学校に行くだけで疲れる発達障害グレーゾーンの子の心を軽くする方法

子どもが学校に行くだけで疲れている、なんて様子はありませんか?発達障害グレーゾーンの子は日常の学校生活だけでもストレスを感じやすく、疲れやすい傾向があります。 もし表情が曇ってきたり行き渋りが見えたら、やってもらいたい対処法があります。
 

【目次】

 

1.学校に行くだけなのに疲れてしまうってどういうこと?

 
 
学校から帰ってきた子どもが、何も行動せずにゴロゴロしたりグズグズして機嫌が悪いなど、疲れている様子はないでしょうか?
 
 
お母さんとしては、帰ってきたばっかりでグズグズしないで!とか、さっさと宿題済ませちゃってよ!と思ってしまいますよね。
 
 
しかし、子どもにとっては学校に行くだけで疲れてしまう、登校するだけで精いっぱい、なんてことがあるのです。
 
 
 
 
そのため、子どもからしてみるとやっと帰ってきたんだからゆっくりさせてよ!好きなことさせてよ!と思っているかもしれません。
 
 
特に今年はコロナの影響で思い描いていた学校生活は予定通りにいかず、行事もたびたび変更するなど、子どもの気持ちも不安定になりやすい状況があります。
 
 
学校への行き渋りがあったり、グズグズして登校準備が進まないなんてことになると、お母さんとしては心配で「ちゃんとしなさい!」「頑張って!」と声をかけてしまいがちですよね。
 
 
けれども、発達障害やグレーゾーンの子どもにとってはその言葉かけが負担になってしまうこともあるのです。
 
 
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2.子どもは毎日学校で戦っているのかもしれません

 
 
発達障害やグレーゾーンの子の中には脳の特性によって、色々な苦手があります。
 
 
・新しい環境で周りの様子や刺激に慣れず、気持ちが落ち着かない。
・感覚過敏があってざわざわした音が気になって仕方がない。
・先の見通しが見えないことが不安。
・先生の話を集中して聞くことができず、内容が頭に入ってきにくい。
・空気を読んだり、あいまいな表現の会話はよく分からない。
・運動が苦手だったり、手先が不器用で周りの子と同じようにできない。
 
 
このように発達障害の子どもはそれぞれの苦手をかかえながらも、学校という集団の中で他の子どもと同じように活動しようと必死に頑張って過ごしているのです。
 
 
特に日本の学校ではみんなと同じようにすることが求められがちです。
 
 
みんなでそろって挨拶をするとか、給食は残さず時間までに食べないといけないなど、細かいルールがあったりします。
 
 
そのため、発達障害グレーゾーンの子どもは、自由でリラックスできる家とは違って集団の中で他の子と同じように振る舞うことに一生懸命。
 
 
子どもも「なんだかうまくいかない」「ほかの子と同じようにできない」と感じると自分自身に対してネガティブな思いを感じてしまうかもしれません。
 
 
 
 
「学校ではちゃんとしなきゃ」と子どもがずっと気を張って緊張した状態でいるのなら、疲れてしまうのは仕方がないこと。
 
 
では、そんな疲れやすい子どもに、お母さんはどのように対応するといいのでしょうか?  
 
 
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3.発達障害・グレーゾーンの子どもの気持ちが楽になるお母さんの対応

 
 
ここでは、発達障害・グレーゾーンの子どもの気持ちが楽になるお母さんの対応を2つお伝えします。
 
 

①十分な休養をとらせる

 
 
大人もそうですが、また明日からも頑張ろうと思うためには、気力・体力が必要です。
 
 
そのためには十分な休養が重要になってきます。 発達障害の子どもは脳の特性による苦手のため、私たち親が考えるよりも心も体もヘトヘトに疲れてしまっています。
 
 
そのため、早めに寝かせることももちろん大事ですが、さらに本人の状態に応じて通常の休日以外にも学校をお休みさせることも検討してみてください。
 
 
変な休みグセがついちゃうんじゃない?と思うかもしれません。
 
 
しかし、日々の疲れから学校への拒否感をもってしまうよりも、心のバランスをとりながら登校できた方が、子どもの気持ちのあり方としてもいい方法ではないでしょうか。
 
 
 お母さんが学校に行くこと自体を柔軟に捉えることで、子どもも学校がしんどい!と思ったときには相談しやすくなりますし、気持ちにも余裕がもてますよ。
 
 

②自己肯定感が上がる声かけをする

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは周りの子と同じようにできなかったり、注意されることが多く、ありのままの自分を認めるという自己肯定感が低くなりがちです。
 
 
この自己肯定感が低いと「頑張ろう」という意欲がわき起こりにくくなり、子どもの成長過程で大きな影響がでてきます。
 
 
ですからお母さんには「毎日子どもを褒める、認める」という対応をしてもらいたいのです。
 
 
でも「グズグズしてなかなか行動できないのにどこを褒めたらいいのかわからない!」と思うお母さんもいるかもしれません。その気持ち、わかります。
 
 
けれども、子どもは今やれることを精一杯頑張っています。
 
 
その頑張りをお母さんはわかっている、認めているよということを毎日伝えてあげればいいのです。
 
 
「今日は5時間目まで授業受けたのね、大変だったね」
「お友達とたくさん遊んだのね、よかったね」
「今日はたくさん歩いたね、お疲れさま」
 
 
こんなふうに、子どもの行動を肯定した言葉かけは
 
 
「今のあなた、そのままがいい」
 
 
と伝えることになります。
 
 
すると、子どもは大変だけどお母さんは自分を分かってくれていると感じることができます。
 
 
認められていることが子どもにとって気持ちの拠り所となるのです。
 
 
 
 
いかがでしたか?発達障害の子どもは私たちが考えるよりも、学校で頑張って過ごしています。
 
 
子どもに疲れが見えた場合には、早めの休養をとらせ、肯定的な言葉かけをして、気持ちが軽くなるようサポートしてあげてくださいね。
 
 
子どもの心にゆとりができて、また頑張ってみようという気持ちがもてるようになりますよ。
 
 
 
 
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♡小冊子のご感想
宿題1つにしても、子どもの目線に立つといくつかのタスクがあることが分かりました。この小冊子では、躓いているタスクに対応した数分でできるトレーニングが紹介されているので、子どもと楽しみながらやってみたいと思います。
 
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執筆者:井上喜美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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