SST(ソーシャルスキルトレーニング)は自宅でできる!メタ認知が活発になる小学生・高学年向けのお家発達支援が叶います【教材付】

SSTをさせたいと思うと療育通いを検討すると思います。また本もたくさんありますが、自分でやるにはハードルが高いですよね。今回開発した教材はワーク付きでやり進めて行くことができ、療育を拒む子でも諦めずに自宅でできます。ぜひ試してみてくださいね。
 

【目次】

 

1.発達障害・グレーゾーンの高学年キッズがぶつかるソーシャルスキルの壁とは?

 
 
ソーシャルスキルとは、他人と上手に関わるための技術やコツのこと。人が社会の中で円滑な対人関係を築く土台になるものです。
 
 
子どもたちは、本来であれば遊びや集団生活を通して、人生に必要なソーシャルスキルを自然に身につけていきますが、発達障害・グレーゾーンの子どもでは、特性の影響でスキルを学ぶ機会が少なく、ソーシャルスキルが育ちにくいのです。
 
 
しかし、ソーシャルスキルを求められる場面は、年齢が上がるにつれ増えてきます。そのため、小学校高学年にもなると、ソーシャルスキルの苦手さによるさまざまな困りごとが出てきてしまいます。
 
 
 
 
例えば、相手に感謝の気持ちを伝えたりや謝ることができない、相手に共感したり、成功を一緒に喜ぶことができない、相手からの評価と自己評価との違いを認めることができない、などがあげられます。
 
 
これらの困りごとがいくつも積み重なることで、子ども自身が傷ついたり、友人関係を築けない原因になることがあります。
 
 
うまくふるまえないことで、自信を無くす、自己肯定感が低くなる、不登校や精神症状などの二次障害につながる場合もあるのです。
 
 
それでは、小学校高学年の子どもたちに必要なソーシャルスキルには、どのようなものがあるのでしょうか?次項で解説します。
 
 
 
 

2.高学年キッズはメタ認知とソーシャルスキルのどちらもキーとなる

 
 
小学校高学年になる4~6年生は、考える力がぐっと伸びる時期です。
 
 
実在しないものをイメージして理解する「抽象的思考」が身についたり、未来や過去、現在と言った時間的なものさしが伸び、将来のことをイメージして考えられるようになってきます。
 
 
これらの変化は「10歳の壁」と呼ばれますね。
 
 
また、この時期には自分と他人との違いをより意識するようになります。友達づきあいも、気の合う仲間を自分で選び、深く狭いつきあいになるため、友人関係でトラブルが多いと、孤立してしまうこともあるのです。
 
 
さらに、この時期のキーワードとして「メタ認知」があります。平たく言うと「自分自身を客観的に見る視点」のことです。
 
 
この視点があると、自分の今の状態を自分で判断し、行動や考えなどを修正して、自分のぶつかっている問題を解決していくことができるのです。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもはメタ認知が弱く、目標に向かってやるべきことを考えたり、自分を振り返って問題を解決することが苦手です。
 
 
自分を客観的に見るトレーニングをしていくことで、メタ認知を育てていくことができます。
 
 
 
 
これらから考えられる小学校高学年のお子さんに必要なソーシャルスキルは
 
 
・自分のことを理解し、気持ちをコントロールするスキル
 
 
・仲間とうまく付き合うための仲間スキル
 
 
・将来を見通し、それに向けてやるべきことを考えられる力
 
 
になります。
 
 
じゃあ、どうやってソーシャルスキルを伸ばしたらいいの?と思うお母さん!
 
 
実は、ソーシャルスキルは、学び、トレーニングすることができますそれがソーシャルスキルトレーニング(以下、SST)です。
 
 
生まれつき持っている脳の特性は治るものではありませんが、その特性が原因であらわれてくる困った行動は修正することができます。
 
 
「こういうときはどういう行動をとったらいいのか」を子ども自身が理解することで、困りごとを減らしていくことができるからです。
 
 
でも、ソーシャルスキルが育っていないお子さんにとって、いきなり集団の中でスキルを伸ばすのは難しいこと。
 
 
そんな悩みを抱える親子のために、今回、お子さんとお母さんが一緒にSSTに取り組める教材を、パステル総研が作っちゃったんです!
 
 
 
 

3.自宅で必要なスキルを伸ばすことはできる!(オリジナル教材の説明)

 
 
今回の教材のポイントは「自宅で」「お母さんとできる」SST教材ということ。 SSTを紹介する書籍は多くありますが、おうちでできる教材はほとんどないんです。
 
 
無料でダウンロードできますので、ぜひこの機会に利用してみてください。
 
 
この教材を使うにはいくつかのポイントがあります。
 
 

◆先ずは親子関係を良好にしておきましょう

 
 
自宅でできるSSTは、お母さんと子どもの1対1のコミュニケーションをベースにして行います。
 
 
ですので、親子のコミュニケーションがスムーズでなければ、効果はないばかりか、お子さんが自信をなくしてしまったり、適切でないスキルを身につけてしまうこともあります。
 
 
まずは、発達科学コミュニケーションで紹介している方法をうまく使って、親子関係を良好にすることから始めましょう。
 
 
お子さんが悩んでいるときには、そこにお子さんのソーシャルスキルの課題が隠れていることが多いもの。
 
 
 
 
ピンチはチャンスと言うように、悩んでいる時こそそれを解決したいのはやまやまですが、お子さんの悩みが深い場合、うまくいかなかったことを指摘されるとイヤになるので無理に進めないようにしてあげてください。
 
 
ソーシャルスキルに正解はありません。「こういうときにはこうやるべき」というお母さんの考えや常識を押し付けず、お子さん本人に合った、無理のない対応を目指しましょう。
 
 
また、このトレーニングを一緒にやることで、普段は深く語り合うことの少ない、子どもさんの思いや葛藤に触れることができます。
 
 
SSTの時間を、お子さんのことを知る貴重な時間にしてください。
 
 

◆どうやってやったらいいの?

 
 
この教材では、通常専門施設などで行われるSSTを、自宅で、お母さんと一緒に楽しんでできるようにアレンジしています。
 
 
分量の多い教材ですが、それぞれの項目を、ゆっくり丁寧に進めてみてください。
 
 
教材にはソーシャルスキルチェックシートがついています。今のお子さんのスキルレベルを知るための参考にされてください。
 
 
成功体験を重ねるために、今できている得意なスキルから練習してもいいですし、できているところはとばしても大丈夫です。
 
 
 
 
試しに「子どものお手並み拝見!」というつもりでやってみると、案外お子さんの課題が見つかることもありますよ。
 
 
教材には、トレーニングの目標・注意することが書いてあります。できないところばかりを指摘するしつけ的なトレーニングはNG。
 
 
お母さんのさじ加減で、必ず成功で終われるように誘導してあげてください。
 
 
SSTでは、練習したスキルをどんどん生活の中で使っていくことがポイントです。
 
 
日常での会話も、少し丁寧にすることでSSTになりますので、親子のコミュニケーションを利用してどんどん上達させていきましょう。
 
 

◆高学年の発達障害キッズとする場合の注意点

 
 
高学年になると、お子さんが実生活で困る体験も増えてくる一方で面と向かってのロールプレイを嫌がってくる時期でもあります。
 
 
授業のような「こういうときはこうするのよ!」といったトレーニングではなく、例えばクイズ形式にしたり、謎解き風にアレンジすることで目先が変わって取り組みやすくなります。
 
 
SSTの必要性を説明するときは、「SSTはゲームのアイテム集めのようなもの」と説明するのもよいでしょう。
 
 
 
 
ゲームと同じで、たくさんアイテムを持っている方が有利だし、アイテムを持っていることで、必要なときに取り出して使えるんだ、という理由はお子さんにも受け入れやすいと思います。
 
 
ロールプレイにはワークシートを付けています。お子さんとSSTをやってみて気づいたこと・気になったこと・できるようになったことを記録に残しましょう。
 
 
何度か繰り返すうちに、お子さんの成長を見つけることができますね。
 
 
実は高学年のお子さんへのSSTには少しコツがあるんです。教材解説動画で更に詳しく説明していますので、始める前にぜひ参考にしてください。
 
 
 
 
 

◆さらに応用させるには?

 
 
SST教材のロールプレイでは、場面をいくつか設定していますが、お子さんが実際に困ったこと、失敗した状況を再現して練習することで、お母さんと一緒に答え合わせをすることができますし、より定着しやすくなります。
 
 
ただ、失敗体験はネガティブな記憶につながりやすいので、お子さんが嫌がる場合は、あらかじめ準備した架空のシチュエーションで練習するようにしましょう。
 
 
慣れてくると、お子さんの習慣や特性に合わせて、お母さんがトレーニングをアレンジできるようになってくると思います。どんどんアレンジして、お子さんに合ったおうちSSTに進化させていってくださいね。
 
 
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執筆者:森博子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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