ADHDタイプの発達障害の子どもの行動にイライラ!とにかくイライラをしずめるための3つの方法

 

発達障害やグレーゾーンの子どもの気になる行動はさまざまです。これらの行動によって、ママのイライラはたまり、今にも爆発しそうなときがあります。イライラしがちな夏休み直前に、すぐにでも実践できる3つの方法を紹介します。
 

【目次】

1 ADHDタイプの子どもの気になる行動。原因は、脳からの指令だった
2 イライラをぶつけてはいけないのはなぜ?発達障害・グレーゾーンの子どもに対する接し方の基本
3 それでもイライラしてしまう!今すぐ実践できる、3つの方法

 

1.ADHDタイプの子どもの気になる行動。原因は、脳からの指令だった

 
 
一緒に過ごす時間が増える夏休み、イライラがたまりやすくなりますよね。<発達科学ラボ>が実施したアンケート調査でも、夏休みの困りごととして「お母さんのストレスが溜まりイライラする」という意見が第3位にランクインしています。
 
 
ママにとって、イライラの原因になっているお子さんの行動は、どんな行動でしょうか?
 
 
例えばADHDタイプのお子さんの場合
 
 
・朝なかなか起きない
・支度が遅い
・落ち着きがない
・忘れ物が多い
・宿題をすぐに始めない
・遊びやゲームがなかなかやめられない
 
 
などなど。
 
 
ADHDタイプの子どもにありがちな行動は、周りをイライラさせてしまいます。ママも普段から家事や育児、仕事などに追われ、ただでさえイライラがたまりやすい状況です。
 
 
例えばある日の午後、晩ご飯の支度を始めなきゃというタイミングで、子どもが「ただいまー」と帰宅。
 
 
「おかえり。じゃあ、夏休みの宿題しようか?」
 
 
「あ、どこにいれたっけ?」
 
 
「えー!それじゃあ宿題できないよ!?晩ご飯の支度もあるし、なんでわからなくなるの!?」
 
 
こんなことがあると、イライラが一気に高まります。
 
 
 
 
発達障害の子どもの気になる行動は、子どもが「わざと」起こしているように見えます。
 
 
しかし、子ども本人としては、脳からの指令どおりに行動しているだけなのです。
 
 
ADHDタイプの子どもの主な特徴として
 
 
・落ち着きがない(多動性)
・忘れっぽく、集中できない(不注意)
・考える前に行動してしまう(衝動性)
 
 
が挙げられます。これらの特徴は、
 
 
・動いていないと気分が落ち着かない
・無意識に体が動いてしまう
・記憶を一時的に保つ機能が弱い
・感情や欲求のコントロールができない
 
 
など、脳の一部の機能の発達がゆっくりであることが原因で、ADHDタイプの行動として表れます。
 
 
つまり、忘れ物が多いことを注意しても、脳の一部の機能が十分に発達していないため、子ども本人の努力だけではなかなか改善することができません。
 
 
ADHDタイプの子どもの行動には、このような理由があるのです。
 
 

2.イライラをぶつけてはいけないのはなぜ?発達障害・グレーゾーンの子どもに対する接し方の基本

 
 
子どもにイライラをぶつけるのが良くないのは、ママだって知っていることです。ではなぜ、発達障害の子どもに対してイライラをぶつけるのは良くないのでしょうか?
 
 
理由はズバリ、イライラをぶつけても、発達障害の子どもの行動が改善するどころかかえって悪化させてしまうからです。
 
 
発達障害の子どもには、好ましくない行動に対して怒鳴ったり、強い口調で叱っても効果がありません。
 
 
それどころか怒った顔と怒鳴り声、叱られた、という光景だけが嫌な記憶として積み重なり、好ましくない行動がより増えてしまうのです。
 
 
 
 
発達障害の子どもへの基本的な接し方を知ると、好ましくない行動が減って良い行動が増えます。
 
 
基本的な接し方は、子どもの良い行動に対して肯定的な注目をすることです。
 
 
例えば、宿題をやるとき。ADHDタイプの子どもは、宿題のようなイヤなことはとことん後回しにしてしまいます。
 
 
このことを踏まえた上で、宿題の準備をしたタイミングで、穏やかな声で「宿題の準備を始めたね」と声をかけます。
 
 
ドリルの問題をいくつか解いたら「もうここまでできたの!」とできたことに対して、声かけをします。
 
 
こうした肯定的な注目を積み重ねると、子どもの良い行動が次第に増えていきます。
 
 
そうすると、子どもに対するママのイライラも減るので、笑顔で接してあげることができます。
 
 

3.それでもイライラしてしまう!ママのイライラをしずめる3つの方法

 
 
それでも、今にもイライラが爆発しそうな時に役立つ3つの方法をご紹介します。
 
 
1つめの方法は、イライラの気持ちが子どもや家族に伝染する前に、別の部屋に移るなどして距離をおき、深呼吸をします。
 
 
台所に移動するもよし、他の部屋に行くもよし。子どもの様子が確認できる範囲で場所を変えます。場所を移し、雰囲気を変えることでイライラの気持ちが落ち着きやすくなります。
 
 
2つめの方法は、どこでもいいので、じっと見て観察すること。
洗面所に移動したなら、洗面台を観察してください。観察することで意識が観察対象に移るのでイライラの気持ちが更に収まります。
 
 
 
 
3つめの方法は、音楽を聴く、家事をするなど他のことをします。
飲み物があれば、飲むことも効果があります。その場でできることをやることで、イライラの気持ちが、スッと収まります。
 
 
その他の方法も『発達障害の子どもにイライラしたときの対処法―最初の6秒間の過ごし方がポイントです!』で解説していますので、ご自身に合った方法を見つけてくださいね!
 
 
落ち着きを取り戻したら、何事もなかったように元の場所に戻りましょう。重要なのは、イライラの気持ちを子どもにぶつけないことです。
 
 
発達障害の子どもは、周りの人のイライラ特にママのイライラには、とても敏感です。ですが、ママだってイライラするときはあります。毎日の家事・育児・その他の仕事や人間関係でママも常に頑張っています。
 
 
しかし、これ以上の頑張りは要りません。イライラをしずめる方法を身につけて、親子の楽しいコミュニケーションで笑顔の夏休みを過ごしましょう!
 
 
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執筆者:渡辺みゆき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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