発達障害ADHDの子どもは家で癇癪を起こしやすく、集団生活のストレスが大きい原因です。前向きに捉え、感情に飲まれずに気持ちを切り替える手助けとしてご家庭で療育をしてあげましょう。
【目次】
1.幼稚園ではいい子、家では癇癪
2.発達障害ADHDの子どもが家だけで癇癪を起こす原因
3.おうちでできる成功体験を積ませる療育法
1.幼稚園でいい子、家では癇癪…一体なぜ?
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)は、幼児期から様々な挙動で現れることがあります。
幼稚園ではいい子だけど、家で荒れて大変な子が多いです。
帰宅するとちょっとしたことでイライラして、お母さんやきょうだいに八つ当たりしたり癇癪を起してしまう。
テレビやYouTubeでストレス発散!
お子さんのそんな様子を見て不安になったりしていませんか?
我が家の4・5歳のADHDタイプの兄弟たちも複雑な感情が増えていく時期に差し掛かり、
・集団行動での自信がもてない
・成功体験が積めない
という状況に困っていました。
実は、発達障害の有無にかかわらず、ママが子どもへの対応をいつもと別の対応に変えると、子どもの癇癪がスッと落ち着くことがあるのです。
2.発達障害・ADHDの子どもが家だけで癇癪を起こす原因
嫌なこと、疲れ、眠気、痛みなど
↓
癇癪
とあらゆる要因が癇癪に繋がっている可能性があります。
癇癪が脳の癖になってしまい、帰ってから家で荒れてしまい、家族にぶつけることでしか解消できなくなってしまうのです。
◆親の対応に左右されている可能性
親の反応が一貫していない場合や、過度に厳しい場合、子どもはどのように行動すべきか分からず、癇癪を起こすことがあります。
また、親がストレスを感じていると、その感情が子どもにも伝わります。これも癇癪の原因になることがあります。
◆感情コントロールの難しさ
ADHDの子どもは、自分の感情や行動を調整するのが難しいことが多いです。
家ではリラックスしているため、そのコントロールがさらに難しくなることがあります。
3.おうちでできる成功体験を積ませる療育法
◆前向きに捉えてスルーしましょう
子どもが怒ったり癇癪を起こしたりしたときは、「一生懸命いろんな感情と向き合ってるんだな」と前向きにとらえて、スルーして待ってみましょう。
スルーの最中否定的な注目(ため息をつく、眉をひそめる、怒りのオーラを出すなど)をしてしまわないように、
家事をしたり・次にやることの準備をするなどして感情をコントロールし、平静な態度をキープします。
◆落ち着いたら、必ず褒める
子どもが落ち着きを取り戻し始めたら、「自分で落ち着いたんだね」と必ず褒めてください。落ち着けばママが褒めてくれることを知れば、癇癪の時間は短くなっていきます。
話し始めたら否定せずに「そうだったんだね」と気持ちに共感しましょう
ママの感情も落ち着かせてお子さんと接するようにしてみましょう!
スルーしっ放しで、子どもに何も声かけをしないのは、絶対NGです!
◆ママの感情も落ち着かせてお子さんと接するようにしてみましょう!
・深呼吸
・おへその下に力入れる
・足に根っこが生えたような感覚
落ち着かせる習慣を身に付けよう!
何度も繰り返すうちに感情コントロールする力が身についてきます。
ママが落ち着いて行動できるとお子さんも落ち着いて行動できるようになります。
ADHDタイプの子育てには周りの大人の考え方や捉え方を変えてあげることも大切です。
困りごとも本当は強みが隠れているかもしれません。
親子ともに変化・成長していくことができますよ!
また、エジソンの卵であるADHDキッズの脳を楽しく伸ばしてあげてママも楽しくなれる方法をこちらの無料電子書籍でもお伝えしています。
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執筆者:多良 みのり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)