「友だちの話、早くてよくわかんなかった…」そんな子どものひとこと、実は“聞く力”や“理解力”の特性かもしれません。ADHDの子でも遊び感覚で楽しく伸ばせる3つの方法をご紹介します!
【目次】
1.ADHDの子の“わからない”が気になるママへ
2.その原因は“脳の特性”にあった
3.ADHDに効く!聞く力×理解力を伸ばす3つの遊び
①歌詞で育てる理解力
②ドラマで“気持ちあてっこ”
③もしもインタビューごっこ
1.ADHDの子の“わからない”が気になるママへ
ある日、学校から帰ってきた娘が言いました。
「友だちの話、早すぎてよくわかんなかった…」
こんな経験ありませんか?
子どもの“わからない”には、実は、背景に聞く力や理解力に関わる脳の特性が関係していることがあります。

私には、注意欠如多動性障害(ADHD)傾向の娘がいます。中学生になったころから、友だちとの会話のテンポについていけず、困ることが増えてきました。
「話が早すぎてわからない」という言葉が、心に引っかかりました。
一緒にいたのに、話の輪に入れなかったのかな?
“わからない”が積み重なると、自信まで削れてしまいそうで、心配になりました。
以前も、「ちょっと話題ズレてたかも…」と、あとから落ち込むことがありました。
そのたびに私は焦ってしまい、「ちゃんと聞いてたの?」なんて言ってしまうこともありました。
でも、それって逆効果だったんです。
2.聞く力・理解力の壁が原因かも
思春期の女の子たちの会話って、テンポが速くて話題もコロコロ変わるし、「空気を読む」ことまで求められたりしますよね。
これは、ADHDの特性でもある、ワーキングメモリや言語理解がちょっとゆっくりな子にとっては、とってもハードルが高いんです。

しかも、思春期の脳は「感情優位」
繊細な子ほど、「わからない=怖い」になって、余計に話しかけづらくなってしまいます。
でも、大丈夫!聞く力・理解力は、日常のママとの会話で伸ばすことができます!
次章では「楽しく、聞く力や理解力を伸ばせる方法」をご紹介しますね。
3.ADHDの子に効く!聞く力×理解力を伸ばす3つの遊び
どうすれば、“わからない”が減って、自信が育つんだろう?と考えたとき、まずは“楽しみながら育てる”方法を試してみました。

◆① 歌詞で育てる理解力
子どもの好きなアーティストの歌詞を、一緒に読んだり口ずさんだりします。
「この歌詞って、どういう意味だと思う?」と聞いてみたり、わざとママが間違った歌詞で歌ってみたりする。
これにより、文脈を読み取る力や、感情をキャッチする力が育っていきます。
◆②ドラマで“気持ちあてっこ”
子どもと一緒にドラマを観ながら、「今のセリフ、なんで言ったと思う?」「なんであんなことしたんだろう?」と問いかけてみます。
すると、「こんな気持ちだったのかも」と、相手の気持ちを想像する練習になります。
◆② もしもインタビューごっこ
「もし宝くじが当たったら何したい?」「あした学校が休みになったら、どうする?」
そんな“もしも”をさりげなく問いかけてみます。
答えるだけで、言葉で考える力のトレーニングになります。
さらに、脳がわくわくして活性化しますよ。
我が家の娘は少しずつ言葉を意識するようになり、会話力もついてきています。

いかがでしたか?
難しい教材や特別なトレーニングじゃなくても、 毎日のママとの会話や遊びの中に、“考える・感じる・想像する”力を育てるチャンスはたくさんあります。
・好きなアーティストの歌を一緒に歌う
・ドラマを観ながら登場人物の気持ちを想像する
・“もしも”の世界で自由に話す
こうした日常のやりとりが、子どもの聞く力・理解力、そして人とのつながりを感じる力を育てていきます。
子どもの「わからない」に焦らず、「一緒に考える時間」を、少しずつ重ねていけたらいいですね。
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執筆者:瑞上 ようこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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