グレーゾーン 対応

不器用さんにオススメ!発達障害で行動が遅い子の脳を楽しく育てる超簡単トレーニング

更新日:

発達障害の子どもは行動が遅い、不器用さがあるなどの特性を持っています。でも、脳が発達すると行動も器用さも変わります。ピアノ講師をしている私がレッスンでも取り入れている、指先を器用にする簡単トレーニングをご紹介します!
 

【目次】

 

1.発達障害の子どもの行動が遅い問題も、脳が発達すれば変わります!

 
 
発達障害の子どもたちは、本人は頑張っているのに「行動が遅い」と言われることがありますね。
 
 
ピアノ講師をしていると色々なお子さんに出会いますが、全体的にスローペースだったり、ピアノを弾くときに「ちょっと反応がゆっくりかな~」と思うお子さんもいます。
 
 
でも、行動が遅い、ピアノを弾くのが大変、そんな子どもたちは脳からの指示がまだうまく伝わっていないだけかもしれません。
 
 
ピアノはかなり複雑な動きを必要とします。発達障害の子たちは一度に沢山のことを考えるのが苦手なので、かなり負担がかかります。
 
 
また、ピアノを弾くときには指をバラバラに動かすことが必要ですが、これは「微細運動」といって、発達の中ではできるようになるのに時間がかかる運動です。
 
 
脳を使う量も多くて、最初のうちはかなり負荷がかかるので大変です。だからストレスが大きくなって「もう嫌だ!」となりがちなんです。
 
 
左右で違う動きをするし考えることも沢山あるピアノは、発達障害かどうかに関係なく最初はみなさん「超・不器用」状態なのは当たり前です。
 
 
「自分の手なのに思うように動かない!」「反応が遅い!!など、初めはかなりストレスを感じるようです。
 
 
でも、練習していくうちにどんどん複雑な動きもできるようになっていくんです。どうやって指を1本ずつバラバラに動かして、沢山の音を弾けるようになるのか不思議ですよね。
 
 
昔は、指をバラバラに動かしにくいのは「腱間結合」といって、指の間が腱でつながっているためだと考えられていました。
 
 
しかし、最近の研究では、脳や神経の働きと関係があることが明らかになっています。ということは、その動きに必要な脳の部分が発達すれば動かすのが楽になる、ということなんです!
 
 
そして、指先を動かすことで脳の他の部分の活性化も期待されるので、「習い事をするならピアノが一番!」と言っている脳科学者の先生もいるほどです。
 
 
微細運動は少し難易度が高いけれど、脳を発達させるためにはとても有効。脳が発達すれば、指示通りにスムーズに行動できるようにもなります。
 
 
だからこそ、おうちで簡単にできるトレーニングを使って、行動が遅い子どもの脳をぐんぐん伸ばしてあげましょう!
 
 
 
 

2.指先を器用にしよう!おうちでできる簡単トレーニング方法

 
 
では、お家で簡単にできる指先を動かすトレーニングをお伝えしたいと思います!
 
 
ピアノのレッスンで取り入れている方法ですが、指先の微細運動の発達は生活全般に役立ちます。ピアノを習っていないお子さんにもぜひやってみてもらえたらと思います。
 
 
と言っても、やることは至ってシンプル。「言われた指を1本だけ動かす」だけです。
 
 
それだけ?という感じですが、まだ指先の細かい動きまで発達が進んでいない場合、言われたことは分かっていても体がいうことをきかないことも多いです。
 
 
だから、難しくないことを本人が楽しめる方法で続けていく。脳からの指示が出たらパッと行動できるようにしてあげることが大事なんです。
 
 
やり方も簡単で、
 
①お子さんは机の上などに、ピアノを弾く形で手を置く
②お母さんが言った指を上げていく
 
これだけでOKです。
 
 
最終的には、言われたらその指がパッと動くようになるのが理想です。
 
 
でも、その状態になるまでには少し時間がかかるので、無理なく続けるためにも、まずは短い時間で気軽に取り組んでみてくださいね。
 
 
 
 

3.簡単・シンプルだからこそ、お母さんの工夫が効果を倍増します!

 
 
発達障害の子どもたちは脳からの指示が通りにくいので、つまらない繰り返しだとすぐ嫌になってやめてしまいます。
 
 
そこで大事なのが、お子さんが楽しく行動できるような工夫をすることです。
 
 
ピアノの場合は指ごとに番号がありますが、まずは番号ではなくてお子さんが楽しめる方法がいいと思います。例えば、
 
・指ごとに色を決めておいて、言われた色の指を上げる
 
・「お父さんゆび」「お母さんゆび」という分かりやすい表現を使う
 
・おもちゃの指輪をはめる
 
・お気に入りのヘアゴムを指にはめる
 
などです。
 
 
色分けして練習する場合は、指や爪に色がついたシールを貼っておくとパっと見てわかるのでオススメです。
 
 
まだ小さいお子さんは、好きなキャラクターや動物、食べ物、乗り物などをうまく取り入れてあげると、楽しく何度でも取り組めます。
 
 
ピアノを習っているお子さんなら5本全部の指を動かしたいので、5種類の色やキャラクターが用意できるといいですね。
 
 
しばらくやって疲れてきたお子さんには、お母さんも一緒に指を動かして「あれっ?指を1本だけ動かすって難しいね~!○○ちゃん、できていてすごいな~!」と声をかけてくださいね。
 
 
「お母さんでも難しいことを自分はできている」と思うと、ますます頑張れると思います。
 
 
そして、1本指が楽にできるようになったら、今度は2本動かすことにチャレンジです!
 
 
「上手にできるようになったからレベルアップするよ!」ゲーム感覚で取り組めるようにしてあげると、かなりの確率で乗ってきてくれます!
 
 
2本指にチャレンジする場合は、「赤、青」「うさぎ、くま」「バス、飛行機」というように2つの情報を伝えます。番号の場合は「2、3」「1、5」というように2つの番号を伝えます。
 
 
指が2本になると情報が増えるので、最初は反応が遅いかもしれません。でも、間違えても笑い飛ばすぐらいの余裕を持って取り組んでもらうと、お子さんが楽しめるので長続きします。
 
 
うまくできたときには一緒に喜んであげてくださいね。
 
 
 
 
微細運動は発達するまでに時間がかかります。お子さんが楽しく取り組める回数で取り組むことが鉄則なので、最初は1回だけでも大丈夫!
 
 
毎日継続して取り組んで、慣れてきたら少しずつ回数を増やしてみてください。
 
 
お子さんが好きなものをうまく取り入れて、楽しめる指のトレーニングをお家でもぜひやってみてくださいね!
 
 
発達障害のお子さんの学校や習い事に役に立つ情報をお伝えしています。
▼ご登録はこちらから!
▼小冊子プレゼント中です!
▼講師に困り事の相談もできる!
Nicotto!塾生募集中
 
 
執筆者:三浦知花
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

-グレーゾーン, 対応
-, , , ,

Copyright© パステル総研 , 2020 All Rights Reserved.