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発達障害や不安が強い子が長期休暇明けにスムーズに登園できるようになる2つの対応

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家族と過ごした楽しい冬休み明けに発達障害や不安が強い気質のお子さんの心配ごとは登園しぶりではありませんか?今回は不安が強い子でも安心して登園日を迎えられる対応をお伝えします!
 

【目次】

 

1.発達障害や不安が強い気質の子どもによくある登園渋り

 
 
幼稚園や保育園もそろそろ長かった冬休みも終わりが近づいてきました。
 
 
今年の冬は、コロナウイルスの流行で例年とは少し違ったお休みを過ごしたおうちも多かったのではないでしょうか?
 
 
あまりお出かけせず、おうちや近所でゆっくり過ごされた方も多いかもしれません。
 
 
冬休みも後半になりお母さんが心配になってくるのは不安が強いお子さんの長期休み明けの登園しぶりではないでしょうか?
 
 
不安が強い、登園しぶりと入力しネットで検索すると、上位に発達障害という文字が出てきます。
 
 
自閉症スペクトラム障害(ASD)の特性を考えてみると、確かに不安が強いというのは当てはまります。
 
 
2019年10月に神戸大学が「発達障害の子どもは発達障害ではない子どもに比べ、顕著に不安が強い傾向がある」という研究論文を発表しています。
 
 
 
 
この論文の中で、発達障害児の中でもASDの子どもは特に不安が強い傾向があることが明らかになりました。
 
 
とはいうものの、不安が強い傾向があるのは発達障害やグレーゾーンの子どもだけとは限らないですよね。気質的に不安になりやすい繊細な子どももいます。
 
 
例えば、
 
 
・先生に会うのも久しぶりだけど、どんな先生だっけ?
 
・なんとなく、新しい学期が始まることに不安だな。
 
・クラスのお友達とは仲良くできるかな?
 
 
 
 
お母さんからしたら小さなことでも、不安が強い子どもは常に湧いてくる怖さと闘っているのです。
 
 
発達が気になる子どもを育てているお母さんは、特性を理解している方も多いので、お子さんの気持ちに向き合うことに慣れていることもあります。
 
 
気にしてもらっている子どもはいいのです。
 
 
そこで注意してほしいのが、見過ごされてしまう子どもたち
 
 
発達障害やグレーゾーンであるかは関係ありません。
 
 
不安が強い気質を持った子どもが安心して長期休み明けも幼稚園や保育園に登園できるよう、今日からおうちでできる対応をお伝えします。
 
 
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2.登園しぶりを「いずれ慣れるから」で見過ごすのが危険な理由

 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもを育てているお母さんは、お子さんの不安の強さに接したとき、特性が強く出ているな…と考えて対応することも多いと思います。
 
 
しかし、発達に心配がない子どもで、気質的に不安が強い場合、お母さんの方も「いずれ慣れるから」と考えたりしませんか?
 
 
「自分で経験を通して乗り越えて〜!」と、思うお母さんの気持ちもわかります。
 
 
おそらく昭和世代のお母さんはその思考ですよね。私も以前はそうでした。
 
 
確かに、そのままでいずれ慣れていく子どもも多くいます。
 
 
しかし、不安が強いという気質を持っている場合には今後も何かあるたびに不安になる傾向が出てきます
 
 
自分で乗り越えられるうちは心配ないんです。
 
 
ですが、乗り越える術を超えてしまったときに今度は深刻な登園しぶりや拒否につながっていくことだってあるんです。
 
 
幼少期であればあるほど、キャパシティを超えてしまうのも早かったりします。
 
 
実は人間の脳はもともとネガティブな記憶が残りやすいという特性があります。
 
 
登園しぶりをするお子さんには、園での嫌な経験や、過去の出来事のネガティブな記憶が脳に残っているのです。
 
 
 
 
そして、その経験がたびたび繰り返されて、脳に嫌な記憶として定着し、登園渋りという行動が強化されてしまうのです。
 
 
だから、登園しぶりがたびたび起こって、その行動が強化されて脳に定着する前に登園渋りを起させないことが大切になってきます。
 
 
もしお子さんに不安が強いという気質があるならば、なおさら、ネガティブな記憶は残りやすいのです。
 
 
その不安を少しでも和らげてあげる気持ちの持っていき方を、今から子どもに授けてあげたいと思いませんか?
 
 
お子さんの長期休み明けの不安をお母さんが取り除いてあげられる、おうちでの対応があるのです。
 
 
次項で説明していきますね。
 
 
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3.長期休み後の登園しぶりを和らげるお家での対応2つ

 
 
お子さんの中で、なんとなく不安だな…嫌だな…と感じているうちに手を打つのが得策です。
 
 
実際に、我が家で長期の休み明けの前や進級の前に行っている対応です。
 
 

◆不安を乗り越えた経験をポジティブな記憶にする

 
 
不安の強い子どもは学年が上がるとき、大きな行事のとき、ありとあらゆる場面で大変な思いをしていることも多いです。
 
 
今日に至るまで目の前のお子さんはしっかり乗り越えられているから今がある!乗り越えてきた過去をお子さんと一緒に振り返り伝えてあげてください。
 
 
例えば、
 
 
・年中さんになるときも嫌がっていたけど、すぐに楽しくなったよね。
 
・〇〇先生が大好きだったけど、△△先生のことも大好きになったよね。
 
・お友達と喧嘩してもちゃんとお話しして仲直りできていたね。
 
 
というようにです。
 
 
今後、成長過程において、何か不安に感じられることがあっても、過去に自分が行ってきた行動や成果を糧にして乗り越えられる力になってきます。
 
 
お母さんがお子さんの過去の成功体験を伝えることで、ポジティブな記憶として定着させてあげてくださいね!
 
 
 
 

◆園のホームページや写真を見せる

 
 
子どもによっては耳から入る情報よりも、目から入る情報の方が取り込みやすい場合があります。我が子は後者の方ですのでかなり効果がありました。
 
 
ホームページで、園庭や教室の写真を一緒に見ながら、園に行くのがワクワクするような会話をします。
 
 
例えば、
 
 
・〇〇ちゃん、この遊具大好きだよね。高いところまで登れるようになったんだよね。
 
・次の教室はここから入っていくんだね。
 
・〇〇先生も優しかったけど、今度の△△先生も優しい先生みたいだよ。
 
 
というようにです。
 
 
これから始まる園生活や久しぶりのクラスに対し、見通しが立てられるようになります。
 
 
見通しが立たないというのは、不安気質の子どもにとっては、さらに不安を増長させることになるので安心材料を揃えてあげてくださいね。
 
 
不安の強い子どもを育てるお母さんは、日頃から園の写真を数枚でも良いのでスマホのカメラで撮っておくことをオススメします。
 
 
もちろんホームページがあればそのページを見せてあげるのでも十分です。
 
 
いかがでしょうか?
 
 
発達障害があってもなくても、不安が強いというのはあまり良いイメージでは伝えられていませんが、人間誰しも本能で持ち合わせているものです。
 
 
自分自身を守るために無くてはならないもの。
 
 
不安が強いから先へ進むのを諦めるなんてもったいないですよね!
 
 
これからの人生の方が長い子どもの大切な未来に向け、支えてあげられるときにしっかり支えてあげてくださいね。
 
 
子どもが成長していく過程で不安の強い気質と上手に共存していけるように応援しています!
 
 
登園しぶりへの対応はこちらの記事でもお伝えしています。併せてチェックしてくださいね!
 
 
 
 
発達障害や不安が強い気質の子どもの気持ちを安心に変える方法をご紹介しています!

 
 
執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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