友達の輪に入れない子どものコミュニケーションを楽しむ力の育て方

 

友達の輪に入れない、友達ができないなど友達関係の心配がある子どもはコミュニケーションが楽しいものと思えていないかもしれません。まずは親子でコミュニケーションって楽しい!と思える土台作りから始めましょう。
 

【目次】

1.友達の輪に入れない子のコミュニケーションの課題
2.子どもの発達段階によっては焦らなくても大丈夫!
3.コミュニケーションはポジティブなものと思えている?
4.子どもがコミュニケーションって楽しい!と思うようになるお母さんの関わり

 
 

1.友達の輪に入れない子のコミュニケーションの課題

 
 
友達の輪から外れやすいと聞いて、ドキッとしたお母さんも多いのではないでしょうか。
 
 
参観日や公園で子どもの様子を見ていると、上手く友達とやり取りできていなかったり、1人で遊び始めたり、そんな光景を目にすると気が気じゃなくなりますよね。
 
 
 
 
集団生活の中での子どもの友達関係のお悩み、心配事というと多岐に渡りますが、大きく分けて2つのパターンに分けられます。
 
 
1つ目が、思い通りにしたくてちょっと言い過ぎてしまう、声が大きい、手が出てしまう、乱暴になてしまう、偉そうに命令してしまうなど。
 
 
結果としてコミュニケーションで相手に圧をかけてしまうことで、友達トラブルに発展しやすいというパターン。
 
 
2つ目が、自分の気持ちが言えない、口を挟むタイミングがつかめない、嫌なことを言われてもされてもやめてが言えない、圧倒されてしまうなど。
 
 
結果としてコミュニケーションを自分から取れずに、 友達の輪に入れない、友達関係が深まらない、築けない、上辺だけになってしまう、相手に振り回されてしまうというパターン。
 
 
どちらのパターンもコミュニケーションに課題があると言えますよね。
 
 
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2.子どもの発達段階によっては焦らなくても大丈夫!

 
 
お友達ともっとコミュニケーションを取って、楽しく遊んでほしい!と思うのは自然なことなのです。
 
 
もしお子さんが年少さん、年中さんで友達とうまく関われないと悩んでいるお母さんは焦らないでください。
 
 
お子さんがまだ友達との関係を築いていく段階に入っていないと言えます。
 
 
お友達とおもちゃの共有ができないとか、言いたいことが言えなくて言いなりになってるなど、うまくいかないことはまだお互いに難しいんだな、と捉えて大丈夫です。
 
 
子どもは一般的に次のような遊びの段階を踏みながら発達していきます。
 
 
他の子どもと関わることはなく、自分の遊びに熱中する一人遊び
同じ遊びはしないが、他の子どもが遊ぶ様子を観察はする
子ども同士の関わりはないけれど、皆で同じ遊びをしている
それぞれの目的が違ったりしているが、同じ遊びをしていて道具の貸し借りもできる
子ども同士で一緒に遊びながら役割分担をしたり、ルールのある遊びができる
 
 
 
 
まだ一人遊びの段階にいるのに、いきなり道具の貸し借りをしようと教えても難しいのです。
 
 
まずは、お母さんと子どものコミュニケーションをたくさん楽しんでいくことが大切です。
 
 
年長さん、小学校低学年以上のお子さんは少しずつ友達の関係性を広げていくステップに入っていますが、それでもまだまだうまくいかないことも多いです。
 
 
大人が友達との関係性の状態を把握して、場合によっては仲介も必要な時もあると思っていて大丈夫です。
 
 

3.コミュニケーションはポジティブなものと思えている?

 
 
友達関係の課題は脳が育つことで、少しずつ和らげていくことができるのですが、いきなりコミュニケーションの課題を解消しようとしてアプローチするとうまくいかないんです。
 
 
なぜかと言うと、コミュニケーションについて教えたいと思っているお母さんと子どもとのコミュニケーションがそもそもうまくいっていなければ、子どもに教えたいことが伝わらないからです。
 
 
お母さんがこうするんだよと教えても、子どものやる気に繋がっていない、成果にも繋がらない状態なのです。
 
 
例えば、コミュニケーションの第一歩は挨拶と言われますよね。
 
 
朝、門のところで子どもたちを迎えてくれている園長先生や校長先生に「おはようございます!って挨拶するんだよ」と言っていませんか?
 
 
挨拶はされたら返すものと思っているので、このように教えますよね。
 
 
けれど、なかなかできるようにはならない。言われたらやるけれど、挨拶習慣が身に着く気配がない。
 
 
それは、子どもがどうやってやればいいのかよく分かっていないし、挨拶をしたいという気持ちにもなれていないからなのです。
 
 
つまり、お母さんの伝えたいことは伝わっていないし、子どもの意欲にも繋がっていない状態なのです。
 
 
 
 
この現象を脳科学的にみていくと、聞きたい話をしてくれる人の話しかキャッチしない、自分のことを肯定的にみてくれる人のアドバイスしか受け取らない、ということが脳の反応として起きています。
 
 
ですので、コミュニケーションに関わらず本人が自発的にやりたい!と思うこと以外で、お母さんが子どもの意欲を引き出せるような関係性が築けているかどうか?というところが大切なのです。
 
 
それが、子どものコミュニケーションの力を伸ばすファーストステップとなっていきます。
 
 
そしてその先に、兄弟やお父さんとの関係、友達との関係の構築があるのです。
 
 
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4.子どもがコミュニケーションって楽しい!と思うようになるお母さんの関わり

 
 
上でお伝えしてきた通り、友達の輪に入れない、友達とのやり取りに難しさがあるならば、友達とのやり取りの仕方を教える云々の前にやることがあります。
 
 
それは、まずお母さんと子どものコミュニケーションを活発にして、人と関わるのって楽しいことなんだ!と子どもが思えることからがスタートになります。
 
 
・子どもの好きなことに関する話題を出す
 
・子どもの好きな遊び・もの・ゲーム・YouTubeなどについて沢山会話をする
 
・指示ではない会話を子どもと毎日する時間を取る
 
・感情的にならずに子どもと会話をする
 
・子どもの考えや感じ方が自分と違ったとしても否定せずに聞く
 
 
など、子どもがコミュニケーションを取りたい!というの意欲が引き出せるような声かけ・対応をしていきましょう。
 
 
 
 
お母さんがこのような関わりを子どもとしていくことで、人と話すのって楽しい!分かってくれた!とコミュニケーションがポジティブなものだと認識していけるのです。
 
 
コミュニケーション力がついてくるのは大人になってからがゴールです。
 
 
そこに向けて子どもたちは少しずつ成長している段階です。
 
 
色々なスキル、処世術をマスターすることではなく、まずはコミュニケーションって楽しいな!という成功体験を沢山つめるようサポートしていきましょう!
 
 
 
 
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執筆者:はら しおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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