お子さんがコロナ不安に陥っていませんか?このようなとき、HSCや発達障害の子が不安な気持ちになるのは理由があるんです。敏感な子の不安を小さくするママの会話術をお伝えします! |
【目次】
1.HSCや発達障害の子がいつもと違う様子ではありませんか?
連日、テレビや新聞、ネットなどでコロナウイルス関係のニュースが報道されています。
感染者が出て学校が休校になる、習い事が長期でお休みになるなど、「いつもの日常」とは違う日々を送らざるを得ない状況になっているご家庭も多いのではないでしょうか?
このような状況で「子ども自身は言葉にしないけれど、何だかいつもと違う…」と感じているママはいませんか?
いつもより甘えん坊になったり、イライラしやすくなったり、表情が暗くなったり…。そのような様子が見られるお子さんは心の中が不安でいっぱいになっているのかもしれません。
この記事では、子どもの不安を小さくする会話術についてお伝えしていきますね。
2.なぜHSCや発達障害の子はコロナウイルスに強い不安を感じるの?
HSC(Highly Sensitive Child)や発達障害グレーゾーンの子などの敏感な子は、想像力が豊かであるが故に、いろいろな心配事が考えたくなくても頭に浮かんでしまいます。
例えば、
・自分が感染するかもしれない
・家族が感染するかもしれない
・誰かに感染させるかもしれない
・感染した結果、死んでしまうかもしれない
などです。
ストレスがいっぱいの状況では、いつもなら平気なことにも過剰に反応することもあります。
もしかしたら、ママからすると「反応しすぎじゃない…?」というようなこともあるかもしれません。
手を洗う時間が少し短かっただけで感染したかもと思ったり、外に出ることイコール感染することととらえてしまったり…。
このように不安が強くなっている子どもに対して、どんな対応をすればいいのでしょうか?
3.必見!敏感な子の不安を小さくするママの会話術
心の中が不安でいっぱいのとき、何より大切なのは安心感を与えること。中でもお子さんにとって安心できる存在であるママとのコミュニケーションが役立つはずです。
まずは、お子さんが気持ちを口にしやすくなるような雰囲気づくりをしてあげてください。
「こういうときっていろいろ心配になるよね」
「大人でもどうなるか分からなかったら不安になるよ」
「ママもそういうこと気になるときがあるよ」
不安な気持ちを出しても大丈夫なんだということをお子さんに伝えます。
そして、お子さんが不安を口にしたときのママの第一声は「そうなんだ」や「そうだよね」といった気持ちを受け止める言葉にしてください。
子どもの気持ちを否定する言葉はNGです。
「気にしすぎだよ」
「そんなこと起こらないし、ありえないよ」
「考えてもしょうがないんだから、言うのはやめて」
そのような言葉をかけると、空気を読みすぎる子は、不安な気持ちを言葉にしないで内にため込んでしまうかもしれません。
なかなか上手く言葉が出てこなければ、ハグしたり、一緒に遊んだりしてスキンシップをとるのもいいですね。
そして、不安を訴えていないときにも、発達科学コミュニケーションの基本である肯定的な声かけを心がけてくださいね。
ママといつも通りスムーズなコミュニケーションが取れることが、お子さんにとっては何よりも気持ちをホッとさせるのに役立つはずです。
執筆者:渡辺カナ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー、臨床心理士)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー、臨床心理士)