子育てで怒りすぎてしまい自己嫌悪になっていませんか?発達障害の子どもは育てにくさを感じることが多く、お母さんの悩みも深くなりがちです。怒りの正体を知って、心がラクになる方法をぜひ試してみてくださいね。
【目次】
1.毎日「〇〇してはダメ!」と子どもを怒りすぎてしまう
2.怒りすぎないようにしよう!と思うほどうまくいかなくなる理由
3.ママの心がラクになる怒りすぎない方法
1.毎日「〇〇してはダメ!」と子どもを怒りすぎてしまう
・食事中に食べものや食器で遊び出す
・手を洗わせたら、水をだしっぱなしで遊び出す
・家の中で走り回ったりベッドの上で飛びはねたりしてうるさい
子どもは「どうしてそんなことするの?」と思うようなことをたくさんすると思いませんか。
そのたびに、あれしてはダメ!これしてはダメ!と怒りすぎることが続いて自己嫌悪になってしまうことも。
本当は怒りたくないのに、何度言ってもやめてくれない。
イライラが募って、ささいなことで怒りすぎてしまう。
子どもの寝顔に「今日も、怒ってごめんね…」と謝る子育てから脱却したい!とお悩みのママは少なくありません。
「今日こそは怒らないしよう!」と決めて子どもと接するけれど、いつの間にか怒りすぎてしまい、なかなかうまくいかないのではないでしょうか。
怒りすぎないように!と思うことがプレッシャーとなり、イライラを呼んでいる可能性があるんです。
どういうことか、ご説明しますね。
2.怒りすぎないようにしよう!と思うほどうまくいかなくなる理由
「怒りすぎないようにしよう!」と決めて、自分に言い聞かせるということは、自分のできていないところに注目していることになります。
発達科学コミュニケーションでは、できていないことではなく、できているところに注目して声をかけて脳を発達させていきます。
子どもに対してはもちろんですが、自分自身に対しても、できているところに注目することでうまくいくんですよ。
声には出さないけれど頭の中に自然にめぐる言葉や、色々と考えているときの言葉がありますよね。
この言葉は内言というのですが、「怒りすぎてはダメだ!」と思って、自分の気持ちを抑えようとするほどうまくいかなくなります。
なぜなら、ダメ!という否定的な注目を自分に向けているからなんです。
怒りすぎないようにしたいと思うということは、言い換えれば子育てを良くしようとしているということですよね。
この姿勢にまずは自分で大きなハナマルをあげてほしいと思います。
子育てを良くしたいと考えて、たくさん調べて実践し、今この記事にたどり着いてくださった方へ、私からも大きなエールを送ります。
ママ自身ができていることに注目することで、自分を責めずに落ち着いた脳を取り戻すことができるので、子どもの行動を観察できるようになります。
そして、イライラせずに一呼吸おいてから声をかけられるようになるので、自己嫌悪におちいることも減っていきますよ。
3.ママの心がラクになる怒りすぎない方法
例えば先ほどの例では、
・食事中に食べものや食器で遊び出すのはお行儀がわるいからやめてほしい
・手を洗うときに水で遊ぶのは、もったいないし、洗面台がびちゃびちゃになるからやめさせたい
・家の中で走り回ったりベッドの上で飛びはねたりして近所迷惑になるかも
こんな風に、ママは先の見通しを立てることができるから、やめてほしいと思うのですよね。
見通しが立つことで、こうしてほしい、と思う理想を持っています。
けれど、今を楽しく生きている子どもは、その理想に合わせた行動をしてくれないから、ママがイライラするのです。
まずは、理想と現実にギャップがあるからイライラするんだなぁ、ということを知ってくださいね。
そして、今この状況でも、できていることはなにかな?ということに注目してみてください。
・食事中に遊ぶのはお行儀が悪いけれど、さっきまでは上手にご飯を食べていたな
・水遊びはやめさせたいけど、帰ってきて洗面台にすぐに行けたことはハナマルかな
子どもは今、走り回ったり、飛び跳ねたりして遊びたいんだな、じゃぁどこでなら走ったり飛んだりしてもいい?どんな提案ができる?
子どもの行動に「あー、そんなことしないで!」と、つい思ってしまうものですが、一呼吸おいて、できていることに注目する意識を持ってみてください。
新しい視点で物事を俯瞰して見る必要があるため、最初は難しいかもしれませんが、意識することで必ずできるようになりますよ。
そして、「今、子どものできているところに注目できた!」と自分をほめてあげましょう。
ささいな事ですが、理想と現実のギャップにイライラするんだなぁと自覚して、子どものできていることに注目することで、イライラを手放すことができますよ。
ぜひ、意識してみてくださいね。
▼自分のごきげんは自分で取りたい!ママのリラックス方法を見つけてくださいね