【宮城県 おでかけ情報】15,000頭を超える昆虫の標本がお出迎え!カメイ美術館

一つのことに熱中しやすい発達障害の子どもたち。その中でも冬は持て余し気味な虫好きキッズが楽しめるのが、世界中から集められた標本が1万以上あるカメイ美術館です。世界最大の蝶が見られるので、ますます昆虫が好きになるかもしれませんね!
 

【目次】

 

1.同じ遊びを繰り返す発達障害の子どもの興味を広げたい!

 
 
「新幹線を見に駅に行きたい!」
「アリの行列をずっと見ていたいから、帰りたくない!」
 
 
発達障害のお子さんの中には、同じ遊びを繰り返す、パターン化して融通が利かないといったことがよくあります。電車や虫、車など、興味を示すものは、子どもによって色々。
 
 
でも、休みのたびに同じ場所ばかりに付き合わされるのは、お母さんだって嫌ですよね。
 
 
そこで、他のことに興味を持たせようと、別の場所に連れて行っても「早く帰りたい…」なんて言われてしまう。せっかく連れてきたのに…とがっかりすることもあるかもしれません。
 
 
そんなときは、無理にほかのものを提示するより、好きなものをとことんやらせることで興味の世界がグッと広がります。
 
 
例えば、うちの子は虫好きです。虫が好きなので山や公園に行きます。
 
 
すると「熊注意」の看板があって急に、怖くなってしまいました。でも、怖いだけでは、もったいない。せっかくなので、「身近なマーク、記号」の本を借りてきて同じ看板を探しました。
 
 
さらに動物図鑑で調べて、熊がいる場所を調べます。北海道に多くいることがわかりました。それからは、よく日本地図を見るようになりました。
 
 
はじめは「虫が好き!」と自宅の庭や保育所で毎日探しているだけでした。しかし、せっかくなので、森に行ってみるようになると、興味の幅がぐっと広がりました。
 
 
そればかりやっていて困ったなと思うこともあると思います。でも、とことんやらせることで子どもは色々なことを覚えていきます。
 
 
それが楽しい!という気持ちにつながります。子どもが本当に楽しいと思って行動すると、脳の発達が加速するんです!
 
 
 
 

2.冬に動かなくなってしまう虫好きキッズを外に連れ出そう!

 
 
夏の間は毎週のように虫取りに出かけていた。
 
 
だけど…
 
・冬は全く外に行かない
・図鑑をずっと見ている
・家にこもりがちに…
 
虫好きのお子さんは、夏は外で、冬は家!が多くなります。
 
 
息子も夏は、毎週のように「連れて行って!」と山や公園などを暗くなるまで遊んでいました。正直言って、母はヘトヘトでした 。
 
 
しかし今は冬!「やっと解放されるー!」と内心喜んでいましたが、息子は家の中で図鑑を見ているか、おもちゃで遊んでばかり。
 
 
運動が苦手なのもあり、公園の遊具などには見向きもしない。お買い物も好きではないので部屋にばかりいたがるように…。
 
 
そんな冬にミノムシになってしまう虫好きキッズにお勧めしたいのが「カメイ美術館」です!
 
 
 
 

3.圧倒的な蝶や甲虫類の標本の数にくぎづけ!

 
 
「カメイ美術館」の特徴、それは何と言っても約14,000頭の蝶の標本が展示されていること!これは財団設立代表者である亀井文蔵さんが中学生の頃より収集した標本なのです。
 
 
日本をはじめ世界各地から集められた標本の中には、「世界最大のアレクサンドラトリバネアゲハ」といった珍しい蝶も含まれています。
 
 
ちなみにこの蝶、虫好きの子どもなら持っている可能性の高い「小学館の図鑑NEOシリーズ」「昆虫」図鑑。その表紙の裏の「世界の昆虫 大きさくらべ」にも載ってます!
 
 
息子はこの表紙の裏をポスターとして貼っています。
 
 
実際に「カメイ美術館」で標本を見たときは「あれだ!」とテンションがアゲアゲになっていました。
 
 
標本は蝶だけではありません虫好きキッズの憧れ「ヘラクレスオオカブト」などの、甲虫類の標本約1,300頭も展示されています。
 
 
最初に「カメイ美術館」に行ったとき、息子の興味はむしろ「甲虫類」の方に多く向いていたので、蝶ばかりではなくホッとしました(笑)
 
 
展示の中には、蝶の羽の鱗粉を顕微鏡で観察できるもの。虫好きにしか分からないマニアックなコーナーもあったりします。
 
 
この膨大な数の標本に埋めつくされた空間であれば、家にこもって、ミノムシ状態の虫好きキッズも、興味心身で楽しむことができます!
 
 
「ぜひ冬のあいだに本物の虫を見たい!」という虫好きキッズのお出かけにおすすめです。
 
 
 
 

4.「カメイ美術館」は虫だけじゃない!アートも楽しめる空間です

 
 
「子どもに付き合って虫探しをしてきた」
「本当はそんなに見たくないわ」
「虫の標本だらけでつらい…」
 
と思ったお母さん! 大丈夫です。
 
 
「カメイ美術館」は「蝶の標本」だけではありません!すぐとなりのブースでは財団理事の亀井昭伍さんが収集してきたこけしの展示がされています。
 
 
展示されているこけしは、昭和10年代までに作られた、古作こけしを中心としたマニア垂涎もののこけしもあります。地方によっても、こんなに違うものかと興味深く見ることができす。
 
 
そう、「カメイ美術館」は虫好きキッズのみならず、今やブームとなっている「こけ女」にも絶賛な美術館なのです!
 
 
ここではこけし以外にも、特別展示として「マトリョーシカ」の展覧会をされることも多くあります。「こけし以外にも興味があるわ!」という方はホームページで確認してくださいね。
 
 
特別展開催中は、はこけしの展示はありませんのでご注意ください。
 
 
 
 
–施設詳細–
【施設名】カメイ美術館
【住所】宮城県仙台市青葉区五橋1-1-23
【TEL】(022)264-6543
【営業時間】午前10時〜午後5時 (但し、入館は午後4時30分まで)
【公式サイト】http://www.kameimuseum.or.jp/
 
 
執筆者:いせてる
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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