宿題をやらない子どもにかける効果的!やる気がアップする声かけとは?

 

宿題をやらない子どもに悩んでいませんか?どんな言葉をかけたら宿題をやる気になってくれるのか、効果的な声かけがあるなら知りたいですよね。ママが怒らずに伝えられる簡単な声のかけ方をご紹介しますね。
 
 

【目次】

1.毎日行われる「宿題バトル」もうやめたい…
2.苦手なことに集中できないADHDキッズ
3.宿題は「復習」と「現時点での理解度」を知るためのもの
4.宿題をやらない子どもにかける効果的な声かけ
①「一緒にやろう!」
②「なにから始めるの?」
③「終わったら〇〇しよう」

 
 

1.毎日行われる「宿題バトル」もうやめたい…

 
 
毎日学校から出さる宿題や課題をやらない子どもに対して、
 
宿題は?
いつやるの?
早くやりなさいね
 
という言葉をかけていませんか?
 
 
わたしも毎日のようにこの言葉をかけていましたが、上手に声掛けを変えることで宿題バトルが解決しました!
 
 
毎日同じことを言われるのに、何回言われても宿題をやらないんです。
 
 
今からやろうと思ってたのに!
あとでやる!
 
 
という子どもの言葉を信じて待つも、なかなか宿題にとりかからない様子を見てイライラ…。
 
 
その結果、宿題バトルが勃発するのです。
 
 
この宿題バトル、ホントよくないですね。
 
 
息子の姿を見るたびに、
 
 
宿題やったの?
早く宿題しなさい!
なんでやらないの?
 
 
と口を出し続けた結果、息子が嘘をつくようになってしまいました。
 
 
最初の頃は、わたしの前で宿題を済ませるようになったのですが、しばらくたったころ、
学校で宿題やってきた
今日は宿題ない
ということが増えたんです。
 
 
実際、学校で宿題を済ませてくることがあったので、そうか、今日は学校で宿題を終わらせてきたのか、今日は宿題がないのかと、息子の言うことを信じていました。
 
 
ところが、ママ友の話によると、宿題は毎日あったし、学校で済ませていない日もあったようでした。
 
 
嘘をつくようになった理由を聞いたら、「お母さんが怒ってばかりいるから」と言われ、とてもショックを受けました。
 
 
 
 
親は宿題をやることが当たり前と思っているので、宿題をやらない子どもに対して言いすぎてしまいます。
 
 
言いすぎた後は、「あんな言い方しなければよかった…」とひとり落ち込んでしまうんですよね。
 
 
どうして我が子は宿題をやらないのか?
 
 
どんな言葉をかければやる気になるのか?
 
 
知りたいですよね。
 
 
 
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2.苦手なことに集中できないADHDキッズ

 
 
わたしの息子は注意欠陥多動性障害ADHDです。
 
 
ADHD傾向の子どもは、好きな物への興味・執着が強いという特性がみられます。
 
 
好きな物への興味が強いことは良いのですが、興味のないことへ力を使うことを嫌うという側面も見られます。
 
 
ですから、「苦手なこと=集中できない」のです。
 
 
また、好きなことへ興味が向きやすいため、学習机の近くにおもちゃが置いてあったり、マンガが置いてあったりすると、気になってしまって宿題どころではなくなるんですね。
 
 
少しでも目に入ってしまうと、興味の向いた方へ一直線!
 
 
また、ワーキングメモリ(短期記憶)が弱いため、やらなければならないことを忘れてしまったりします。
 
 

 
 
苦手なことを後回しにしてしまうのため、遊びに集中しすぎて、宿題のことを忘れてしまうのです。
 
 

3.宿題は「復習」と「現時点での理解度」を知るためのもの

 
 
正直、勉強ができていれば宿題なんかしなくてもいい、と思っていましたが、宿題には大切な役割があります。
 
 
ひとつは「復習」です。
 
 
学校で習ってきたことを定着させるための「復習」です。
 
 
もうひとつは「今どのくらい理解しているか?」を知るためです。
 
 
宿題をやることで、
・どのくらい理解できているか?
・同じような問題でつまづいていないか?
・苦手が何か?
ということがわかります。
 
 
理解できていないところや苦手なところがわかることで、復習や自主学習でやるべきことが見えてくるんですね。
 
 
とはいえ、勉強が苦手なお子さんにとって、「宿題をやる」ということは苦しいものです。
 
 
 
 
そんなお子さんでも、宿題を頑張れる!やる気がアップする効果的な声かけを次のところでご紹介しますね。
 
 
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4.宿題をやらない子どもにかける効果的な声かけ

 
 
なかなか宿題をやらない子どもに、どういう声かけをしたらやる気になるのか?効果的な声かけを3つご紹介します。
 
 

◆①「一緒にやろう!」

 
 
宿題をやらない子どもには「一緒に宿題しよう!」という声かけが効果的です。
 
 
そしてぜひお子さんと一緒に宿題をやってください。
 
 
ただでさえやりたくない宿題をひとりでやるのは気が重いんです。
 
 
やりたくないなぁ、でもやらないとママに怒られるしなぁ、マンガ読みたいなぁ、ゲームしたいなぁ…
 
 
葛藤している最中に早く宿題しなさい!」なんて言われてしまうと、やる気がなくなっちゃいますよね。
 
 
ママが「一緒にやろう」と声をかけることで、宿題をやることに対するハードルがぐーんと下がります。
 
 
また、親子で一緒に宿題をすることで、子どもの苦手や得意が見えてきます。
 
 
 
 
できている部分はたくさんほめてあげて、苦手な部分はどうやったら乗り越えられるか?子どもと話をしながら進めることで、宿題や勉強に対する苦手意識も和らいでいきます。
 
 
親子のコミュニケーションも増えるので、おすすめの方法です。
 
 

◆②「なにから始めるの?」

 
 
学年によって変わると思いますが、宿題がいくつかある場合、「今日は何の宿題から始めるの?」と聞くことが効果的です。
 
 
なにから始める?」と聞くことで、「○○からやろっかな~」と前向きな気持ちになることができます。
 
 
宿題がひとつしかない場合は、「どこから始めるの?」と聞いてみましょう。
 
 
宿題に取りかかる姿勢ができることで、スムーズに宿題を終わらせることができます。
 
 
宿題よりも遊びを先にやる!と言った場合は、
じゃあ、遊んでから宿題しようか?
〇時になったら宿題しようか?
と声をかけておくといいでしょう。
 
 

◆③「終わったら〇〇しよう」

 
 
宿題が終わったら○○しよう」と声をかけてみてください。
 
 
たとえば、
・ゲーム
・DVDやユーチューブの視聴
・マンガを読む
・散歩に行く
・公園に行く
・お菓子を買いに行く
・アイスを食べる
などなど。
 
 
宿題が終わってからのお楽しみを提案するのです。
 
 
わたしの息子はゲームが好きなので、「宿題が終わったら、お母さんとゲームしよう」と声をかけると、ササっと宿題に取りかかり終わらせることができました。
 
 
 
 
その日の気分でも変わるので、「宿題が終わったら、アイス買いに行こうか?」など、子どもの様子をみて声をかけるといいですね。
 
 
以上、宿題をやらない子どもにかける効果的な言葉をご紹介しました。
 
 
子どもが自分からやる気になって宿題をするようになるまで、準備をサポートしたり、声かけをするとよいでしょう。
 
 
宿題をやることが習慣化するまで、根気よく見守ることも必要です。
 
 
ぜひ参考にしてみてくださいね!
 
 
 
 
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執筆者:村上 惠子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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