兄弟の中にやんちゃなお子さんや発達障害グレーゾーンADHDタイプのお子さんがいると、その特性から兄弟ゲンカがしょっちゅうで見ているこっちがイライラすることよくあるんじゃないでしょうか?今回はママがイライラせずに対応できるとっておきの方法をお伝えします。 |
【目次】
1.兄弟ゲンカは見守って良い!?兄弟ゲンカを見守っていい理由
2.どこまで見守る?発達障害グレーゾーンADHDタイプのお兄ちゃんと弟の兄弟ゲンカ
3.視覚優位な発達障害グレーゾーンにぴったり!イライラせずに見守るための厳選テクニック
1.兄弟ゲンカは見守って良い!?兄弟ゲンカを見守っていい理由
みなさんのおうちでは毎日お子さんは兄弟仲良く遊んでいますか?
ちょっとしたことでケンカになっていませんか?
発達障害グレーゾーンのお子さん特にADHDの場合は、不注意や多動性、衝動性などの特性による行動で兄弟ゲンカが多くなってしまいます。
・勝手におもちゃ取った
・どっちかが先に手を出した
些細なことで常にケンカが始まってしまう状況にうんざり。
そんな每日にママのイライラは募る一方ですよね。
我が家も男の子二人の兄弟ゲンカに毎日悩まされ、どうやったらうまく収めることができるのか毎日試行錯誤していました。
しかし、実は兄弟ゲンカは子どもの社会性を育てるので、大人が止めてしまうのでなく見守ったほうが良い、と言う考え方もあるのです!
なぜかと言うと脳は行動すればするほど発達していくからです!
親が助けに入ってしまえば、自分でどうすればおもちゃを返してもらえるかなど、考えて行動する機会が失われますよね。
しかも、お友達と遊んでいるときはトラブルにならないかハラハラしていても、兄弟ゲンカならば身内なのである程度見守ることもできます。
考えて行動することは子どもの発達を促すのにとっても大切なので兄弟ゲンカは口出しせずに見守ることで自分たちで対応を考えさせ、発達させる絶好のチャンスになります!
親は兄弟ゲンカを見守って、社会性を育むお手伝いをしてあげましょう!
2.どこまで見守る?発達障害グレーゾーンADHDタイプのお兄ちゃんと弟の兄弟ゲンカ
我が家にはやんちゃなADHDタイプの小学生の兄と、3歳後半の弟がいます。そしてケンカが多いことといったらもう!!
下が小さいこともあって、ケンカになると心配ですぐ兄を止めてしまったり、弟の「お兄ちゃんが叩いた」といった訴えにすぐ反応して、弟に助け舟を出したり。
挙句に仲裁に入らなければいけない多さにうんざり。イライラしてきて、最後には私が怒ってしまう!そんな毎日でした。
さて、兄弟ゲンカは見守るべきだ、と分かったので、私も見守ることで兄弟ゲンカは対処しようと思いました。ところがそこで問題が起きました。
それは、ケンカが起こるたびに兄の力加減について見守るべきか止めるべきかで悩み、弟の訴えてくることに対しては、その都度なんと答えるべきか考える。ケンカが多い分この繰り返し起こる判断に結局イライラしてしまい、私が怒ることで兄弟ゲンカに口出ししてしまっている、という問題です。
いざ、見守ろうとしたとき、どこまで見守るべきなのか、逆にそれがイライラの元にもなってしまったのです。
3.視覚優位な発達障害グレーゾーンにぴったり!イライラせずに見守るための厳選テクニック
そこで我が家で取り入れたイライラしないためのテクニックを紹介します!ぜひ兄弟ゲンカ対策として取り入れてはいかがでしょうか。
それはコチラ!!「ケンカのルールを決めて掲示する!」
まずは親子で話し合いをしてケンカのルールを決めます。
我が家は男の子兄弟、ということもあり、ひどい怪我をしなければぶつかり合いはあってもよし、として下の4つに決めました。
ご家庭によって基準はちがうと思いますので、お子さんの意見も取り入れつつ決めてくださいね!
~我が家のケンカのルール~
1. 首から上はこうげきしない
2. 道具は使わない
3. お腹はこうげきしない
4. かまない
1. 首から上はこうげきしない
2. 道具は使わない
3. お腹はこうげきしない
4. かまない
そして子ども達にケンカが起こっても母は口出ししないこと、この4つのルールが破られたら母は叱るよ、と伝えました。
これで私にとってもケンカを止める、止めないの基準ができたので、いちいち悩まず行動できるようになりました。
そして、発達障害グレーゾーンADHDタイプで視覚優位の傾向がある場合、耳で聞いただけではなかなか記憶に残らないもあります。そこで、いつでも見て思い出せるように、ケンカのルールは画用紙に書いて額に入れて飾りました。
ついでに、親へのメッセージ「兄弟ゲンカは見守ろう!」のフレーズも入れたので、私も見るたびに意識することができています。
イライラしないための兄弟ケンカのルール作りいかがでしたでしょうか。
もちろん見守ったほうが良いとはいっても病院に行くほどのケガにつながりそうな、あまりに危険なことはストップをかけてくださいね。
兄弟ゲンカでお悩みの方は子ども達の社会性を伸ばすために、おおらかに見守れるようにこのテクニックを使ってみてください。
執筆者:広路貴代江
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)