ADHDなどの発達障害のある子どもは、興味のないことに集中することが苦手で勉強に集中できなくて困っていることがあります。親は勉強に集中してほしいですが、子どもは遊ぶ時間もほしいんです!集中力を高め、遊ぶ時間まで増やしちゃう勉強方法をご紹介します。
【目次】
1.勉強は嫌いじゃないけど集中できない!
2.ADHDの子どもの集中力が続かないのはなぜ?
3.集中力を高めて目標達成!遊ぶ時間を増やしちゃおう!
1.勉強は嫌いじゃないけど集中できない!
勉強に集中しなきゃいけないのに集中できない!
やらなきゃいけないとわかっているけど、どうしても後回しになってしまう…

集中力が続かず、勉強が進まないお子さん多いと思います。
わたしの息子も「勉強しなきゃってわかってるけど、思うように進められないんだよ~」とよく言っています。
そんな息子ですが、ほんのちょっと工夫することで、集中して勉強をすすめられるようになったんです!
集中力を高めるトレーニングなどはしていません。
ほんとに、ちょっとの工夫で集中力を高め、勉強に集中することができるようになりました。
ここでは、わたしの息子の事例と、なぜ集中して勉強できないのか?どうやったら集中力を高められるのか?についてお伝えしていきますね。
2.ADHDの子どもの集中力が続かないのはなぜ?
わたしの息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)です。
発達障害にはほかに、自閉スペクトラム症(ASD)や学習障害(LD)などがありますが、ここではADHDについて説明していきます。
発達障害は生まれつきの脳の機能障害で、病気ではありません。

ADHDの特性に
・注意欠陥(不注意)
・多動
・衝動性
があります。
興味のないことに集中することが難しいため、勉強が苦手なお子さんは、ゲームや漫画など、自分の興味のあることに気が向いてしまいがちです。
わたしの息子も勉強よりもゲームや図鑑が好きなので、勉強をしなければならないとわかっていても、興味のあるほうへ気が向いてしまいます。
ADHDはワーキングメモリという短期記憶がとても苦手なので、 ほかのことを始めてしまうと、やらなければならないことを忘れてしまいます。
また、興味のあることに対しての集中力がすごく(過集中)声をかけても聞こえないくらい集中してしまうこともあります。
なので、勉強をしようと思っていたのに遊び始めてしまうと、遊びに夢中になってしまい、勉強すること自体を忘れてしまうのです。
発達の特性にかかわらず、やる気が出ないときってありますよね?
やらなきゃいけないとわかっていても、なんでか集中できない…。
集中できないときって、「何か気になることがあるとき」なんですね。
・スマホの通知が気になる
・テレビや隣家などの物音が気になる
・勉強の成果を感じられずモチベーションが上がらない
・親からのプレッシャーがストレスに感じている
などなど。
ママに例えるなら、ほこりが気になるから掃除したいんだけどなぁ、トイレ掃除がまだだったなぁ、夕飯のは何にしようか?テレビニュースが気になってしまうわ~、という感じです。
気になることがあると集中できませんよね?
集中力が続かない原因がわかれば、対応し改善していくことが可能です。
3.集中力を高めて目標達成!遊ぶ時間を増やしちゃおう!
集中力が続かない原因が何かわかりましたか?
集中できない原因に合わせて対処していくと、苦手な勉強に進んで取り組めるようになります。
スマホやゲーム機の通知が気になる
⇒勉強中は別の部屋に置き、触らないようにする。
テレビや隣家の物音が気になる
⇒ヘッドフォンをつけて勉強をしたり、図書館や公民館など静かな施設を利用する。
モチベーションが上がらない
⇒友達同士で教え合ったり、ご褒美を設定する。

わたしの息子は、自分で勉強時間の配分や1日にやる量を決めて取り組んだことで、集中して勉強できるようになりました。
長時間集中することが難しいので、10分毎とか1ページずつなど、本人が集中できそうな時間や量を決めたことで、集中して勉強に取り組むことができました。
また、ゲームの前か後か、食事の前か後かなど、子どものタイミングに任せることも大事です!
親からのプレッシャーにストレスを感じている場合は、一緒に話し合ってみましょう。
たとえば、勉強をやろうと思っていた矢先に「勉強は?宿題は?」と聞かれることでやる気を失ってしまったり、高すぎる目標設定を押し付けるのはNG。
一度お子さんと一緒に勉強の目標や取り組み方、目標達成時のご褒美や遊ぶ時間の確保などについて話し合ってみてくださいね。
明確な目標や遊ぶ時間、親のサポートがあるとわかると、集中して勉強に取り組むことができるようになるはずです。
子どもには遊ぶ時間も必要です。
勉強に集中するための環境づくりも大切ですが、まずはお子さんと勉強や遊ぶ時間について話し合いサポートしてあげてくださいね。
集中力とストレスの関係について気になった方はこちらをチェックしてくださいね!
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♡小冊子のご感想
癇癪や暴力を起こす息子に、「なんでそんなことするの」と思っていましたが、原因がわかったことで、子どもを見る目が変わりました。これからは冷静に対応できそうです。
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執筆者:村上 惠子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)