毎日の宿題で「やりたくない!」と癇癪で泣く小学生にイライラしていませんか?低学年の宿題で必要以上に時間がかかるとしたら、やりたくてもできないサインかもしれません。視点を変えて新しい宿題習慣を手にいれませんか。
【目次】
1.小学生は宿題ができて当たり前?
2.低学年の子が宿題で癇癪を起すのはSOSのサイン
3.宿題やりたくないと泣く子向け!宿題サポート法
4.「帰ったらまず宿題!」が定着した娘
1.小学生は宿題ができて当たり前?
宿題なんてできて当たり前。なのに宿題のたびに癇癪で、泣き叫んでいる時間の方が長いとイライラしてしまいますよね。
実は小学校低学年の子が1日の学校生活をがんばってきたあと、家で宿題に取り組むのは、大人が思う以上に負担なんです。
「宿題できない!」と感じて泣いたり癇癪を起こしたりするのは、ある意味自然な反応とも言えます。

娘が小学校に入学したとき、私は毎日の宿題にこれほど悩むとは思っていませんでした。
宿題は常に後回し、寝る時間になってもできていなくて癇癪を起こしながら眠ってしまうことも。
宿題ができていないと今度は「学校に行けない!」と大騒ぎ。土日だけは心底ホッとしました。
娘は毎日の宿題バトルで「学校行きたくない」と言うようになりました。
泣かせてまで宿題をさせることって、学校に行くことより大切なこと?
答えはNOです。宿題癇癪がなくなり、学校へ元気に登校できるようになったわが家のサポート法をお伝えします。
2.低学年の子が宿題で癇癪を起すのはSOSのサイン
子どもが「宿題をやりたくない」と癇癪を起こすのは、「これ以上がんばれない」のサイン。
脳は「楽しい!」「わかった!」と感じたときによく発達する特徴があります。
つまり脳の発達の観点からも「イヤイヤ」「イライラ」状態では、学びは定着しないんです。

先生が宿題を出す目的は、学びの定着や勉強習慣を身につけることですよね。
けれど、癇癪を起こして泣きながら無理やりする宿題で、果たして学びが定着するでしょうか?
むしろ勉強が嫌いになってしまうのではないでしょうか。
実は癇癪を起こしているときは、脳の中で“感情の暴走”が起きていて、理解したり考えたりする力が働きません。
さらに癇癪をくり返すことで「癇癪を起こしやすい脳」が強化されていくという悪循環も。
癇癪は「起こさせない」ことが何より大事なんです。
3.宿題やりたくないと泣く子向け!サポート法
そうはいっても宿題はするのが当たり前、「やりたくない」という言葉をそのまま受け入れることは難しいかもしれません。
そんなママに意識してほしいポイントは、子どもが「わかる!できる!」と感じながら宿題をしているかどうかです。
「どこならできそう?」と、できる範囲から選ばせてあげます。
たとえば、
・「この漢字の中で、書きたいのはどれ?」
・「何回書けそう?」
・「ママが書くのを見ててくれる?」
わが家では、おやつを食べて、楽しい雰囲気にしてから宿題を始めます。
笑顔のある時間は、脳にとっても「学びやすい時間」。
気をつけてほしいのは、できていないことを指摘しないこと。
・字が汚くてもスルー、書けたことが〇
・音読ができなければ、ママが読むのを聞くのでも〇
・漢字が書きたくないなら、指でなぞるのでも〇
ほとんどママがやっても、最後は「よくできました!」の二重マルで締めくくります。
「宿題を代わりにやるなんて、甘やかし?」
そう感じる方もいるかもしれません。
ですが癇癪を起こして宿題に苦しむ子にとって、一番つらいのは「できない自分」と向き合うことなんです。
私たちが子どもに本当に手渡したいのは「自信」です。
少しの「できた!」を積み重ねることで、宿題へのハードルが下がっていくんです。
楽しい・うれしいというポジティブな感情で終わる経験が、次の「やってみようかな」の原動力になります。
先生にはわが子の状態・わが家のゴール・宿題に取り組める方法を伝えて、親が手伝うことを大目に見てもらいました。
4.「帰ったらまず宿題!」が定着した娘
「学校が楽しいと思えること」をゴールに、癇癪を起こさせないように宿題に取り組んだわが家。
その結果、2年生になった娘は「帰ったらまず宿題」という習慣が定着しています。
学校でへとへとになり、宿題を多く感じてしまう時は今でも手伝っています。
それでも癇癪を起こすことはほとんどなくなりました。
どうしてもできない時は「〇分寝てから宿題する」と自分で調整もできるようになりました。
これからの時代に必要だと言われる、「主体的に課題を見つけ問題を解決する力」は、自ら学びながら手に入れるもの。
勉強=イヤなこと、というイメージをつけてしまえば、長い人生で大きなマイナスですよね。
小さな宿題で、そんな大切な芽をつぶすのはとてももったいないです!
頑張ってるママの子育てが少しでも楽しくなりますように。
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執筆者:本田ひかり
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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