鉄道好きの発達障害・グレーゾーンの子どもが楽しめるポイント満載のJR伊予西条駅横にある『鉄道歴史パークin SAIJO』。四国鉄道文化館(北館・南館)は、館内もほどよい広さで子どもも安心ですよ! |
【目次】
1.『鉄道歴史パークin SAIJO』ってどんなところ?
2.発達障害・グレーゾーンの子どもにオススメのポイントとは?
2-1 アクセスと混雑状況
2-2 館内施設
3.発達障害・グレーソーンの子どもと見て楽しんでほしいポイント
3-1 四国鉄道文化館・北館のポイント
3-2 四国鉄道文化館・南館のポイント
3-3 ぽっぽ橋
3-4 十河信二記念館のポイント
3-5 観光交流センターのポイント
3-6 まとめ
1.『鉄道歴史パークin SAIJO』ってどんなところ?
発達障害であるかどうかに関係なく、小さい頃、特に男の子は、車か電車か…という感じで電車好きの子どもって多いですよね。
鉄道好きの子どもの影響で電車を見に行ったり、乗りに行ったり、鉄道イベントに足を運んだリ、踏切で電車を観察したり…とこだわりの強い発達凸凹の息子の子育てをする中で、筆者もだんだんと鉄道に詳しくなってしまいました。
全国には鉄道博物館が数多くありますよね。それだけ子どもから大人まで鉄道人気は根強いことがわかります。
子どもが鉄道に興味を持っていたら、親である私たちは鉄道博物館や鉄道関係のイベントに連れて行ってあげたいと思うもの。
鉄道好きの子どもたちは、図鑑やYouTubeなどで自分の好みの鉄道をみつけていたり、型や色、種類など大人顔負けの知識をお持ちのお子さんも少なくないと思います。
そんな鉄道好きの子どもたちに、本物の車両を見て触る機会を与えてあげるだけでも、感動すること間違いなしです!
でも、一筋縄ではいかない発達障害・グレーゾーンの子どもを連れてのおでかけは、とても大変。初めての場所へ行くのは、考えただけでもしんどくなってしまいますよね…。
行くためには事前準備や下調べが大切になってきます。
車でどのくらいかかるのか、電車だったら、駅からどのくらいかかるのか?会場がどのくらいの広さなのか、込み具合はどうなのか等…。
広すぎたら、発達障害・グレーゾーンの子どもは不安になったり、自分の興味のままに動いてしまって、迷子になったりするリスクも高くなります。
また、人気の場所は、混雑していることが多いですよね。それは、仕方ないです…。でも、混雑している場所に行くと、親子ともに疲れてしまいます。電車なら駅から近いところのほうが親としてはありがたい…。
そんな願いをかなえてくれる、ほどよい広さで駅近のとっても充実した鉄道博物館があるんです。それが『鉄道パーク in SAIJO』です。
2.発達障害・グレーゾーンの子どもにオススメのポイントとは?
『鉄道パーク in SAIJO』は、「四国鉄道文化館・北館」、「四国鉄道文化館・南館」、「十河信二記念館」、「西条市観光交流センター」の4つの施設がそろった施設。
愛媛県西条市の新しい観光・交流エリアになっています。誰でも楽しめる筆者おすすめの場所です。
◆2-1 アクセスと混雑状況
JR予讃線 伊予西条駅横にあるのでアクセス良好です。車でも無料駐車場が完備されてあり非常に便利になっています。
筆者は、実は平日にしか行ったことがないのですが、平日は比較的すいていてのんびり過ごすことができます。発達障害・グレーゾーンのお子さんも親である私たちもすいているほうが疲れないですよね。
込み合っていないので、ゆっくり自分たちのペースで見学することができます。
◆2-2 館内施設
発達障害・グレーゾーンの子どもさんは、初めての場所だったりや広すぎたりすると不安になってしまうこともあると思います。
こちらは、ほどよい広さで筆者の息子もすぐに慣れて、自分のテリトリーのような感じに自由自在に館内を動き回っていました。
発達障害・グレーゾーンのお子さんでトイレにこだわるお子さんもいるかと思います。各館にトイレが完備してあり、どこも清潔な感じのトイレです。
ちなみに、筆者の息子はわりとトイレにこだわるタイプです。息子お気に入りのトイレは、「十河信二記念館」のトイレでした。
3.発達障害・グレーソーンの子どもと見て楽しんでほしいポイント
せっかく遊びにきたのなら、大人も子どももぜひ楽しんで帰りたいですよね。発達障害・グレーゾーンの子どもに、つまらなかったと思わせないため、お子さんと楽しんでほしいポイントをお伝えします。
この記事では、「見て楽しむ」ポイントを中心にお伝えしていきます。
◆3-1 四国鉄道文化館・北館のポイント
◆①アンパンマン列車を安全にみることができます
館内からも、JR予讃線がよく見えます。アンパンマン好きなお子さんは、館内にアンパンマン列車の発着時間の案内板がありますので時間をチェックして、ぜひみてくださいね!
北館の入り口外にもよく見えるところがありますよ。写真などとっても記念になりますね。
◆②鉄道好きでなくても楽しめる
鉄道好きでなくても、館内の展示物や車両など、懐かしいものもたくさんあり大人も十分楽しめると思います。
また、「四国鉄道文化館」北館は、大胆な木造建築物といわれており目を引きます。館内にいても大きな木の柱がたくさん見えて親御さんは、癒されることまちがいなしです。
◆③注意点
北館内に、一部らせん階段があり、上るとそこからJR線を眺められるような心地よい小さなスペースがあるのですが、小さいお子さんは転落のおそれがあるので注意してくださいね。
◆3-2 四国鉄道文化館・南館のポイント
◆①大型鉄道ジオラマの演出走行は要チェック!
入り口から入ってすぐに、『大型鉄道ジオラマ』があります。JR伊予西条駅周辺を中心に、四国4県の特徴ある沿線風景を再現した鉄道レイアウトになっています。
このジオラマでは、朝・昼・夜にかけて移り変わる四国の鉄道風景を紹介する演出走行が行われ、ナレーションとともに、列車旅行を楽しむことができます。
だいたい1時間に1回くらいでジオラマの演出走行があるので、まず、受付で時間をチェックしましょう!
発達障害・グレーゾーンのお子さんは、待つことが苦手だったり、見たかったのにすぐに見られないと、ぐずぐずしてしまうことも多いです。
あらかじめ、演出走行の時間が決まっていて、すぐに見ることができないかもしれないことをお子さんに伝えておくといいですね。時間に余裕があるときは、別の展示をみながら待ちましょう。
◆②南館内に、蒸気機関車・ディーゼル機関車など3台、外に1台、計4台展示車両あり
蒸気機関車はC57型 細部までピカピカに磨かれてとても綺麗です。外のフリーゲージトレインは見るだけですが、以前試験的に予讃線を走行していたところをみていたので、感慨深かったです。
◆3-3 ぽっぽ橋
北館と南館を移動するときに使う橋を「ぽっぽ橋」といいます。北館と南館の間にJR伊予西条駅があるので、ぽっぽ橋の上から電車の発着や駅の様子なども一望することができますよ。
ベビーカーや階段がしんどい方は、エレベーターがあるのでご安心くださいね。
◆3-4 十河信二記念館のポイント
特に0系新幹線好きのお子さんやお父さん必見!“夢の超特急”東海道新幹線の建設を実現し、「新幹線生みの親」である十河信二氏の記念館「十河信二記念館」です。
◆3-5 観光交流センターのポイント
「観光交流センター」では 西条まつりの実物大のだんじりの展示があったり、特産品のお土産や鉄道グッズの販売コーナー、西条市の名水100選に選ばれている「うちぬき」の水が無料で飲めるコーナーもあります。
ぜひ、飲んでみてくださいね。美味しいですよ!
◆3-6 まとめ
「四国鉄道文化館」北館・南館には、本物の鉄道車両が6両展示してあり、乗ったり触れたりできる車両もあるので楽しめます。
お昼は、レストランなどはないですが、お弁当をもっていけば観光交流センター前や中で食べることもできます。また、駅前にパン屋、コンビニ等もあるので利用されてもいいかと思います。
発達障害・グレーゾーンのお子さんは、不安が強かったり不注意傾向のみられたりする子もいると思いますが、安心して見守りながら楽しめる施設ではないかと思います。
いかがでしたか?『鉄道歴史パークin SAIJO』は、自然と歴史と文化を学べる場所になっています。
不定期ですが、工作教室や鉄道模型運転会、スタンプラリー、ミニSL・ミニトレイン乗車会なども行われているので、イベント情報などをチェックしてお出かけくださいね。
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--施設詳細--
【施設名】鉄道歴史パーク in SAIJO
【住所】〒793-0030 愛媛県西条市大町798番地1
【TEL】0897-47-3855
【営業時間】午前9時~午後6時(最終入館:午後5時30分まで)
【休館日】 水曜日(水曜日が祝祭日の日は翌日休館)
【公式サイト】http://s-trp.jp/index.html
※この記事は2019年10月時点のものです。おでかけの際には公式サイトで最新の情報を確認してください。
執筆者:愛川まいこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)