そろそろ来年度の新入生のランドセルを選ぶ時期ですね。種類もたくさんあるしどうやって選べばいいのか分からないと悩んでいるお母さんはいませんか?ここでは発達障害ADHDタイプにオススメのランドセル選びについてお伝えします。 |
【目次】
1.ランドセル選びに悩んでいませんか?
そろそろ来年度の新1年生のランドセルを選ぶ時期ですね。展示会が各地で開催されていたり、メーカーによっては注文受付が始まっているところもあるため、動き始めているお母さんも多いと思います。
でも、色・デザイン・機能と選ぶポイントがたくさんありすぎてどうやって決めればいいか分からない!と悩んでいるお母さんも多いのではないでしょうか。
ここでは発達障害ADHDタイプのお子さんにオススメのランドセル選びのポイントについてお話ししていきたいと思います。
2.発達障害ADHDタイプの気になる行動
発達障害ADHDタイプの子どもは衝動性・多動性・不注意などいろいろな特性を持っています。その中でも入学後ランドセルを使うようになった時に、気になるであろう行動について見ていきたいと思います。
一つ目は物の扱いが雑ということです。
ADHDタイプは次々に興味が移りやすいという特性を持っていることもあり、玄関に入った瞬間から遊ぶことで頭がいっぱいになってしまいます。
帽子はそこらへんに脱ぎ捨てられ、ランドセルは床にひっくり返っている…。ADHDタイプのお子さんをお持ちのお母さんなら想像がつくのではないでしょうか…。
2つ目は忘れ物や失くし物をしやすいということです。
これはADHDタイプの子どもには不注意傾向があったり、短時間でも記憶することが苦手だったりするという特性が関係しています。
おうちの中でもさっきまで手にしていたはずのものを、「あれ、どこに置いたっけ?」と言い出すのはADHDタイプの子のあるあるだと思います…。
つまり発達障害ADHDタイプのランドセルを選ぶ時は
①物の扱いが雑である
②忘れ物や失くし物をしやすい
という2つの特性を考慮する必要があるんです。
3.ADHDタイプのランドセル選びに必要なポイントは2つ
発達障害ADHDタイプの持つ特性を考えるとランドセル選びで重要なポイントは
①丈夫であること
②大容量であること
の2つです。
これは物の扱いが雑であるため丈夫なものが必要であり、忘れ物や失くし物対策にはなるべく持ち物をランドセルにまとめていれられるということが有効だからです。
まず、①丈夫であることについてです。
素材だけでみるとコードバン>牛皮>人工皮革(クラリーノなど)>合成皮革という順で強度が高くなります。
ただし一番強度が強いと言われるコードバンは他の素材よりも生産量が少ないメーカーも多く、受付開始から短期間で完売になってしまうこともあるので注意してください。
また、ランドセルの強度は、素材だけでなく、縫製や構造によっても決まります。メーカーごとに異なるので調べてみてくださいね。
次に②大容量であることについてです。 最近はA4フラットファイルが入るタイプの物が主流になってきており、大容量であるということに気を付けているお母さんも多いと思います.
それに加えて、ランドセルの容量を考える時は、メインポケット・サブポケット・前ポケットのマチ幅もぜひチェックしてください。
大容量をうたったランドセルはたくさんあるので見つけやすいと思います。
しかしここで1つ気を付けてほしいことがあります。
それは丈夫な素材であればあるほど、大容量であればあるほどランドセル自体が重くなりやすいということです!
ただこの点についてはいろいろなメーカーが改良を重ねています。肩ベルトを工夫することでランドセルを背負ったときに軽く感じるようになっているものもあるのでぜひチェックしてみてください。
とはいえ重さの感じ方には個人差があり、子どもの体格や通学にどれくらい時間がかかるかなどにも影響を受けます。
ランドセルを買う前には必ずお店や展示会で実際に子どもに背負わせてみる、入学予定の小学校まで子どもが歩いてどれくらいかかるのかを調べるということをしておくといいと思います。
いかがでしたか?発達障害ADHDタイプの子どものランドセル選びのポイントは①丈夫であること②大容量であることの2つです。
ぜひ参考にしてくださいね。
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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)