知的障害キッズのコミュニケーション力をUPさせる秘訣

 

知的障害のある子との一方通行なコミュニケーションに悩んでいませんか? 実は“安心できる環境”とちょっとした工夫が欠かせないんです。この記事では、私が実際に試して効果のあった関わり方をご紹介します。
 

【目次】

1.知的障害の息子との会話で通じないことが多く困っていました
2.知的障害の子とのコミュニケーションが育ちにくい本当の理由
3.おうちでできる!コミュニケーション力をUPさせる関わり方

 
 

1.知的障害の息子との会話で通じないことが多く困っていました

 
 
「話しかけても返事がない」。
 
 
そんな毎日が続くと、まるで無視されているような気がして、心が沈んでいきませんか?
 
 
もっとわが子と向き合って、ちゃんとコミュニケーションを取れるようになれたらいいのに…。
 
 
そう感じている方も多いと思います。
 
 
子どもとの会話を増やしたいと思ったら、まず大切なのは、「ママとの安心できる1対1の関係性」をつくることなんです。
 
 
私も、小学生になってもなかなか言葉が増えない息子に、つい「何を言っているか分からない」と突き放したり、
 
 
一方的な会話に対して「またこの話?」「さっきも言ったよね」ウンザリした顔を見せていました。
 
 
 
 
そんな日々が続くうちに、、気づけば息子との会話がどんどん減っていってしまったんです。
 
 
それでも当時の私は、「息子の理解力が足りないせいだ」と思い混んでいました。まさか、自分の接し方が原因だったなんて思いもしなかったんです。
 
 
この記事では、そんな私が自分の関わり方を見直したことで、息子との会話が自然と増え、やりとりが楽しくなっていった体験をお話します。
 
 
 

 

 
 

2.知的障害の子とのコミュニケーションが育ちにくい本当の理由

 
 
一方的に話しをされるだけや、逆に返事が返ってこない状況だとコミュニケーションが取れなくて辛いですよね。
 
 
実は、言葉が出にくいのは “話し方”の問題ではなく、“話す環境”の影響が大きいのです。
 
 
私は息子の言葉が伸びるようにと、療育にたくさん通ったり、病院で言語訓練を受けたりと色んなことを試してきました。
 
 
保育園に入ったら周りの影響で増えるよ、なんて言葉も聞いていたので、期待していましたが、その通りにはなりませんでした。
 
 
それもそのはずです。
 
 
自閉スペクトラム症で知的障害のある子どもには、こんな特性があります。
 
 
・自分の世界に意識が向きやすい
 
・集団の中では言葉が出にくい
 
 
 
 
つまり、集団で練習しても、思うように力を発揮できないのは当たり前なんです。
 
 
私は周りと比べて焦ってしまい、「もっと練習させなきゃ」と言い間違いを訂正したりと、気持ちが上手く言えない息子に対して「言葉で説明してよ!」と返してしまい、空回りしていました。
 
 
何よりこの否定的な対応が、息子の「会話したい」という気持ちを奪っていたことに気付かずにいたんです。
 
 
今のままでは、将来何も話してくれない親子関係になってしまう…と感じたので、発達科学コミュニケーションをやる決断をしました。
 
 
1対1での「安心できる環境=ママとのコミュニケーション」こそが会話を引き出すカギだと知り、息子に対しての声かけを変えていくことをしました。
 
 
そんな対応を事項で詳しく説明していきますね。
 
 
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3.おうちでできる!コミュニケーション力をUPさせる関わり方

 
 
今までだって1対1で対応してきたけど、それでも伸びなかったし、一体どうすれば…?と疑問を感じますよね。
 
 
ここからは、私が実際に取り入れて効果を感じた方法をご紹介します。
 
 

◆① 息子の好きなこと・モノから質問する

 
 
子どもが大好きなテーマなら、自然と話す意欲が高まります。
 
 
例えば、
 
 
・食べるのが好きなら、「今日の晩ご飯の中で一番おいしかったものは?」と聞く
 
・電車が好きなら、「どの電車がかっこいい?」「何駅が一番好き?」と聞く
 
 
・YouTubeが好きなら、「今日はなんのYouTube見てるの?」と一緒に見て、「○○のYouTubeを見ているんだね!」「○○君はこういう○○な動画が好きなんだね!」
 
 
好きなことを取っ掛かりにすると、子どもも知っていることが多いので答えやすいんです。
 
 
ここで興味を持つ話し方ができると、ママとの会話って楽しいかも!と気付いてくれるようになります。
 
 
息子の好きな話題から会話が広がり、やがて学校であった出来事も話してくれるようになりました。
 
 

◆② 話すタイミングを大切にする

 
 
子どもが「話したい」と思ったときに、最後まで遮らずに聞きましょう。
 
 
子どもがママに話したい!と思ってくれたときは、コミュニケーション力を引き伸ばすチャンスです。
 
 
・言い間違いも否定せず、まずは聞き切る
 
・最後に「こういうことだったんだね」とやさしくまとめて伝えてあげる、もしくは代弁してあげる
 
 
子どもが“考えて話す時間”こそが、言葉を育てる成長に繋がっているんです。
 
 
代弁してあげることで、「そうやって話せばいいのか!」と話し方を覚えていってくれます。
 
 
 
 

◆③ 1日10分の「聞く時間」をつくる

 
 
最初の頃は返事が「…うーん」と返ってきて会話にならなくても大丈夫です。
 
 
毎日10分、息子が好きなことを話せる、安心できる1対1の時間をつくるだけで、信頼関係を育んでいけます。
 
 
ご飯を一緒に食べる時でも、お風呂でも、寝る前でも、お母さんができる範囲の時間で意識して取り組んでみてくださいね。
 
 
関わりを意識しただけでわが家の息子は、知らない話題でも返事ができるようになり、「なになに?」と人の話を聞こうとする耳が育つ、といった変化が見られるようになりました。
 
 
知的障害のある子のコミュニケーションは、無理に練習させるよりも、安心できる環境で「話したい!」と思える体験を積むことが何より大切です。
 
 
「話しかけても返事がない」から「会話になってる!」に変わる瞬間は、ママにとっても大きな喜びになります。
 
 
今日からまずは、子どもが話しやすい10分を意識してみませんか?
 
 
 
 
知的障害キッズの行動力と会話力を引き出す対応をお伝えしています。

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執筆者:みやび 楓
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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