいな音など判断しています。
 
 
感じ方は人それぞれで、どんな感覚が好きで嫌いかはひとり一人違います。
 
 
感覚には五感のほかにも
 
 
固有覚…筋肉や関節から伝わる感覚。力加減や姿勢を保つ。
 
前庭覚…体の傾き、回転、スピードを感じて、身体の動きを調整する。
 
 
という感覚があり、触覚・固有覚・前庭覚の3つは発達の土台となる感覚です。
 
 
 
 
 
発達障害の人の中には感覚に対して敏感すぎたり、その逆に鈍感すぎることで、日常生活に困難を抱えていることがあります。
 
 
この感覚の偏りは感覚過敏、感覚回避、感覚鈍麻、感覚探求の4つのパターンに分けることができます。
 
 
感覚の偏りは、脳の感覚を処理する部分の発達が未熟なことからきます。
 
 
いろいろなものを次々と触って歩く行動は「感覚探求」と呼ばれ、感覚に対する反応が弱いために起きます。
 
 
刺激を正しく受け取る力が弱いので、強い刺激を求めて探しまわり、落ち着きのない印象を与えてしまうことがあります。
 
 
感覚探求のある子どもは、
 
 
・授業中など静かにする場面でも身体を揺らしたり、じっとしていられない
 
・食事中に立ち歩く
 
跳びまわったり、激しい行動をする
 
高いところに登りたがる
 
 
といった、刺激を求めるような行動があり、一見、注意欠陥多動性障害(ADHD)の多動や不注意のように見えてしまうこともあります。
 
 
そんな子どもの動きにばかり注目してしまうと、「走らないで!なんでも触らないで!もっと落ち着いて!」とイライラしてしまうのではないでしょうか。
 
 
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3.親子のコミュニケーションで子育てはもっと楽しくなる!

 
 
ママがイライラするのではなく、コミュニケーションで感覚に関する問題を解消する方法があるのでご紹介しますね。
 
 

◆①特性を理解する

 
 
ママのイライラが子どもに伝わると子どもは不安になります。
 
 
不安やストレスを感じると感覚特性が強くなることがあるので、落ち着くどころかもっとひどくなることも。
 
 
イライラはママにも子どもにもメリットはありません。
 
 
そして探求行動は本人に今必要な行動で、感覚を育てていると理解することがポイントです。
 
 
私自身、娘が「今ザラザラをインプットしているんだな!」と理解すると、不思議とおおらかに見守ることができました。
 
 
ただし、強い刺激をどんどん求め続けてしまうことがあるので、気になるときは叱ったり指摘したりせずに、他の楽しそうな活動に誘ってみてください。
 
 
穏やかな時間が長ければ長いほど、子どもの脳に言葉が届きやすくなります。
 
 

◆②会話で感情を育む

 
 
感覚探求で何でも触りたい子には、制限の少なくて済む外遊びがおすすめです。
 
 
無限の刺激を見つけられるのは何と言っても自然の中ではないでしょうか。
 
 
 
 
外が苦手な子ももちろん室内で様々な刺激を味わうことができます。
 
 
感覚特性を落ち着かせるための感覚統合のトレーニングは、お家でできるものもいろいろあります。
 
 
たくさんのものに触れ、たくさんの刺激を味わうことで発達が促されます。
 
 
大切なのは、子どもが今何を感じているのか?ぜひ親子で会話をしてみてくださいね。
 
 
オススメは、質問攻めにせず、ママの気持ちも伝えながら、ひとつのキーワードを深める会話です!
 
 
例えば石けんの泡で楽しく遊ぶことができたら、触感の好き嫌いだけでなく
 
 
「泡って、生クリームに似てるね!どう思う?」
 
「生クリームで遊べるとしたら、何してみたい?」
 
 
と、ひとつの話題でどんどん展開を楽しんでみてください。
 
 
大人の思いもよらない発想が聞けるだけでなく、言葉の力が育っていきます。
 
 
うまく言葉にできない子には、「ふわふわして気持ちよかったのかな?それともしゅわしゅわが楽しかったのかな?」など、子どもの感情を言葉にする手助けをしてあげてください。
 
 
自分の気持ちをいろんな言葉にできるようになると、感覚特性や感情のコントロールもできるようになってきます。
 
 
小4になったわが家の娘の感覚探求は、今では困りごとではなく不思議を感じる探求のアンテナにグレードアップしていますよ。
 
 
 
 
楽しい子育てをしたい方におすすめです!

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執筆者:本田ひかり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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