ショート動画をやめさせたいのにやめられない?「やめなさい!」が逆効果になる理由と関わり方

 

ショート動画をやめさせたいのに、何回言ってもやめない子どもに悩んでいませんか?実は、叱るほどやめにくくなる理由があります。この記事では、子どもが自分で切り替えられるようになる関わり方と、動画を学びにつなげるコツをわかりやすく解説します。
 

【目次】

 

1.ショート動画をやめさせたいのに何回言ってもやめないのはなぜ?

 
 
「もうやめなさい!」何度言っても、ショート動画を見続けてしまう…。
 
 
そんな子どもの姿を見ると、イライラしたり、不安になったりしますよね。
 
 
どうしてショート動画をやめられないのか、分かりやすい例をひとつご紹介しますね。
 
 
たとえば、新幹線に乗っているとき、窓の外の景色がどんどん流れていくのを想像してみてください。
 
 
ぼんやり眺めていると、「さっき何があった?」と聞かれても思い出せないこと、ありませんか?
 
 
実は、ショート動画を見ているときの子どもの脳も、これとよく似た状態です
 
 
次から次へと動画が流れてくる中で、ひとつひとつを理解する前に、次の情報が入ってきます
 
 
その結果、楽しく見ているのに、ほとんど記憶に残らない状態が起きやすくなるのです。
 
 
ただ、ここで大切なのは「だからダメ」と考えることではありません。
 
 
むしろ、なぜやめられないのか。
 
 
その理由を知ることで、関わり方は大きく変わっていきます。
 
 
 
 
では、「やめなさい!」と叱る関わり方は、どのような影響があるのでしょうか?
 
 
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2.ショート動画は脳に悪い?「やめなさい!」が逆効果になる理由

 
 
ショート動画を見ているときの子どもは、気持ちをすぐに切り替えられる状態ではありません。
 
 
そもそも、大人でも際限なく見続けたくなるように作られているからです。
 
 
そんなときに強く叱られると、一気に気分が下がってしまいます。
 
 
すると子どもは、その気分をもとに戻そうとして、もう一度動画を見ようとするのです。
 
 
つまり、叱る →気分が下がる → 動画に戻る → さらにやめにくくなる という流れが起きやすくなります。
 
 
お母さんの言っていることは正しいのに、うまくいかないのはこのためです。
 
 
 
 
では、どう関われば、子どもは自分で切り替えられるようになるのでしょうか?
 
 

3.叱らなくても動画をやめられるようになる関わり方

 
 
子どもを叱りそうになったら、まず一呼吸おいて、「今どんな状態かな?」と観察してみてください。
 
 
ショート動画を見ているときの子どもは、意識が画面に入り込んでいて、声が届きにくい状態です。
 
 
遠くから「やめなさい!」と声をかけても、気づいていないことも少なくありません。
 
 
そんなときは、隣に行って肩をトントンと叩いたり、そっと背中に触れて、まず注意をこちらに向けます。
 
 
そのうえで、「YouTube見てるんだね」と、見たままをフラットに伝えてみてください。
 
 
この実況中継のような声かけは、発達科学コミュニケーションの基本の関わり方です。
 
 
さらに、普段から「学校の準備してるね」「お風呂入ったんだね」など、できていることをそのまま言葉にしていくと、子どもは「自分はできている」と認識できるようになります。
 
 
すると、「お母さんはいつも見てくれている」という安心感が生まれ、少しずつ親子の関係も整っていきます。
 
 
こうした関わりを積み重ねていくと、「そろそろ終わりの時間だよ」とひと言伝えるだけで、自分で区切りをつけられるようになっていきます。
 
 
 
 
最初からすぐにできるようになるわけではないかもしれません。
 
 
それでも、関わり方を変えることで、子どもは少しずつ「自分で切り替える力」を育てていきます。
 
 

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4.自分で切り替えられる子に育つ動画との付き合い方

 
 
ショート動画は楽しいものですし、ただ時間を制限したり、やめさせたりすればいいものではないと私は考えています。
 
 
わが家でも以前は、気づくとずっと見ていて、何回言ってもやめられない状態が続いていました。
 
 
そこで試してみたのが、「やめさせる」以外の関わり方です。
 
 
「どんな動画見てるの?」「よく見るYouTuberはいるの?」そんなふうに聞いてみることから始めました。
 
 
最初は「覚えてない」「わからない」と、こちらが期待するような返事は返ってきませんでした。
 
それでも、「チョコ作る動画はあった?」「推し動画は新しいの出てきた?」と、イエスかノーで答えられる形で聞くうちに、少しずつ話してくれるようになりました。
 
 
また「今日見た中で、1つだけ面白かった動画を後から教えてね」と最初に伝えておきました。
 
 
そうすると、なんとなく見ていた動画の中から、面白かったことを伝えようとする見かたに変わり、内容が記憶に残るようになっていきました。
 
この、見たものを記憶して、言葉にして伝えることは、コミュニケーションの発達に欠かせない力になります。
 
ショート動画は、脳に悪い!と思わず、取り扱い方によっては脳を発達させられるものになると考えているのはこのためです。
 
 
お料理やダンスの動画の話をしてくれたときは、「それ一緒にやってみたいね」「今度作ってみようか」と動画で見たことを体験につなげられるように、変わっていきました。
 
 
気づけば、子どもの方から「見てみて!」と話してくれたり、自分から区切りをつけて動ける場面も増えていきました。
 
 
 
 
関わり方を少し変えると、子どもの様子は少しずつ変わっていきます。
 
 
ショート動画をやめさせることだけに目を向けるのではなく、どう関わるかを少し変えてみる。
 
 
それが、結果的に「自分で切り替えられる力」につながっていくと感じています。
 
 
今回は、ショート動画をやめられない理由と、叱らなくても自分で切り替えられるようになる関わり方についてお伝えしました。
 
 
子育ては試行錯誤の連続ですよね。「これでいいのかな?」と迷う場面も、きっとあると思います。
 
 
脳を伸ばしながら、子どもが自分で動けるようになる関わり方を、毎日少しずつ受け取りたい方は、よくある質問の下にある、無料メール講座も参考にしてみてくださいね。
 
 
 

よくある質問

 
 

Q1.どうして何回言ってもYouTubeをやめられないのですか?

ショート動画は次々に情報が流れるため、脳がひとつひとつを処理する前に次の刺激が入ってきます。そのため意識が画面に入り込みやすく、自分でやめるタイミングをつかみにくくなっているのです。
 

Q2.「やめなさい!」と叱るのは逆効果なのでしょうか?

強く叱ると気分が一気に下がり、その気分を戻そうとして再び動画に戻る流れが起きやすくなります。結果として、やめにくさが強まってしまうことがあります。
 

Q3.どう関われば、自分で切り替えられるようになりますか?

まずは子どもの状態を観察し、近くで優しく声をかけて意識をこちらに向けます。そのうえで「見ているんだね」と事実を伝えるなど、安心できる関わりを積み重ねることで、自分で区切りをつける力が育っていきます。
 

Q4.動画を見せること自体は問題ないのでしょうか?

動画を見ること自体が問題ではありません。大切なのは、見たあとに話す・やってみるなどの体験につなげることです。関わり方によって、学びや成長のきっかけに変えることができます。
 
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執筆者:作倉 帆香
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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