連日のコロナ騒動で子どもたちも不安が高まっています。特に発達障害の子どもは不安になりやすく傷つきやすい子どもが多いので、家での対応が必要です。子どもを癒し勇気づけ、次の行動につなげるお家カウンセリングを身につけてコロナ不安を解消しましょう! |
【目次】
1.コロナウィルスに対する子どもの不安が高まっていませんか?
2.発達障害の子どもが、傷つきやすい原因とは?
3.お母さんに、お家カウンセリングをして欲しい理由
4.子どもの不安を解消する、お家カウンセリングの方法
1.コロナウィルスに対する子どもの不安が高まっていませんか?
コロナ第4波。感染力の強い変異株の出現。医療崩壊。学校も職場も商業施設も対応にピリピリしていると思います。
このような状況の中、子どもたちの心はどうでしょうか?
コロナにかかって自分や家族が死んでしまうかもしれない。
コロナに自分がかかっていて、誰かにうつしてしまわないだろうか…
コロナにかかっても、病院で治してもらえるだろうか…
など子どもの小さな心は不安でいっぱいかもしれません。
テレビをつければコロナに関するニュースばかり。大人でも不安に思うのですから、子どもの不安が高まるのも仕方がないことだと思います。
学校も感染者が出れば休校になります。今後、感染予防のためにこの春と同じく長期休校が実施されるかもしれません。
先が見えないことも不安につながります。
・いつもよりわがままが増えた
・イライラして暴言を吐いたり乱暴な行動をすることが多くなった
・元気がなく眠れない…
このような様子が見られたら子どもからのSOSのサインかもしれません。
子どもたちからのSOSに気づいて早めに対処をしていきましょう!
2.発達障害の子どもが、傷つきやすい原因とは?
ほとんどの子どもたちが不安を抱えている状況ですが、特に発達障害の子どもたちはなおさらです。
なぜなら、感覚が敏感で独特なために、不安をより強く感じているかもしれないからです。
環境の変化が苦手でもあるので、学校が休校になったり外出が制限されたり、消毒やマスクを強要されることなどにうまく対応できない可能性が高いです。
ですから、発達障害の子どもの発達や特性に合わせた対応が必要になってくるのです。
「わが子は、傷つきやすい」と思ったこと、ありませんか?
発達障害の子どもは、特性による行動を「わがまま」と誤解され、怒られる機会が多いです。 そして、自分ではコントロールできない行動を怒られ、不安になったり、自己肯定感が低くなったりしています。
自己肯定感が低く、自信がない子どもは、心が繊細で敏感な子どもが多いです。
ですから、集団での活動で周りの空気を読みすぎて疲れます。 そして、できない不器用な自分を卑下することがあります。
だから、心が傷つきやすい。
そんな子どものお母さんだからこそ、身につけて欲しいカウンセリング法があります!
特にこのコロナの時期、発達障害の子どもの不安を和らげるためにとても効果的な方法です。
お家カウンセリングを身につければ、子どもを癒し勇気づけ、次の行動につなげることができますよ。
3.お母さんに、お家カウンセリングをして欲しい理由
カウンセリングというと、臨床心理士などの免許を持った人が行っていることが多いですよね。
しかし、ここが非常識なポイント!
繊細で、不器用で、自信のない子のお母さんが、お家カウンセリングを身につけて、子どもに対応していきましょう!
お母さんがお子さんの心を癒してあげてほしいのです。
カウンセリングは、心の中の思い・感情を表現しなくては、うまくいきません。
それをできるのは、臨床心理士さんではなく、お母さんです!
お子さんのことを、誰よりも知っているお母さんだから、できるのです!!
子どもたちががんばっている毎日の不安な気持ちを、お母さんが毎日癒してあげられたら、次の日に向けて、またパワーが湧いてきますよ。
4.子どもの不安を解消する、お家カウンセリングの方法
それでは、どうやってお家カウンセリングをするのか、お伝えしますね!
お家カウンセリングは、不安な想いや、嫌な想いなど、子どもの想いをひたすら聴き続けます。
「自分はいなくなってもいい」
「お母さんは僕のこと嫌いなんだ」
というような自己否定以外は、何を言っても
「そっか~」
「なるほどね~」
「○○だと思うんだね」
「他には?」
というように、子どもの想いを否定せずに聴きます。
この際、大事なポイントは、アドバイスをしないことです!
つい、口出ししたくなりますが、そこはグッとこらえて我慢です。
すると、自分の想いをたくさん聴いて貰えた子どもは、気持ちが落ち着きます。
そして、次に進むパワーが湧いてくるのです!
私もいつも息子にやっています。
「体育ができなくて、僕イヤなんだよ…」と弱音を吐いてきたときも、癒し勇気づけて、次の行動に移す、カウンセリングのコミュニケーション。
「もう学校いきたくない! 学校ぶっ壊したい!」と攻撃的なときも、癒し勇気づけて、次の行動に移す、カウンセリングのコミュニケーション。
そんなコミュニケーションを取りながら、集団生活が苦手でも毎日学校に行っているわが子がいます。
コロナによるネガティブなニュースが立て続けに放送されているときなど、少しナイーブになっているときにも、お家カウンセリングがおすすめですよ!
コロナが怖いという不安に対しても、お母さんが真剣に不安に耳を傾けてあげてください。そして、心配になるのは当たり前であることを伝え、コロナについて今子どもができることを話し合ってみて下さい。
発達障害で、不安になりやすく傷つきやすい子どものお母さんも、ぜひお家カウンセリングを身につけて、みんなで笑顔で過ごしてくださいね。
お家カウンセリングは、こちらの記事でも紹介しています。併せてお読みくださいね!
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傷つきやすい子どもの、自己肯定感を上げる方法をお伝えしています!
執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)