五月雨登校はこのまま不登校になる?小学5年生の登校しぶりが引きずらなかった理由

 

元気なのに「学校に行きたくない」と言い出した小学5年生。五月雨登校が不登校につながるのではと不安になりますよね。休ませたことで本音が見え、引きずらなかった親の関わりと回復のサインを体験からお伝えします。
 

【目次】

1.小学5年生の五月雨登校は不登校の始まり?
2.なぜ理由が分からない「行きたくない」が起こるの?
3.五月雨登校の子どもに親ができることは?

 

1.小学5年生の五月雨登校は不登校の始まり?

 
 
五月雨登校は、「もう行けない」という状態ではなく、「行ける日もあるけど、気持ちがついていかない日もある」という揺れの状態です。
 
親としては不安になりますが、この揺れがあるからこそ、安心できる関わりの中で戻っていくこもあります。
 
 
新学期が始まってしばらく経ったころ。
 
 
学校生活にも慣れてきたはずなのに、子どもがぽつりと「学校に行きたくない」と言い出したら——戸惑いますよね。
 
 
体調が悪いわけでもなく、理由もはっきりしない。それでも「行きたくない」と言われると、「ここで休ませたら不登校になるのでは」と不安になります。
 
 
私も同じでした。
 
 
普段は時間も守れ、親の話にも耳を傾けられる小学5年生の次男が、ある日突然「今日は学校に行きたくない」と言ったのです。
 
 
「甘えなのかな」「ここで休ませたら戻れなくなるかもしれない」そんな不安を抱えながらも、私はこう返しました。
 
 
「そっか、行きたくないんだね。」
 
 
その日は学校を休むことにしましたが、結果的にこの一日が、次男の本音が見え、引きずらずに回復していくきっかけになったのです。
 
 
 
 
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2.なぜ理由が分からない「行きたくない」が起こるの?

 
 
子どもに小さな不安や失敗が重なり、自分でも整理できないままだと「学校に行きたくない」という形で表れることがあります。
 
 
次男が学校を休んだその日、私は「休んだことを責めない一日にしよう」と決めました。
 
 
無理に理由を聞き出すこともせず、勉強をさせることもせず、ただ「今日はゆっくり過ごそうね」と声をかけました。
 
 
せっかくの平日休み。次男の好きなことをして過ごそうと思い、アスレチックに出かけました。
 
 
身体を動かしながら何度も挑戦するうちに、次男の表情は少しずつ柔らいでいきました。
 
 
そして、ある遊具をクリアできたとき——次男がぽつりと話し始めたのです。
 
 
「係の仕事、忘れちゃって…先生が怖くて言えなかったんだ」
 
 
それはとても小さな出来事でした。でも次男にとっては、「叱られるかもしれない」「どう伝えたらいいか分からない」という不安が重なり、学校に行きたくないほど大きな出来事になっていたのです。
 
 
私はただ、「そうだったんだね」と受け止めました。
 
 
そして「どうしたらいいと思う?」と問いかけると、「勘違いして忘れていましたって言う」と、自分なりの答えを出しました。
 
 
後日、次男は先生へ勘違いしていたと伝えることができました。
 
 
安心して休めたことで、自分で伝える勇気が持てたのだと思います。
 
 
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3.五月雨登校の子どもに親ができることは?

 
 
特別な対応をするよりも、気持ちを受け止めて安心して揺れられる環境をつくることが、子どもの回復を支えます。休んだことを責めず、子どもが自分で考え対処できる余白を残す関わりが大切です。
 
 
今回の経験から感じたのは、「休ませるかどうか」よりも「休んだ日の質」が大切だということでした。
 
 
・まずは気持ちを受け止める
・理由を無理に聞き出さない
・休んだことを責めない
・好きなことで気持ちを整える
・子ども自身が考える余白を残す
 
 
私は出来事を何度も振り返ることはせず、「ちゃんと話せたんだね」とだけ伝えました。
 
 
すると、その話題は自然と終わり、次男は引きずることなく日常へ戻っていきました。
 
 
●安心して休めたこと
●自分で対処できたこと
●そして責められなかったこと
 
 
その経験が、「困っても大丈夫」「また戻れる」という感覚につながったのだと思います。
 
 
子どもが回復していく姿を見て、私自身の不安も少しずつ軽くなっていきました。
 
 
もし今、お子さんの五月雨登校に戸惑っているなら——
 
 
ひとりで悩まなくて大丈夫です。
 
 
子どもは安心できる環境の中で、自分の力を取り戻していくことがあります。そして親もまた、迷いながら関わり方を見つけていけるのだと思います。
 
 
 
 
 
「どうしたらいいんだろう」と悩みながらも、子どもにとっての安心を探し続けている親御さんは、本当にたくさんいます。
 
 
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五月雨登校!学校に行きたくない小学5年生によくある質問(FAQ)

 

Q1.休んだあと元気そうにしていると、余計に不安になりませんか?

休んだ日に元気に過ごせるのは、安心して気持ちが回復しているサインでもあります。学校で感じていた緊張が一時的に抜けている状態のため、元気そうに見えること自体は自然な反応です。

 

Q2.学校に行けた日と行けない日の差が大きくて戸惑いませんか?

行ける日と行けない日があるのは、気持ちが揺れている時期によく見られます。波があること自体が悪いわけではなく、その揺れの中で少しずつ安心感と自信を取り戻していくこともあります。

 

Q3.親が仕事で迎えに行けないときはどうしたらいいですか?

すぐに対応できない場合でも、「間に合えば迎えに行くね」気持ちを伝えるだけで安心につながることがあります。物理的な対応よりも、見守られていると感じられることが子どもの支えになることも多いです。

 

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執筆者:神田久美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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