小学校行きたくないと泣く一年生の息子に毎朝イライラ。登校しぶりは朝だけだし「様子を見よう」は実はNGかも!ママのコミュニケーションをほんの少し変えるだけで、元気に「いってきます」と言えるママの対応法をご紹介します。
【目次】
1.登校しぶり朝だけ起こすのはなぜ?
ワクワクドキドキして入学した小学校にも少しずつ慣れてきた頃。
だけど最近朝になると「小学校行きたくない!」と泣く一年生の息子を見ると胸がギュッと苦しくなることありませんか?
登校しぶりは、子どもが不安に気づいて欲しいSOSのサインかも知れません。
ママが子どもの気持ちに寄り添い、不安を和らげる対応をすることで登校しぶりは少しずつ落ち着きます。
朝になるとこんな様子が見られませんか?
・なかなか起きられない
・朝から機嫌が悪い
・「お腹が痛い」としゃがみこむ
・「頭が痛い」と泣く
体の不調かな?と心配になりますが、実はコレ心が出しているSOSのサインかも知れません。

朝だけ登校しぶりが起きるのは、「親と離れて、学校という“ちょっと不安な場所”に行かなきゃいけない」 そんな気持ちが心の中にあるからです。
保育園や幼稚園の時は先生が手厚く関わってくれる環境が当たり前。
だけど小学校に入った途端、“なんでも自分で”という世界にガラッと変わります。
慣れないことも多く、不安は自然な反応なんです。
放課後や家では元気いっぱいでも、朝になるとまた不安がぶり返す。
その結果、「学校行きたくない」という言葉や涙につながるのです。
では、「学校行きたくない」と泣く一年生の子どもたちは、心の中で何を感じているのでしょうか?
次項でもう少し詳しく説明しますね。
2.小学校行きたくない!と泣く小学一年生の心理
登校しぶりが小1から起こる理由は、環境の変化でさまざまな不安が大きくなることが原因です。
人間の行動はすべて脳の指令によって決まります。
脳が“学校”を「怖い場所」「嫌なことがある場所」と認識すると、警報を鳴らし、本能的にそこから逃げようとします。
その「逃げたい」という気持ちが、「お腹が痛い」「頭が痛い」といった身体症状として現れたり、朝から泣いたり癇癪を起こしたりするのです。

どちらも、過剰なストレスへの反応。
心が出しているSOSのサインです。
特に登校しぶりが朝だけに起こる場合は、起きた瞬間に「今日も学校か…」と脳が警戒モードに入り、身体や気持ちが一気に不調になることもあります。
小学校に入ると、
•知らない人がたくさんいる
•学校で何をすればいいのかわからない
•クラスに馴染めない
など、今までとは違うことがたくさんあります。
たとえば、「体操服を忘れた」「トイレの場所が分からなかった」「給食の時間がこわい」といった些細なことも、小1の子にとっては大きなストレスです。
子どもは毎日、新しいことだらけの環境でがんばっています。
脳はフル回転し、緊張状態が続いているため、家に帰るとぐったり疲れてしまうのです。
大人なら、自分の気持ちを言葉で説明できます。
でも、小1の子はまだ“自分の気持ちを言葉で伝える力”が育っていないこともあり、気持ちをうまく表現できません。
自分でも「なんでイヤなのか」がわからないまま、涙が出てしまっているのです。
だから、そんなときにママから「どうして行きたくないの?」と聞かれても、子どもはうまく答えられず、ますます不安になってしまいます。
ママは「どうして行けないの?」と原因を探すより、「どんな気持ちなのかな?」と不安な気持ちに寄り添い、安心感を届けてあげることが大切なんです。
朝から泣かれると、「甘えてる?」「何がそんなにイヤなの?」と思ってしまうこともあると思います。
でもそれは、ママが毎朝がんばってる証拠。
ママがちょっと視点を変えるだけで、子どもの心はフワッと軽くなりますよ。
わが家でも以前、登校しぶりの息子に悩んだことがありました。
けれど、子どもの気持ちに焦点を当てた関わりに変えたことで、少しずつ元気に通えるようになり、今では「登校しぶり治ったかも!」と思える日が増えてきました。
では、そんな「行きたくない」と泣いてしまう子に、ママはどう関わればいいのか?
次で、具体的な対応をご紹介しますね。
3.登校しぶりが治って笑顔で「いってきます」と言えるママの対応
登校しぶりを朝だけ起こす小1の子には、夜の関わり方がとても大事です。
朝のグズグズにはつい目が向きがちですが、実は前の晩のママの一言で、翌朝の様子が変わることもあるんです。
まず朝の対応として大切なのは、子どもの不安に共感すること。

「学校、がんばってるもんね。ちょっと疲れてきたかな」と声をかけてみてください。
泣いたりぐずったりしている子は、自分でも気持ちをうまく言葉にできていません。
ママが“代わりに言ってくれる”だけでホッとできるんです。
そして実は、夜の時間こそ、登校しぶり対策のチャンス。
寝る前に「今日給食食べたんだよね、すごい!」など、できたこと・楽しかったことを一緒に思い出す会話をしてみてください。
脳は寝ている間にその記憶を整理するので、前向きな気持ちが残りやすくなるんです。
ここで注意したいのは、「明日はあなたの好きなミートボールだよ、行けるんじゃない?」のように“学校に行かせたい気持ち”が見える声かけ。
ママの期待を感じ取る子には、逆効果になりがちです。
「できたこと」「今の楽しさ」にフォーカスしたやりとりが、子どもの安心につながります。
登校しぶりは、早めの気づきと対応でグンと楽になります。
「ちょっと様子が違うな」と思ったら、まずは夜の時間から、やさしい声かけを試してみてくださいね。
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執筆者:平野 可奈子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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