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発達障害の子どもの発達から見るゲームのルールづくり――時間制限は意味がないかも!?

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もうすぐ春休み。発達障害のお子さんが1日中ゲームばかりして過ごすかも…と気が重いお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。実は、時間制限のルールが守れるかどうかは子どもの発達がポイントだったんです。
 

【目次】

1 発達障害の子どもがゲームばかりして困っているお母さんへ
2 「時間を決めてゲームをする」のは子どもの発達に見合ってるのか?

 
 

 

1 発達障害の子どもがゲームばかりして困っているお母さんへ

 
 
発達障害の有無に関わらず、子どもにゲームを与えるとすっかりハマってしまって、約束した時間を守らないし、お母さんの話を全然聞かなくなってしまった!と困っている方はたくさんいらっしゃると思います。
 
 
お母さんが子どもの時代のゲームと言えば、ファミコンとかゲームボーイでしょうか。つまりゲーム機はゲームだけの機能しかありませんでした。
 
 
でも、今の子どもたちはスマホでゲームができる時代です。電話としての機能がありますから、常に携帯することでいつでもどこでもすぐにゲームを始めることができますよね。
 
 
ファミコンは家でしかできなかったり、ゲームボーイは持ち出さなければなりませんでした。このような時代は、お母さんが子どものゲーム時間をある程度管理することができたのです。
 
 
でも、今はスマホでいつでもどこでもゲームができる環境。子どもがいつ、どこで、どのぐらいの時間ゲームをしているのか、完全に把握することはできなくなってしまいました。また、さまざまなアプリが開発され、ゲーム感覚で勉強ができるなど、手軽に利用することができます。
 
 
お母さんが子どもの時代は勉強と言えば、教科書、ワーク、ドリル…電話機で勉強するなんて考えられませんでしたよね。スマホが普及して以来、勉強とゲームですら垣根はあいまいになってきてます。
 
 
子どもとゲームの距離感は、お母さんの子ども時代に比べて圧倒的に近くなっているのです。
 
 
これから春休みに入ると、子どもは一日中ゲームやスマホに没頭…「いい加減にやめなさい!」と叱るお母さんとのバトルが予想されますよね。
 
 
今から気が重い…というお母さん。春休み前のこの機会に、子どもがゲームをする際にどんなルールが適切なのか、子どもの発達をポイントに考えてみませんか?
 
 
 
 

 

2 「時間を決めてゲームをする」のは子どもの発達に見合ってるのか?

 
 
ほとんどのおうちでは、ゲームに関するルールを作っているのではないでしょうか。
 
 
例えば、1日〇分ゲームをしてOK!とゲーム使用時間を制限するルールを作っているおうちが多いかもしれません。このルール、実は有効な場合と、そうでない場合があるのです。
 
 
お母さんが、「もう時間だよ!」と声をかけても
 
 
「あとちょっと!」
「ここセーブするまで待って!」
 
 
と子どもに言われてズルズルやり続けてしまった…という経験がある方も多いのではないでしょうか。
 
 
時間の制限をしてもうまくいかない原因は、子どもに時間感覚が身に付いていないことにあります。時間感覚の発達は記憶力の発達と関係しています。記憶力がいい子や、ある程度の年齢の子でないとルールとして活用することは難しいのです。
 
 
発達障害の子どもたちは、記憶力が抜群に高い子もいれば、なかなか覚えられないタイプの子もいます。発達障害だから記憶力はいいだろう、発達障害だから覚えるのは苦手かも?とひとくくりにせず、お子さんの状態を見極める目が必要になります。
 
 
記憶がまだ不安定な子は、時間のルールをわざと破っているのではなく、ルールの設定が発達に見合っていないのかもしれません。
 
 
 
 
そのうえで、ゲームの使用時間を制限するかどうかは各ご家庭のの判断になりますが、子どもがルールを守れなくても「もしかしてまだ時間感覚が身についていないのかも!」と考えることができれば、お母さんも必要以上にイライラしたり子どもを叱ったりしなくて済みますよね。
 
 
これから春休み。子どもはどうしても長時間ゲームをしてしまいがちです。
 
 
頭の片隅でも構いませんから、ぜひ覚えておいてくださいね。
 
 
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーション リサーチャー)

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