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発達障害、グレーゾーンの子どもの知的好奇心をくすぐる場所に行ってみましょう!お出かけスポット〜岩手編〜「宮沢賢治童話村」

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読書の秋。教科書にも載っている宮沢賢治の作品を読んで、発達障害、グレーゾーンの子どもの好奇心をくすぐる場所に連れて行ってあげませんか?今回は岩手県にある「宮沢賢治童話村」をご紹介します!
 

【目次】

 

1.発達障害・グレーゾーンの子どもは絵があった方がいい?

 
 
秋も深まるにつれ、陽が沈むのがはやくなってきました。秋の夜長を有意義に過ごしたいですね。
 
 
秋は過ごしやすい季節なので、読書をするのに最適です。
 
 
唐の時代の文人が残した詩の中に「灯火親しむべし」=「秋になると涼しくなり、夜も長くなって、灯りをつけて読書をするのに適している」という意味のものがあります。
 
 
『読書の秋』は、陽が落ちる時間が早く、夜が長い。そして秋の夜は涼しくて気持ちがいい。こんな過ごしやすい秋の夜には、静かに読書をするのが良い!ということですね。
 
 
小さなお子さんに絵本の読み聞かせをしているお母さんは多いのではないでしょうか?
 
 
発達障害、グレーゾーンの子どもは想像することが苦手と言われています。絵のない本をただ読むより、絵を見ながらお話を読む方が頭の中に印象が強く残ります。
 
 
発達障害、グレーゾーンのお子さんは視覚優位なことも多く、絵や写真がたくさん使われているものの方が理解しやすい場合があります。
 
 
子どもの頃にお母さんに読んでもらった絵本の映像を、大人になっても覚えている方は多いのではないでしょうか?
 
 
小さなお子さんにはたくさんの絵本を読んであげたいですね。子どもの情緒や感性も養われます。夜寝る前に寄り添って本を読んであげるとスキンシップがとれ、子どもの気持ちが安定してきます。
 
 
 
 

2.子どもと一緒にお母さんも国語の教科書を読んでみましょう!

 
 
読書週間は文化の日(11月3日)を中心にした2週間10月27日〜11月9日に行われています。
 
 
読書週間には、「読書をしましょう!本と触れあいましょう!」と啓蒙活動が行われ、全国の図書館や公民館、書店などでイベントが開催されます。
 
 
小学校、中学校でも、読書週間が設けられ、図書委員さんが啓蒙活動に励んでいる学校も多いのではないでしょうか?
 
 
『読書週間』だから、たくさん本を読みましょう!って、言われるけど、
 
「何を読もうかな?」
「面白い本ないかな?」
 
そんな風に迷ってしまって、なかなか本を選べないお子さんもいるかもしれません。
 
 
こんなときは、学校の教科書に載っている作者の本を借りてみてはいかがでしょうか?
 
 
うちには小学校5年生と中学生の息子がいます。国語の教科書には『風の又三郎』『雪わたり』『オツベルと象』といった宮沢賢治の作品が載っています。
 
 
音読が宿題になっているお子さんも多いと思います。子どもの音読を通して宮沢賢治作品を思い出したお母さんも多いのではないでしょうか?
 
 
「どっどど どどうど どどうど どどう」というリズムは賢治の作品の世界に引き込まれていきますね。
 
 
 
 

3.発達障害の子どもの想像力をかき立てよう!

 
 
国語の授業でやったことをお母さんと話しながら、『宮沢賢治童話村』で想像力を育んで見るのはいかがでしょうか?
 
 
宮沢賢治童話村は岩手県花巻市にある、ジョバンニや又三郎、山猫が出てきそうな賢治の童話の世界を楽しく学ぶ=「楽習」施設です。
 
 
宮沢賢治の童話は、共感できる部分とちょっと難しい部分があります。童話村に行くとその独特な世界観にどっぷり浸ることができ、たくさんの刺激を受けることができます。
 
 
宮沢賢治童話村の入り口は「銀河ステーション」になっています。賢治の作品『銀河鉄道の夜』では、ここから銀河の旅が始まりますね。
 
 
「銀河ステーション」を入っていくと「賢治の学校」があります。賢治の学校の中は5つのゾーンに分かれています。
 
 
いろいろなものに興味があり、気が散りやすい発達障害・グレーゾーンの子どもでも、5つのゾーンでいろいろな工夫がされていますので、飽きずに楽しく過ごすことができると思います。
 
 
「賢治の学校」の中に入ると、「ファンタジックホール」が現れます。植物や雲の形をした椅子が置かれた不思議な空間です。賢治の世界へと向かうプロローグの場として設定されています。
 
 
映像や効果音を使って、賢治の人となりや代表的な童話作品を紹介しています。子どもの笑い声や木々のざわめきが聞こえ、童話の世界へと誘われます。
 
 
「ファンタジックホール」のお隣には「宇宙の部屋」があります。巨大な万華鏡の中にいるような幻想的な空間になっています。星がきらめき、光や音が響き渡り、宇宙の神秘が感じられる空間です。
 
 
奥には「大地の部屋」があります。イートハーブの自然に生きる昆虫や草木など巨大ジオラマが展示されています。巨大生物の世界に迷い込み、自分がまるで小さい生物になったような不思議な気持ちになります。
 
 
※イーハトーブ:岩手をモチーフとした賢治の心の中にある理想郷
 
 
ほかにも、イーハトーブの上空を飛んでいるような感覚を味わえる「天空の部屋」や、青い水の揺らめきを体感できる「水の部屋」があります。
 
 
「水の部屋」では童話『やまなし』に登場する水の底のカニの子どもたちのような感覚を味わうことができるかもしれません。
 
 
部屋に入った瞬間、「何があるの?」「何が起こるの?」といったワクワク感があります。
 
 
次の部屋は「どんな感じかな?」とドキドキ感も味わえるので、好奇心旺盛な発達障害ADHD(注意欠陥多動性障害)タイプの子は興味をどんどん刺激されるのではないでしょうか?
 
 
お母さんもお子さんと一緒に「次は何があるのかなぁ〜?」と楽しんでくださいね。子どもはお母さんの楽しむ姿が大好きです。
 
 
また、知的好奇心旺盛な発達障害アスペルガータイプの子は1つのことに興味を持つとトコトン調べたくなったりしますね。
 
 
そんな知的好奇心旺盛な子には、「賢治の教室」がオススメです。童話に登場する植物や動物(山猫、狐)、星(さそり座、北斗七星)などについて楽しみながら学ぶことができます。
 
 
動物の生態系や、星座の由来、どの季節に見えるのかといった、身の回りのことを学べます。
 
 
 
 

4.自然の中で童話の世界を堪能!

 
 
感覚過敏があって屋内の展示はチョット…と言う発達障害のお子さんも安心してくださいね。
 
 
童話村はとても広く、芝生の広場もあります。子どもたちはピクニック気分でゆっくりすることができます。
 
 
敷地内にある小さな森には、賢治の童話のモチーフがさりげなくちりばめられています。「妖精の小径」で電信柱をみると、奇妙な歌を歌いながら夜中に動き出すでんしんばしらの童話を思い出します。
 
 
読んだことのある童話とモチーフが繋がって面白いです。訪問前にいくつかの童話を読んでから訪問すると、お話とリンクしてより想像が膨らむかもしれません
 
 
また、夕方には童話村が幻想的にライトアップされます!広々とした敷地内には自然と偏光フィルターを用いたオブジェ、ミラーボール等が点々と設置されています。
 
 
虹色の淡い光が幻想的で周囲の風景と合わさり、木の陰から妖精が現れそうな雰囲気です。自然と現実が入り混じり幻想的な宮沢賢治の童話の世界を演出しています。まるでお話の中に入り込んでしまったかのような感覚になります。
 
 
※ライトアップは期間限定で開催されます(2019/7/27〜2019/11/10の金・土・日、祝)
 
 
宮沢賢治童話村は、宮沢賢治の本を知らない人でも楽しむことのできる施設です。今までよく知らなかった人も賢治の童話や詩を読んでみたくなるかもしれませんね。
 
 
『宮沢賢治童話村』の帰りに宮沢賢治の絵本を買って帰りたいとお子さんに言われるかもしれませんよ。
 
 
 
 
――施設詳細――
【名前】宮沢賢治童話村
【住所】岩手県花巻市高松26-19
【開館時間】8:30〜16:30
【休館日】12月28日〜1月1日 (2019年12月3日、4日は「賢治の学校」は臨時休館)
 
 
執筆者:深井淳子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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