発達障害の幼児の友達トラブルに悩んでいませんか。ADHD傾向の子が「いっしょに遊ぼう」と言えるようになる「言葉の準備」3つのステップをご紹介。行動が変わった我が家の実体験を交えたお家でできる解決のヒントをお伝えします。
【目次】
1.発達障害のある幼児に多い友達とのトラブルとは?
2.おもちゃを取ってしまう・順番が待てない本当の理由
3.ADHD傾向の子が友達トラブルを減らす3つのステップ
4.ママの関わり方が変わると、子どもは必ず変わる
1.発達障害のある幼児に多い友達とのトラブルとは?
児童館や保育園、ショッピングモール内のプレイルームなど、子ども同士が自由に遊ぶ場所では、トラブルがつきものです。
・お友達のおもちゃを取ってしまう
・順番が待てずに割り込んでしまう
・取られると怒る、無理やり取り返そうとする
特に、発達に特性がある子どもの場合、これらの行動が顕著に出ることがあり、ママはいつもヒヤヒヤして落ち着きませんよね。
「どう関わればいいのか分からない」という悩みは多くのママに共通しています。
我が家でも、特にプレイルームのような自由度の高い場所でこの悩みを強く感じていました。

こうした行動は、決してわがままでもしつけ不足でもありません。
多くの場合、
「どう伝えたらいいか分からない」
「使える言葉を知らない」ことが原因です。
息子は、注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性があり、衝動性が高いため、
✔️その場で気持ちを切り替えたり、
✔️とっさに状況に合った言葉を選んだりする
ことが苦手でした。
だからこそ、「ダメ」「待って」といったその場のしつけだけでは、望ましい行動を身につけることが難しかったのです。
2.おもちゃを取ってしまう・順番が待てない本当の理由
子どもがおもちゃを取ってしまう理由は、「どうすればよかったのか」という正解を知らないままだからです。
以前の私は、何度言っても聞かない息子に「仲良く遊べないなら、帰るよ」と声をかけてしまうことがありました。
家では少し冷静に様子を見られても、公共の場では「お友達にケガをさせてはいけない」という不安に加え、
どうしても周りの目も気になり、落ち着いて関わる余裕がなくなっていたのです。
ダメだと分かっていながら脅しのような声かけをしてしまうことで、その場では行動が止まったように見えます。
しかし、次に同じ場面になると、また同じことの繰り返し。

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3.ADHD傾向の子が友達トラブルを減らす3つのステップ
我が家では関わり方の順番を変えました。トラブルが起きてから叱るのではなく、
遊びに行く前に「言葉の準備」をすることにしたのです。
◆①ロールプレイ
1つ目のステップはロールプレイです。

ロールプレイは、自宅でリラックスしているときに行いました。
まずはママが息子役、子どもがお友達役になります。
「このおもちゃ使いたいんだけど、貸してくれない?」
「あとどれくらいで貸してくれる?」
「一緒に遊ぼう!」
このように現場で想定される場面を作り、具体的なセリフを繰り返し聞かせました。
次に役割を交代し、子ども本人に声を出して言ってもらいます。
たとえば、順番が待てずに前の子を押してしまう場面では、
「もう前に進める?」
「次、ぼくの番?」
うまく言えなくても怒らず、子どもが楽しめるようにママが優しくナビゲートすることを大切にしました。
◆②言葉えらび
2つ目のポイントは、言葉選びです。

我が家で特に練習を重ねたのが、「一緒に遊ぼう」というフレーズ。
「貸して」と言って断られるとパニックになりやすい子でも、「一緒にやろう」ならハードルが下がるのではと考えたからです。
日常生活の中でも、きょうだい間でこの言葉が出たら、家事の手を止めてでもすぐに駆けつけ、肯定的な注目を与えるようにしました。
するとある日、息子が、「今日、『一緒に遊ぼう』って言えたよ!」と、自分から嬉しそうに報告してくれたのです。
◆③できた!を見届けて肯定する
3つ目のポイントは、「できた!」を見届けて肯定することです。

お友達とのトラブルが怖くてしばらく避けていたプレイルームへ、久しぶりに行ってみました。
もちろん、車の中でも入る直前にも「今日の合言葉は何?」と確認してからです。
以前、取り合いになったのと同じおもちゃのエリアで、息子はお友達に「かして!!」と言うことができました。
お友達に「今はだめ!!」と言われましたが、これも練習通りです。
息子はパニックにならず、「じゃあ、あとどれくらい?」「一緒にやろう!!」と、練習した言葉が自然に出てきました。
最終的に一緒に遊ぶところまではいきませんでしたが、「かして」と一言伝えられたことで、
お友達も息子がそのおもちゃで遊ぶことを理解してくれた様子でした。
同じスペースでおもちゃを共有して遊ぶことができ、トラブルなく過ごせたのです。
私はその場で、息子を「一緒にあそぼうって言えたね」「練習どおりにできたね」と褒めました。
これが3つ目のポイント、子どものできた!!を見届け、肯定することです。
4.ママの関わり方が変わると、子どもは必ず変わる
この成功体験以来、息子は「一緒に遊ぼう!!」と自分から言える場面が増えました。
その言葉が聞こえたら、私はすぐに子どものところへ行き、ぎゅっと抱きしめて伝えます。
「素敵な言葉を使って、お友達もママも嬉しい気持ちになったよ」
この積み重ねが、子どもの自信になります。

自然に言葉が出てくるようになったら、大きなリアクションで褒めなくても、もう大丈夫です。
「とっても上手に言えたね」など、ママは見てるよということが伝われば、子どもに定着していきます。
行動を止める(叱る)前に、正しい言葉を準備してあげる。
それが、発達障害ADHD傾向のある幼児のトラブルを減らし、ママと子どもの自信と笑顔を取り戻す大きなヒントになります。
発達障害幼児の子どものに不安があればこちらをチェックしてくださいね!
執筆者:栗原かおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)



