子どもが言うことを聞かなくてイライラして疲れた!というママ、お疲れ様です!子どもは言うことを聞かないもの、と分かっていてもついイライラして自己嫌悪に陥ったり…そんな負のループから抜け出すためのイライラ解消法をご紹介します!
【目次】
1.言うことを聞かない子どもにイライラしていませんか?
2.子どもにイライラして怒った後はひとり反省会…
3.イライラして怒るのは子どもの脳の発達に良くないですよ!
4.おすすめのイライラ解消法5選!
①口角を上げる
②「セルフトーク」を変える
③マインドフルネスで「今」に注目する
④思いっきり笑う!
⑤手間のかかる料理をする
1.言うことを聞かない子どもにイライラしていませんか?
子どもが言うことを聞いてくれない、何度言ってもわかってくれない。
毎日同じことで怒ってばかりで、イライラしてツライ…
というママさん、毎日お疲れ様です。
言うことを聞いてくれない、同じことで怒ってばかりいるとイライラしますよね。
大好きな子どもの笑顔を見たいはずなのに言うことを聞いてくれなくて、イライラする自分に
がっかりしていませんか?
怒りたくないのに怒ってしまう。
毎日イライラして子どもにきつく言いすぎてしまう。
「なんとかしたい!」
こう思った時がチャンスです!
まずはママのイライラを解決しましょう!
2.子どもにイライラして怒った後はひとり反省会…
私の息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)です。
不注意の特性が強いため、興味のないことへの集中力が著しく低かったり、耳からの情報を処理する能力が低かったりします。
そのため、注意されたことを覚えていられず、同じことで何度も怒られてしまうことが多々あります。
本人は怒られたことを理解しているし、改善したいという気持ちがあるようです。
けれど、他のことに気をひかれるとそちらに集中してしまい、同じことを繰り返してしまうそうです。
息子の特性はわかるものの、毎回同じことで怒ってばかりいると、イライラしてしまいます。
イライラしては怒って、夜になると
「今日もイライラして怒ってしまった…」
「あんなに怒らなくてもよかったのに…」
と、ひとり反省会を繰り広げる日々。
思い返せば、怒ってばかりで笑っていないかも?
なんだか顔もおブスになってきたかも?
わたしは何のために子どもを怒っているのか?
なんでこんなにイライラしているの?
自分を責めてしまいがちです。
こんな悪循環から抜け出したいですよね。
3.イライラして怒るのは子どもの脳の発達に良くないですよ!
子どもが言うことを聞いてくれないイライラ。
そのイライラって子どもが言うことを聞いてくれないことだけが原因でしょうか?
子どもが言うことを聞いてくれないだけでなく、日々の生活での人間関係やその日の体調によって
イライラすることもあります。
イライラが続いてしまうと、脳の脳下垂体からストレスホルモンが分泌され、自律神経失調症などの心身の病気にかかりやすくなってしまいます。
子どもの場合は、脳が発達の途中なので怒られてばかりいると脳が委縮してしまい、無感情や無気力になることもあります。
かわいい我が子が無感動になってしまったら…
無気力で何ごとも楽しめない子どもに育ってしまったら…
子どものためにも、自分のためにも、積極的にママのイライラを解消して、子どもと笑顔で過ごせる時間を増やしましょう!
4.おすすめのイライラ解消法5選!
イライラやストレス解消法はたくさんありますが、;わたしがおすすめする5つの方法をご紹介しますね。
◆①口角を上げる
人間の脳は騙されやすいのを知っていますか?
イライラして気持ちが乗らなくても、意識的に笑顔を作ることで、心に穏やかさを取り戻すことができます。
口角が上がることで脳が「楽しい」と錯覚して、イライラを忘れることができるんですね。
また、脳が「楽しい」と感じることで、神経伝達物質の「ドーパミン」が分泌されます。
ドーパミンは「幸せホルモン」のひとつでやる気のアップや記憶力の向上、ポジティブな思考になることで活気が出るなどの嬉しい作用があります。
口角を上げることで、頬のリフトアップにもつながるのでオススメです。
◆②「セルフトーク」を変える
「セルフトーク」ってご存知でしょうか?
セルフトークとは、自分の心の中の声のことです。
たとえば仕事で大事な打ち合わせがあるとき、
「頑張ってプレゼンするぞ!」
「緊張してうまく喋れないかも…」
など、心の中や頭の中で独り言をつぶやいていませんか?
このつぶやきが「セルフトーク」です。
イライラしやすい人のセルフトークはネガティブなものが多く、子どもに対してイライラしたり怒ったりするときって、
「あぁ、また忘れものしてる!」
「なんでできないんだろう」
「昨日も同じこと言ったのに!」
など、無意識につぶやいていませんか?
その無意識の独り言にフォーカスして、セルフトークを変えるのです。
「また忘れものしてる!」
→「持ち物が多かったのかな?」「慌てていたのかな?」
「なんでできないの?」
→「ほかのことはできていたな」「まだ難しいのかも?」
「昨日も同じこと言ったのに!」
→「伝え方を変えてみようか」
といった具合です。
ネガティブなセルフトークをポジティブなセルフトークに変えるのです。
怒りの感情が習慣化していると、セルフトークを変えることが難しく感じるかもしれませんが、
まずは「ネガディブなことをポジティブに変換する」というところから始めてみましょう。
アンガーマネジメントでは、「イライラしたら6秒待つ」という方法がありますが、ただ6秒待つことって難しいです。
わたしには向きませんでした…。
6秒数える代わりに、自分の心の声に耳を傾け、
「今わたしはイライラしている」
「なんでわたしは怒っているのか?」
と自分の心の声にフォーカスし、ポジティブなセルフトークに変換するのです。
これを続けていると、意識的にセルフトークをコントロールすることができ、イライラを減らすことができるのです。
セルフトークがポジティブなものに変わってくると、考え方や物の捉え方が前向きになるので、心に余裕ができて穏やかに過ごすことができます。
◆③マインドフルネスで「今」に注目する
マインドフルネス、御存知の方も多いと思います。
マインドフルネスとは、過去や未来ではなく「今、この瞬間」に意識を向けることです。
「今」に目を向けることで、ありのままの自分を観察することができます。
私が実践しているもので簡単なのは、時計の秒針を見ながら呼吸に意識を向けることです。
一般的な方法は「鼻から4秒かけて吸い入れ、4秒息を止めて、口から8秒かけて吐く」という方法です。
これを10回ほど繰り返します。
呼吸に意識を向けることで「今、ここ」に注目することができ、イライラの気持ちから離れ、客観視することができます。
集中力が低下しているときや寝付けないときにもおすすめの呼吸法です。
◆④思いっきり笑う!
ストレス解消法のひとつに「笑う」という方法があります。
イライラしているときって、なかなか笑うことができませんが、わたしは気持ちが少し落ち着いてきたら「お笑い」を観るようにしています。
好きな芸人さんの動画やDVD、録画したものを積極的に観る準備をするのです。
なので、その日の夕飯はほぼ手抜き。
ビールとおつまみを準備して、夕飯をさっさと済ませて、お笑いの世界にどっぷりと浸るのです。
たくさん笑うことで気持ちがスッキリしますし、緊張感がほぐれるので、リラックスできます。
「笑う門には福来る」と言いますが、近年医学界でも「笑い」の健康効果に着目した研究がすすめられており、笑いが病気の予防やストレスの解消に役立っていることが明らかになってきています。
ひとりで静かに過ごすことも良いですが、イライラしているときほど、アハハと笑って過ごしてみてはいかがでしょうか?
◆⑤手間のかかる料理をする
わたしのおすすめのイライラ解消法です。
なんで我が子は言うことを聞いてくれないのか?イライラして子どもに言いすぎてしまった…
などなどの気持ちにいったんフタをして、切る、炒める、煮込む、に集中します。
作り置きおかずをバァーっと作るのもいいですが、個人的におすすめなのは「ルーを使わないカレー」です。
玉ねぎを切って炒めて、他の具材と合わせて煮込む。
お肉は牛すじか鶏手羽がおすすめです。
スパイスを調合して煮込んだ鍋に入れ、更に煮込む。
ここまでの手間とスパイスの香りがイライラを吹き飛ばしてくれます。
カレーができ上がる頃にはイライラを忘れますし、子どもと一緒に食べることで仲直りもできちゃいます。
わたしのママ友には、パン作りでストレスを解消している人もいます。
パン生地をこねていると、イライラが吹っ飛ぶそうです。
以上、わたしがおすすめするイライラ解消法5選でした。
いかがでしたでしょうか?
片付けをすると気持ちがスッキリするという人もいますし、ランニングに出かけるという方もいます。
「子どもが言うことを聞かないのは当たり前!」くらいの気持ちで過ごせるよう、まずはママ自身のイライラを解消していきましょう。
言うことを聞かない小学生に困ったらこちらをチェックしてくださいね!
執筆者:村上 惠子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)