学校との連携

伝え方の成功例とは?どれだけのお母さんが、発達障害・グレーゾーンお子さんの特性を担任の先生に伝えているのでしょうか?

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担任の先生に発達障害・グレーゾーンのお子さんの特性を伝えている人は、どのくらいいるのでしょうか?発達の特性を先生に伝える時にどのようにすれば上手く伝わるのか、上手く伝えているお母さんの意見を聞いてみました。
 

【目次】

 
調査期間:2019年3月30日〜4月7日
回答者数:発達科学コミュニケーショントレーナーまたはリサーチャー 54名
調査方法:インターネット調査
 

 

1.担任の先生にお子さんの特性を伝えていますか?

 
 
Q 担任の先生にお子さんの特性を伝えていますか?
 
 
 
 
86.7%の親が、担任の先生にお子さんの特性を伝えていると回答。 その他の少数意見の中で、はっきりとではないがなんとなく伝えている人(3.9%)も 含めると約9割という、ほとんどのお母さんが担任の先生にお子さんの特性を伝えています。
 
 
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2.こんな風に伝えたらうまくいった!私はいつもこうしています!といった成功エピソードを教えてください

 
 
進級や進学の際に、新しい先生との関係の築き方や、子供の特性の伝え方、対応方法の お願いをする時にどのような伝え方をするとうまくいくのでしょうか?
 
 
成功している方に自由回答して頂いた中から、多数聞かれた意見を順位づけしてみました。
 
 
1位:先生とのコミュニケーションを良くとる、良く話し合う
2位:子どもの特性(苦手、困りごと)を伝える
3位:家での様子を伝える
4位:学校でしてほしい対応方法を伝える
5位:検査結果、専門家の意見を伝える
6位:長所、得意なこと、できることを伝える
7位:サポートブック、資料を作成し伝える
8位:先生に感謝を伝える、先生ばかりに任せすぎない、要求しすぎない
9位:家での対応方法を伝える
 
 
1位:先生とのコミュニケーションを良くとる、良く話し合う
 
とにかく、先生とのコミュニケーションや話し合いをこまめにすることが大切と答えている方が1位。 連絡帳、電話、個別に面談を申し込むなど、常に先生と良く話し合いをして、先生と一緒に対応方法を考えるという方が最も多く見られました。
 
 
2位:子どもの特性(苦手、困りごと)を伝える
 
子どもがどのようなことが苦手で、普段どのようなことで困っているのか、 親(お母さん)が我が子の特性を冷静に客観的に理解していることが大切です。 子どもをしっかりと理解していれば、先生との連携がしやすくなります。
 
 
3位:家での様子を伝える
 
お子さんによっては、家と学校での様子が異なるお子さんもいます。 引っ込み思案や、繊細なお子さんの場合、家の中ではできたり、家でのやり方だったらできるのに、学校ではできなくなってしまうということがあります。
 
そのような場合に、家と学校とのギャップを先生に伝えないままでは、先生も対応方法がわからずに、戸惑うことがあります。
 
お子さんが普段、家ではどのような様子なのか、どのように過ごし、どのようなことができるのかがわかれば、先生も支援しやくなるでしょう。
 
 
4位:学校でしてほしい対応方法を伝える
 
学校で、具体的にどのように対応してほしいかを伝える時に、一方的にではなく、1位にあるように、先生と一緒に考えていくというスタンスで、対応方法を伝えている人が多数いました。
 
また、家での様子を伝えたり(3位)、家ではどのような対応しているのかを伝え(9位)、 その上で、学校でしてほしい対応を伝えています。
 
 
 
 
5位:検査結果、専門家の意見を伝える
 
お子さんがすでに発達検査や知能検査を受けている場合に、その検査結果や、主治医、専門家の報告書などを、先生との相談の際(個人面談などの際)に渡している方が多かったです。
 
検査結果や報告書などは、客観性がありかつ説得力があるため、先生との話し合いもスムーズになり、学校での配慮などもお願いしやすくなります。
 
 
6位:長所、得意なこと、できることを伝える
 
先生に子どもの特性を伝える際には、子どもの「苦手なこと」「困りごと」などの、 ネガティブな情報を伝えることになります。
 
自閉傾向にあるお子さんの場合は「いつもと違う場面が苦手です」
ADHD傾向のこの場合は「じっと座っていることが苦手です」
 
「苦手」「できないこと」ばかりを先生に伝えてしまうと、先生がそのことばかりに目がいってしまい、子どもの「良いところ」「できること」見てくれないこともあります。 また、「大変そうだな」と先生の不安を強めてしまう可能性もあります。
 
子どもの「特性」は、その子の「良いところ、できること」も含めて「特性」です。 本人の良いところを伝えることで、よりよい理解につながり、先生も子どもの努力やがんばりに目を向けやすくなります。
 
 
7位:サポートブック、資料を作成し伝える
 
サポートブックとは、進級や進学の際に、支援者(先生)に向けて、子どもの行動やコミュニケーション、感覚などの特性との対処方法を項目ごとにわかりやすくまとめたものです。
 
多くの保護者の方が、進級進学前や、直後に先生と面談をして、「配慮や支援をお願いする」と思いますが、限られた時間内に、子どもの「特性や配慮」を事細かにお話しすることは、なかなか難しいことです。
 
面談の際に、子どものことがわかりやすくまとめたれた資料があると、先生との話し合いもスムーズに進められます。
 
また、配慮や支援の内容によっては、担任の先生だけでなく、学年主任、校長先生、教頭先生、養護教諭、スクールカウンセラーなど、多くの先生の支援や協力が必要になるときもあります。
 
そのような時には、個々の先生にお話しすることが難しく伝えきれないことも出てきます。子どもに関わる全ての支援者に共有できるので、一貫した支援が可能となります。
 
 
8位:先生に感謝を伝える、先生ばかりに任せすぎない、要求しすぎない
 
先生のご苦労や、負担も考慮し、全てを先生に任せきりにするのではなくお家でできることはしっかりと対応している方が多いことがわかりました。
 
「これは家で、このように工夫します」などと、お家でやるべき対応をしっかりととり、 学校で起こるかもしれない困りごとに対して、「ここの部分は先生にも協力や配慮をお願いします」というスタンスでいることが大切なようです。
 
「先生がうまくかけているところにハナマルをつけてくださったので、頑張って漢字ドリルに取り組めるようになりました」など、具体的に、先生がしてくださった対応で良くなったことなどを伝えることで、先生との連携が上手くいきます。
 
多くの子どもたちを同時に見なければならない先生が、子どもへの配慮を受けいれて、対応して下さっていることに感謝を忘れずに伝えることが先生との信頼関係につながるようです。
 
 

3.まとめ

 
 
実際に、担任の先生にお子さんの特性を伝えているお母さんは、86.7%。
発達の凸凹があるなしに関わらず、多くのお母さんがお子さんの困りごとや特性を何らかの形で伝えています。
 
 
特性の伝え方の成功例については
 
①先生に任せきりにせず、親も一緒に対応策を考えること(相談する)
②苦手なことだけでなく、できること、長所も伝え、家での対応方法や様子を伝える
③検査結果、専門家の報告書も加え、子どもの特性や困り事を資料として作成し、先生に伝える
④常にコミュニケーションを取り、先生への感謝を忘れないこと
 
 
 
 
担任の先生には感謝を忘れず、相談するというスタンスで、専門家の意見や検査結果、家での対処方法、家での様子を資料として加え、伝えることがより良い支援につながるようです。
 
 
ぜひ以上のことを参考に、担任の先生にお子さんの特性を伝えてみてくださいね。
 
 
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サポートレター付学校へのお願いの仕方の極意
 
 
執筆者:深井淳子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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