学校に行くだけで疲れやすいASD(自閉スペクトラム症)タイプの子。夕方のイライラや無気力にどう対応すればいいのか迷っていませんか?実は「動かす順番」を変えるだけで、親子の空気は変わります。今日から試せる具体的な対応をお伝えします。
【目次】
1.学校に行っただけなのに…なぜこんなに疲れているの?
平日の夕方、学校から帰ってきた子どもがランドセルを床に置いたままでソファにゴロン。
宿題も、お風呂も、着替えも促さないと動かない。
「〇〇しなさい」と声をかけると、「うるさい!」などときつい言葉が返ってくる。
「〇〇しなさい」と声をかけると、「うるさい!」などときつい言葉が返ってくる。
そんな様子はありませんか?
ASDタイプの子は、刺激を強く受け取りやすく、結果として疲れやすく見えることがあります。
何も言わなければダラダラし、なにか言えばイライラが爆発。
「学校に行くだけでそんなに疲れるの?」
「みんなと同じようにできないのはなぜ?」
「ちゃんとやることをやってほしい」
「みんなと同じようにできないのはなぜ?」
「ちゃんとやることをやってほしい」
ママだって仕事で疲れているから、夕方忙しい時間にガミガミ言いたいわけではないはずです。

けれど、目の前のふてくされた様子を見ると、どうしても「甘えているのでは?」と思ってしまいますよね。
ASDタイプの子が「学校に行くだけで疲れやすい」のは、怠けていたり、体力がないからが理由なのでしょうか。
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2.ASDの子が今、消耗しやすい理由と様子見の落とし穴
ASDタイプの子は、
・環境や刺激を強く受け取りやすい
・空気や文脈を読み続けている
・周りに合わせるために無意識に頑張っている
・空気や文脈を読み続けている
・周りに合わせるために無意識に頑張っている
という特徴があります。
つまり、学校という集団環境は子どもにとって常に頭の中をフル回転させて処理し続ける場所なのです。
授業中の音。
友達の声のトーン。
先生のちょっとした表情。
次の予定への切り替え。
友達の声のトーン。
先生のちょっとした表情。
次の予定への切り替え。
それらを一日中受け取り、処理し続けると、放課後にはエネルギーが残っていないこともあるのです。
けれども、大人は「ちゃんと学校には行けている」という姿で子どもを捉えています。だから、
・学校にちゃんと行ってるから大丈夫
・帰ってきたら次のことをやるべき
・慣れて習慣づければきっと平気になる
・帰ってきたら次のことをやるべき
・慣れて習慣づければきっと平気になる
と考えてしまう…。ここが“様子見”して促してばかりしてしまう落とし穴なんです。

疲れを理解されないまま、処理しきれない要求が重なると、子どもは「できない自分」を感じやすくなります。
そして、イライラやふてくされた態度、暴言、泣き言という形で外に出てきてしまいます。
暴れているわけではない。
反抗しているわけでもない。
反抗しているわけでもない。
つまり、「やる気」ではなく心が回復できていな状態が問題なのです。
ですから、ママの対応の順番を間違えてしまうと、子どものイライラは強化されてしまいます。
では、どのように対応するといいのでしょうか?
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3.私がやめたこと、変えたこと
私も以前は、ASDタイプの娘に「帰ったらまず宿題!」「先にやることを終わらせて!」と当たり前のように言っていました。
動けない娘を見るたびにガッカリしながら、説明したり、急かしたり、正そうとしていました。
でも、いくらうるさく言っても親子関係は険悪になるばかり…。
子どもの行動は改善していきません。
子どもの行動は改善していきません。
ある時、実は娘は学校で“何もしていない”のではなく、もしやずっと頑張っているのかもしれないと気になり始めました。
帰宅後に動けないのは、怠けているのではなく回復モードなのかもしれない…。
そう理解してから、
✔ 帰宅直後の指示
✔ 正論で説得
✔ 他の子との比較
✔ 正論で説得
✔ 他の子との比較
することをまずやめました。
そして、まずは帰ってきてすぐにかける言葉を変えました。

「今日は何があったの?」「宿題あるの?」ではなく、
「今日も疲れちゃったよね、おつかれさま」
すると、いつもの夕方のピリピリした空気が少し緩んできました。
もちろん、すぐに行動につながったわけではありません。
でも、イライラして爆発する頻度は減り、娘の素直な表情が見える時間が増えました。
“やらせる”より先に、“回復させる”。
順番が違っていたのは、子どもではなく私のほうだったのかもしれません。
4.夕方が落ち着いて行動につながる3ステップ
子どもが落ち着き、自分のペースで動けるようになるための対応はシンプルです。
具体的に説明しますね。
ステップ①:30分は求めない
帰宅後、子どもをすぐに動かそうとしないこと。
すぐに宿題の話はしない。
まずはエネルギー回復を優先しましょう。
ステップ②:選択肢を渡す
「今は一人がいい?」
「それとも一緒にいる?」
「それとも一緒にいる?」
指示ではなく、子どもにどうしたいのか自分で選択させる。
“コントロールを奪わない”ことが大切です。

ステップ③:スモールステップを認める
「水飲んだのね」
「ランドセル置けたね」
「ランドセル置けたね」
当たり前に見える行動も、回復途中の一歩と捉えます。
ここを見逃さないことが重要です。
そして、判断の戻るサインは
・声のトーンが柔らかくなる
・自分から少し動き始める
・会話が成立する
・自分から少し動き始める
・会話が成立する
この状態になってくれば、宿題や次の行動に触れていきます。
順番は、回復 → 行動 ここを逆にしないように意識します。
もしあなたが今、「どう対応すればいいの?」と迷っているなら、まず今日の夕方だけ、“動かす”より先に“回復させる”を選んでみてくださいね。
子どもの心の安心が行動を生み出すきっかけになります。
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よくある質問(FAQ)
Q1:ASDの小学生がこんなに疲れやすいのはなぜですか?
感覚刺激や集団生活での情報処理の負担が積み重なることが関係している場合があります。
学校では音や人間関係など多くの刺激にさらされるため、見た目以上にエネルギーを消耗していることがあります。
Q2:学校に行けているなら問題ないのではありませんか?
行けていることと、余裕があることは別の場合があります。
登校できていても、帰宅後に強い疲労やイライラが出ることがあります。帰宅後の様子も大切なサインの一つです。
Q3:帰宅後はどれくらい休ませればいいですか?
一律の時間の目安はありません。
イライラのトーンが下がる、自分から少し動き始めるなどの変化を目安にします。行動より先に回復を意識することがポイントです。
具体的な声かけ例や回復を早める関わりについては、学びの中で詳しくお伝えしています。
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執筆者:井上喜美子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)




