不登校児が自宅で受けられる支援で外出できない小学生の活力アップ~不登校児支援ボランティア制度の活用~

 

不登校児が外出をせずに自宅で受けられる支援があることを知っていますか?人との関わりや活動量が少ない生活が続くと心配ですよね。そんな不登校児と家族をサポートする不登校支援ボランティア制度を活用法とその効果も交えてご紹介します。
 

【目次】

1.不登校児の話し相手、遊び相手が欲しい
2.外出できない不登校児の日常のリアル
3.不登校支援ボランティア制度とは?
4.不登校支援制度を最大限に活用する方法
5.支援ボランティアとの経験から広がる子どもの未来

 
 

1.不登校の子どもの話し相手、遊び相手が欲しい

 
 
子どもの不登校生活を親が受け入れられるようになり、荒れていた子どもの様子も落ち着いてくると、子どもは代り映えしない不登校生活に飽きてしまいます。
 
 
そんな時、不登校児の話し相手、遊び相手になってくれる不登校児支援制度があることを知っていますか?
 
 
各自治体によって名称や制度の内容が少し異なる場合がありますが、不登校児とその家族の支援とサポートを目的として学生ボランティアが派遣される制度です。
 
 
今回は、私が住む愛知県での例を元に不登校児支援ボランティア制度の紹介と活用方法についてお伝えしていきます。
 
 
 
 
私は、現在不登校の小学2年生の男の子を育てる母親です。
 
 
入学後、ゴールデンウィーク明けから行き渋るようになり、夏休み前には完全に不登校となりました。
 
 
不登校になった私たち家族のために学校側は熱心に働きかけて下さいました。
 
 
ソーシャルワーカーとの面談や通級支援教室の案内をしてもらいましたが、学校に行かなければ受けられない支援で、外出を避けていた息子には利用が困難でした。
 
 
その中で、担任から「不登校児支援ボランティア制度を知っていますか?」と不登校児童への支援の紹介をしてもらいました。
 
 

2.外出できない不登校児の日常のリアル

 
 
不登校になった児童は、どんな生活を送っているのでしょうか?
 
 
将来の目標がある、自分で勉強ができる児童は、フリースクールに通ったり、オンラインスクールや習い事をしたりできるでしょう。
 
 
それとは対照に不登校になってYouTubeやゲームにハマってしまい、引きこもるタイプの児童もいます。
 
 
 
 
引きこもりタイプの児童は、YouTubeやゲームもやり尽くして気持ちも落ち着くと、「暇だ、飽きた」と言ってきます。
 
 
児童によっても異なりますが、暇だからと言ってすぐに動き出せる状態とは限りません。
 
 
親が外に連れ出したくても、簡単には外に連れ出せないし、YouTubeやゲーム以外の活動に誘っても応じてくれないのが現状です。
 
 
その時に、無気力な児童を刺激し、視野を広げるために家族以外のサポートは欠かせません。
 
 
不登校児の話し相手や遊び相手になってサポートをしてくれる相手が身近にいると、活動量をあげるきっかけにつながります。
 
 
外出を嫌う、活動に誘っても応じないなど家族だけでは対応が困難で、正直なところ四六時中一緒にいる親も疲れます。
 
 
かといって、平日の日中に子どもの相手をしてくれる友達や相手は簡単に見つかりません。
 
 
せっかく動き出そうとしているチャンスを逃さず、外出せずに自宅で受けられる支援があると助かります。
 
 
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3.不登校児支援ボランティア制度とは?

 
 
不登校児支援ボランティア制度とは、家庭教育コーディネーターと支援ボランティアの大学生がペアで各家庭を訪問し、児童とその家族を支援・サポートする取り組みです。
 
 
支援ボランティアの学生(以下支援ボランティア)をホームフレンドと呼ぶことから通常ホームフレンドと呼ばれています。
 
 
各自治体で名称の違いや、支援の内容や目的が少し異なることがあるので福祉機関や教育機関に確認が必要です。
 
 
 
 

◆利用方法

 
 
子どもが通っている学校、または福祉機関、教育機関を通して、利用の意思表示をします。
 
 
その後、担当になる家庭教育コーディネーターとの面談をして利用がスタートします。
 
 
義務教育資格をもつ、小学生、中学生の不登校児童とその家族が利用できます。
 
 

◆支援員について

 
 
家庭教育コーディネーターと支援ボランティアがペアで各家庭を訪問します。
 
 
基本的に、男の子の児童には男性、女の子の児童には女性の支援ボランティアが派遣されますが、希望すれば応じてくれます。
 
 
教育・福祉・心理学を学ぶ大学2年生以上の学生が対象で、長期利用する場合は支援ボランティアが変わる場合があります。
 
 

◆料金や利用の頻度

 
 
無料で利用でき、月に1度ほどのペースで各家庭を訪問して、1時間程度、児童と触れ合います。
 
 
支援を必要とする児童と支援ボランティアの数のバランスや、児童と家庭の事情により頻度の調整は可能です。
 
 

◆支援内容

 
 
支援の内容は主に不登校の児童との話し相手や遊び相手になることです。
 
 
ゲームの相手など室内遊び、散歩や鬼ごっこ、勉強をみるなど、児童の希望に応じて臨機応変に対応してくれます。
 
 
事前に連絡をしておけば、現地集合で公園で遊ぶ、買い物、外食などを一緒にすることも可能です。
 
 
親は同席しなくてもOKなので、息抜きの時間に使うこともできますし、コーディネーターの方に相談にのってもらうこともできます。
 
 
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4.不登校児支援制度を最大限に活用する方法

 
 
せっかくの制度を最大限に活用するために、家庭教育コーディネーターとの連携は必須です!
 
 
学校からすすめられるままに利用を開始しましたが、利用開始当時は会話もなくYouTubeを一緒に見て終わるだけの日が多くありました。
 
 
せっかくの制度をもったいない使い方をしていると感じ、支援ボランティアが交代するタイミングで、支援を最大限に活用するために実際にコーディネーターと行った事は次の3つです。
 
 
 
 

◆①利用目的を伝える

 
 
コーディネーターとの打ち合わせの時間を設け、不登校児支援ボランティア制度を利用する目的を伝えました。
 
 
コーディネーター・支援ボランティアと親との間で、共通の目的を持って子どもと接することができます。
 
 
私はYouTubeばかりを見て過ごす息子の視野を広げたいと利用目的を伝えました。
 
 
子どもが支援ボランティアと一緒に遊ばなくてもその時は私の話し相手になって、学生生活の様子などを聞いて間接的にでも子どもに外の世界を感じさせたいことを伝えました。
 
私が楽しそうにコミュニケーションし、支援ボランティアのことを知ることで、子どもの抵抗感も薄れ、打ち解けやすくなりました。
 
 

◆②状況報告

 
 
支援ボランティア訪問の前日にこちらの状況を報告をしました。
 
 
前回の訪問後、どんなことをして過ごしたか、いまどんな遊びにハマっているかなどこちらの状況を知ってから訪問してもらうためです。
 
 
ゲームで対戦をしたがった時は、勝ちにこだわるので負けると癇癪を起こすことなど、子どもの特性を事前に伝えておきました。
 
 
こちらの状況から、コーディネーターがおもちゃを準備してくださったり、子どもの興味に合わせて話をしてくれたり、コミュニケーションの材料になりました。
 
 
また、状況を知って訪問してもらうことで親が安心して支援を利用できるようになりました。
 
 

◆③支援の感想を伝える

 
 
訪問日のあとに、支援してもらったことの感謝とその時に感じたことを報告をしました。
 
 
横柄な子どもの態度・癇癪をスルーしてくれたことや、子どもにとことん付き合ってくれたこと、子どもの興味に関心を寄せてくれたこと。
 
 
その場で伝えられることは伝え、伝えられなかった事は支援のあとの子どもの感想や良い変化などと一緒にメッセージを送って伝えました。
 
 
そうすることで、コーディネーターや支援ボランティアの次の支援のヒントになりました。
 
 

5.支援ボランティアとの経験から広がる子どもの未来

 
 
引きこもりがちな不登校生活で、家族以外との接触が少なく、圧倒的に経験不足の息子にとって、支援ボランティアとの時間はとても良い経験の場になっています。
 
 
不登校児支援ボランティア制度を利用し始めた時は、勧められるまま利用目的もなく支援を受けていたため、ただ子どもが動き出すのを待つだけの時間を過ごしていました。
 
 
支援ボランティアも子どもの状態や子どものことを知る機会がなく、何をきっかけに交流したらいいか戸惑いもあったと思います。
 
 
支援を受ける私も、子どもの調子が良くない時など、こちらの状況を知らせずに訪問してもらうことはとても不安に感じていました。
 
 
私が家庭教育コーディネーターとの連携を取ったことで、私の不安もなくなり、コーディネーターと支援ボランティアも子どもと積極的に関わってくれるようになりました。
 
 
子どももリラックスして支援を受けられるようになり、「次は一緒にサッカーがしたい!」「ゲームでバトルしたい!」など支援ボランティアと何がしたいかを教えてくれるようになりました。
 
 
以前はYouTubeを観るだけだった1時間が、一緒にカードゲームをしたり、庭に出てサッカーや鬼ごっこをする時間に変わりました。
 
 
人との関わりのなかで、ルールを守ること、負けることもあること、家族とだけでは経験できないことが経験できています。
 
 
短時間でも周りに合わせて行動しようと頑張る息子の成長を感じられ、不登校でも息子は大丈夫と思えるようになりました。
 
 
 
 
外部との接触が少なく孤立しがちな不登校生活で、家族以外との関わりはとても貴重です。
 
 
不登校児支援ボランティア制度、お住まいの自治体に問い合わせて、この記事を参考にぜひ活用してみてください!
 
 
 
 
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執筆者:福原かおり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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