思春期女子のあるあるな言動に見られる「攻撃性が強くなる」「反発が多くなる」または「メンタルの落ち込み」など、難しい思春期イライラ女子の対応にお悩みではありませんか?この記事では親子関係が上手くいく思春期・反抗期の子どもへの対応法をご紹介しています。
【目次】
1.思春期イライラ女子の”あるある”な言動に対するママの心得
2.思春期・反抗期の親子で気を付けたい躾のコミュニケーション
3.親子関係が上手くいく思春期・反抗期女子への対応法
①叱る(口出しする)行為は2つだけ!
②褒めるのではなく認める
③選ばせて行動させる
1.思春期イライラ女子の”あるある”な言動に対するママの心得
「みんなやってるからいいじゃん!」とか「何も知らないくせに、言わないで!」とか思春期の子どもの反抗的な態度に「イラっ」とすることありませんか?
そんな思春期女子の反抗的な言動に巻き込まれないためには、親が感情的に反応せずに戦略的に対処することです!
私の娘はHSCで繊細な中学1年生です。
もともと反発するような子ではなかったのですが、中学生になって「ママは何もわかってないのに、簡単に言わないでよ!」など反発的な言葉を度々聞くようになりました。
今まで通り話しかけているだけなのに、突然機嫌が悪くなるのです。
中学生になったし、基本的なルールやマナーを身に着けてほしいという気持ちから、私はつい口出ししていました。
言えば言うほど娘の反発が強くなり、リビングにいる時間が減ってきたり、私との会話を避けたりするようになっていきました。
私は、発達科学コミュニケーション(発コミュ)で思春期・反抗期女子への対応を学んでいたこともあり、娘の小さな変化や私自身を振り返って親子関係がこじれる前に対応を切り替えることができました。
今、こじれてしまっていても声かけを少し変えるだけで思春期イライラ女子の心を徐々に落ち着かせる効果があるのでご紹介します。
2.思春期・反抗期の親子で気を付けたい躾のコミュニケーション
思春期・反抗期の子どもに、「もう中学生なのだからこれくらいできないと!」などの躾のコミュニケーションスタイルは逆効果です。
発達の特性がある子どもは人間関係が苦手な子が多いと言われています。
親子関係も人間関係のひとつなのでギクシャクしたり少し疎遠になったりすることは考えられることです。
そこに思春期の第二次反抗期が重なると親子関係は更にギクシャクしそうです。
思春期・反抗期は心の成長がグッと進む時期なので、心が成長している最中に「これくらいできないとダメ」などの言葉は成長を阻害してしまいます。
だから、子どもに反発されるのです。
やればやるほど子どもは、攻撃性が強くなったり反発心が出てきたりします。
もともと発達の特性がある子どもに、思春期・反抗期という時期と親の口出しなど環境の要因が加わり、二次的な特性が別の形で出てきたりします。これを二次障害と言います。
二次障害には大きくわけて3つあります。
➀攻撃性が増していく
➁メンタルがうつうつして落ち込み精神症状が強くなってしまう
➂不登校や登校渋りなど社会と交わりたくなくなって引きこもるようになる
過干渉や躾は思春期・反抗期の子どもにも発達特性のある子どもにも適していません。
では、思春期・反抗期の子どもと親子関係を良好に保てる対応にはどのようなことがあるのか次章でお伝えしますね。
3.親子関係が上手くいく思春期・反抗期女子への対応法
◆① 叱る(口出しする)行為は2つだけ!
思春期・反抗期女子とのコミュニケーションには口出しタブーです。
思春期・反抗期のイライラ女子は口出しされるのが大嫌いだからです。
発コミュでは親が子どもを叱る行為は2つとお伝えしています。
1つ目は「自分や他人の身を危険にさらす行為」
2つ目は「倫理・道徳・法律に反する行為」
これ以外は、叱る必要はない事と心に留めておくと余計な口出しをしなくて済みます。
部屋の片づけができず散らかっていても、推しなどのYouTubeばかリみていても叱る対象ではありません。
つい口出ししてしまいそうですが、叱ることの基本を心に持って、それ以外は叱らなくていいのだ!と決めておくと親としてもとても楽ですよ。
私は、娘ができていないことに直面してもスルーできるようになってきました。
思春期・反抗期女子へは、なるべく口出しをしないことです!
◆② 褒めるのではなく認める
思春期・反抗期女子は褒めにくくなる年頃です。
本気で褒めていても「わざとらしい!」などと言うのです。
だから、褒めるのではなく認める肯定の声掛けの方が子どもに届きます。
「ありがとう」「助かったよ」など感謝のことばを素直に伝えます。
なかなか顔を合わす機会が少ないのならメモに一言残すのもおススメです。
つかず離れずくらいの距離感は「ママは見守っているよ」との無言のメッセージにもなりますよ。
◆③選ばせて行動させる
反発を避けるために、指示出しをせず、選ばせて行動をさせます。
思春期・反抗期女子は指示されるのが大嫌いな傾向にあります。
こちらの指示に「今しようと思ったのに!」「わかってるから言わないで!」と反発の言葉が返ってくるのは思春期イライラ女子のあるあるです。
私は言われてハッとしたのですが、何かしてほしい時には子どもに選ばせて行動させると文句もでずスムーズに進みます。
「これとこれ、どっちにする?」と子どもに選ばせます。
例えば、
・洗濯物片づけるのとお茶碗片づけるのどっちがいい?
・お風呂はママの先がいい?後がいい?
などです。「やって!」と命令口調でいわれるより気持ちがいいです。
このように、子どもに選ばせて行動させるのがポイントです。
私は、娘のリビング滞在時間が減ってきたことをきっかけにこの3つのことを戦略的に声掛けしました。
すると、反抗的な態度に出くわすことも減り、徐々に以前のようにリビングで過ごす時間も増えてきたように思います。
思春期・反抗期になったら、ルールを守らせることよりは自分で決めて行動したという事実を認めてあげることが大事です。
是非、選ばせて行動させてあげることを意識してみてくださいね。
思春期・反抗期という難しい時期をママも楽しんで過ごして欲しいと思います。
思春期女子への対応に困っているママに知って欲しい!対応策をご紹介しています!
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♡小冊子のご感想
子どもの行き渋りにどう対応するのが正解か分からず困っていました。こちらの本を読んで、行き渋りが悪化する対応をしていたことに気付き、はやめに知れて良かったと思いました。また、どう対応したらいいのか、具体的な対応と声かけが書かれていたので、ありがたいです。今日から取り組んでみます。
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執筆者:瑞上 ようこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)