おうちでのお子さんに対して、気をつけてあげてほしいポイント、やってあげてほしいことについてお伝えします。
発達科学コミュニケーションリサーチャーの渡辺みゆきです。
ここに気をつけよう!発達障害・グレーゾーンの子どもの「コロナうつ」予防法
レッスンスクリプト
学校が休校になり、自宅で過ごす時間が増えていますよね。みなさんはいかがお過ごしですか?そして、お子さんは元気に過ごされてますか?
今回は、新型コロナの影響で増えている「うつ」、中でも「子どものうつ」についてお話しします。
なぜ、子どものうつについてお伝えするかというと、大人のうつと子どものうつとでは症状に違いがあるからなんです。
今は、家で過ごす時間が増えて、思うように行動できない。お出かけしたい、遊びに行きたい!だけど、なかなか行けない。といったことが原因で、ストレスが溜まりやすい環境です。
また、外に出ないので
・太陽の光に当たる時間も減る
・運動量が減る
・時間の感覚や曜日感覚がわかりにくくなる
といった状況になりやすいですよね。 このような状況が続くと、うつになる可能性も高まってきます。
一般的によく聞く「うつ」の症状、大人の場合ですと
・ゆううつな気分が続く
・眠れない
・食欲がない
・疲れがたまる
といったものですね。
しかし、子どもの場合は少し違います。何が違うかというと、子どもによっては
・ゆううつよりも、イライラしている
・眠れないよりも、寝過ぎてしまう
・食欲がないよりも、食べ過ぎる
といった症状も出ます。
でも、うつかどうかは別として、外出自粛が続いてる今の状況では、このような様子を見せる子どもは多いです。なので、お子さんの様子をしっかり見てあげて「子どものうつ」を予防しましょう。
予防のためにまず、やっていただきたいのは、子どもの話をじっくり聞いてあげることです。
発達凸凹のお子さんの中には、自分の気持ちや考えがうまく言えないお子さんもいます。そんなときは、おうちの方から声をかけてあげて、話を聞いてあげてください。
「最近、ママも疲れてきちゃって…。○○くんはどう?」
みたいな感じですね。
もし、子どものやる気が落ちてる場合は、褒める基準を下げてあげて、できたことを認めてあげるようにしてくださいね。
例えば、朝起きるのが遅くなっても、お母さんは「何時まで寝てるの!」とか言わずに 笑顔で「おはよう!」と言ってあげてください。
他にも、これは大人も子どもも共通なんですが
・生活リズムを整える
・ネガティブなニュースを見すぎない
・できるだけ体を動かす
・太陽の光を浴びる。特に午前中 ・明るい未来を想像する
・感謝の気持ちを持つ
ということも心がけていただくと 良いですね。
これからもしばらく続く外出自粛。子どもが笑顔で過ごすことは大事ですが、お母さん自身が笑顔で過ごすことがとても大事です。
お母さん自身ができたことを、しっかり認めてあげて、自分を褒めてあげてくださいね。
それでは!
講師:渡辺みゆき
(発達科学コミュニケーショントリサーチャー)
(発達科学コミュニケーショントリサーチャー)