発達障害・グレーゾーンの幼児に伝わりやすい、笑顔の新しい法則についてお伝えします。
発達科学コミュニケーショントレーナーの石澤かずこです。
幼児のママ必見!発達障害・グレーゾーンの子にもっと伝わる笑顔の新法則
レッスンスクリプト
突然ですが、あなたは笑顔を作ろうと思ったとき、何を意識して笑顔を作ろうとしていますか?
私はよく発達科学コミュニケーション(発コミュ)の講座のなかで、お母さんたちに
「笑顔を作るの大事ですよ」
「子どもに何か伝えるときには、いつも笑顔で伝えてくださいね」
とお伝えしているのですが、そのときに「口角を上げるように意識するといいですよ」とずっとお伝えしてきたんです。
ですが!実は口角を上げるよりも、もっと幼児の脳に「お母さん笑ってる!」とちゃんと伝わりやすい笑い方があるということを今日はみなさんにお話ししたいと思います。
とっても簡単なコツですので、ぜひ今日からご自身の笑顔作りに取り入れていただきたいと思っています。
笑顔の作り方に入る前に、そもそもどうして子どもたちに笑顔で伝えるのが大事なのかについてお話ししたいと思います。
有名な心理学の法則で、「メラビアンの法則」というのがあるのですが、お聞きになったことはありますか?
私たちは普段コミュニケーションをとるときに、大人だと「言葉」がメインになることが多いと思います。ですが、実は人の脳に届きやすい情報として、言葉の情報はたった7%しか相手に影響がないということが分かってるんです。
次に相手に影響を与えやすい情報としては、耳から入ってくる情報です。難しい言葉だと「聴覚情報」と言いますが、声の大きさ、トーン、スピード、そして口調など、聴覚の情報が38%を占めていると言われています。
では、最も相手に印象付ける要素は何か?というと…
笑顔に代表されるような、目から入ってくる情報、視覚の情報が人の印象を左右する55%を占めているという有名な心理学の実験があります。
見た目、表情、しぐさ、ジェスチャーなども視覚の情報になりますが、子どもたちと会話するときにまず最初にダイレクトに入ってくるのがお母さんの表情、つまり笑顔ということになります。
人の脳はポジティブな情報の方が好きですので、ニコニコしている人の言葉の方が脳に届きやすいのです。
ですから笑顔を作るのが大事なのです!
口角を上げるという方法ももちろんいいのですが、それよりも相手にちゃんと「笑ってるな」と伝えるためには、実は前歯を見せるというのがとても大事な要素になるんです。
ちょっとやってみるので見てみてくださいね!
こういう風に口角をだけで笑っている場合と、前歯をちゃんと出して笑っている場合、どちらの方が笑顔に見えますか?
口角を上げるよりも、前歯をちゃんと見せようとお母さんが意識して笑うことで、子どもに「お母さんちゃんと笑ってるな、笑顔だな、ニコニコしてるな」という様子がより伝わりやすくなります。
ぜひ今日から意識して前歯を見せながら笑うというのをやってみてください。
では今日はここまでです。さようなら~!
もっと褒めが伝わるコミュニケーション術をお伝えしています
講師:石澤かずこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)