発達障害の小学生のお母さん必見です!子どもに集中力がないとお悩みのお母さん、集中力が続かないのには理由があります。ある方法を実践すればガミガミ言わなくても子どもが勉強し始めます。家でお母さんができる子どもの集中力を鍛えるコツをお教えします! |
【目次】
1.発達障害の小学生の子どもの集中力が続かない
2.集中力が続かない理由
3.集中力が続かない子どもは叱られてばかり?
4.勉強するための集中力を鍛えるためにお母さんがする2つの方法
♦︎環境を整える
♦︎できていることに注目する
1.発達障害の小学生の子どもの集中力が続かない
冬休みは子どもたちものんびり過ごしていることと思います。
昨年はコロナ渦で何かとイレギュラーな小学生生活でしたが、子どもたちもそれに対応しよく頑張っていたと思います。
この冬休みは、心も身体もリフレッシュして3学期に迎えられるようリラックスした生活の中でエネルギーチャージをされていることと思います。
そんなエネルギーチャージをする冬休みではありますが、学校からはちゃんと宿題が出ていますよね。
お子さんは宿題にちゃんと取り組んでますか?
・机には向かうけど宿題が全然進まない
・すぐに気が散って他のことをやり始める
子どものこんな姿を見ているとイライラして「勉強しなさい!」とつい叱ってしまいますよね。
同時に、「この子は学校ではちゃんと集中して授業を聞けているのだろうか?」と心配になりますよね。
・集中力が続かない
・勉強についていけるか
・そもそも先生の話を聞けているのか
このように、発達障害の子どもの集中力が続かないことや集中力がないから勉強に身が入らないと悩まれているお母さんはとても多いと思います。
昔の私もそうでした。
ガミガミ叱ってばかりでした。
ですが、発達科学コミュニケーションで学んでからは子どもを叱っても注意しても集中力は鍛えられないことを知りました。
実は、効果が出るには少し時間がかかりますが集中力を鍛えることはできるのです!
冬休みの今のうちから集中力を鍛えておき、新年度にはいいスタートが切れるようにしませんか?
ではまず、なぜ子どもの集中力がなぜ続かないのか掘り下げていきましょう。
2.集中力が続かない理由
まず、外的刺激に反応しやすいことが言えます。
発達障害のあるなしにかかわらず、子どもと言うものは外的刺激に反応しやすいです。
・宿題をしていると外で遊ぶ声が聞こえた
・テレビの音が気になった
・携帯の着信音がなった
・鉛筆を削ろうとしたら目の前のものに気を取られた
このようなことは大人でもありますね。
私たちも、電話やメールが入りやっていた作業を中断されると一旦集中が切れたりしますよね。
子どもなら尚更です。
子どもがなかなか集中しにくい、集中が途切れやすいのはごく自然な当たり前のことなのです。
加えて、発達障害の子どもは、得意なことには集中し苦手なことには全く興味を示さないと言う特徴もあります。
得意なことや好きなことに関しては何時間でも没頭し集中していられるけれど、一方で興味のない勉強などは優先順位を考えるのも苦手です。
そもそも何から取り掛かったらいいのかわからないと言うこともあります。
また、頑張らないといけないことを避けたり、勉強する必要性を感じていないことさえあります。
実は勉強などの興味のないことや嫌なことをしている時は、頭の中で違うことを考えていたり、周りの音や物などに気を取られている状態なのです。
ですから、余計に集中力が途切れやすくなっています。
これに関しては脳の特性なので、本人にはどうにもできないのです。
集中したいと思っていても自分ではコントロールできない状態なのです。
3.集中力が続かない子どもは叱られてばかり?
先程も申し上げたように、発達障害の子どもの多くは好きなことへの興味や集中の仕方には目を見張るものがあります。
この集中力は本当に素晴らしいものです。
一方で、興味のないことや苦手なことへの関心は低く、取り掛かろうとしても集中できなくなります。
この差が激しいので「あんなに集中できる子なのにどうしてこんなにふざけるのだろう」と親にも学校の先生は思います。
その結果、わざとやっているように写ってしまいがちです。
こんな時、先生や親は子どもにどんな声かけをすると思いますか?
お察しのいい方はもうお解りでしょう。
「勉強しなさい!」
「集中しなさい!」
「集中したらすぐ終わるでしょ!」
と言ってしまうんです。
子どもは自分の意思でふざけているわけではないのです。
逆に自分がコントロールできなくて困っているのです。
そこに先生や親が「集中しなさい!」と言うような言葉をかけてしまうと、子どもはなぜ叱られているのか分からず「自分が悪いんだ」と感じてしまいます。
それが続くとやる気を失ったり、投げやりになったり。「どうせ僕(私)はダメなんだ」と自信を失っていくことになるのです。
自信をなくしてしまうと、自己肯定感が低下しますます集中できなくなりますので避けてくださいね。
周囲は、集中しにくい面があるならそこはその子も特性・特徴と思い、できないことを注意ばかりするのは意味がないことを理解しましょう。
ですが、仕方がないとそのまま放っておくのはもったいないですよね。
今は仕方がないとしても、鍛えれば集中力はついていきます。
せっかく集中力に凸凹があることに気づいたわけですから、これから集中力を鍛えていけばいいのです。
できないと注意ばかりするよりも、こうすればできるようになると言う見本を具体的にやり方を示してあげることが大切ですね。
では、具体的にどのようにすれば集中力を鍛えることができるのかお話ししていきますね。
子どもが自信をつけて自己肯定感を上げていくことに関してはこちらの記事に詳しく書いておりますのでよかったらご覧くださいね。
4.勉強するための集中力を鍛えるためにお母さんがする2つの方法
では、今日からできる集中力を鍛える2つのポイントについてお話しします。
♦︎環境を整える
1つ目は環境を整えることです。
勉強するときは
・テレビを消す
・おもちゃなどは片付ける
・勉強机の上に余計なものは置かない
など、子どもの集中を妨げそうなものは片付けてくださいね。
鉛筆、消しゴム、ノート、定規、下敷き、教科書など、勉強に必要なものはあらかじめ机に出しておきましょう。
できれば机の前の壁にも余計なものは貼らないようにしましょう。
勉強する前に他のことに目を奪われることがないようにする工夫です。
これは学校でも同じことが言えます。
授業中に目が行きやすい黒板近くは、できるだけシンプルにしておいていただくよう先生に配慮いただくのも得策です。
♦︎できていることに注目する
もう一つのポイントは、子どもが集中力を発揮しているときに声かけをすることです!
子どもが少しでも集中しているなと思ったら、「その集中している姿かっこいいね」と声をかけてあげましょう。
褒められたり認められたりしたら、大人の私たちでも嬉しいですよね。
発達障害のグレーゾーンの子どもたちは普段から注意を受けることが比較的多いので、自信を失いがちです。
そのように普段は叱られることが多い子どもが、褒められたり認められたりすると、嬉しいに決まっていますよね!
褒める→自信がつく→何事にもやる気を起こす
このようないい循環を作れるようになりましょう。
「勉強中にせっかく集中しているときに声をかけない方が良いのでは?」と思いがちですが、ここできちんと声をかけることがポイントです。
実は子どもは、「集中する」ことがどういうことなのか分かっていない場合も多いのです。
集中しているところをお母さんが褒めながら伝えることで、これが「集中なのだ」と理解するようになります。
ですので、集中していると思えたときには「集中できてるね」とすかさず褒めましょう!
そうすると集中力がどんどん鍛えられて、集中できる時間も長くなっていきます。
このように褒められることで子どもは小さな成功体験を経験できます。
この成功体験が「僕(私)集中できてるんだ!」と言う自信につながり、ひいては集中力を高める近道につながります。
褒められることが楽しくて必ず自分から勉強し始めるようになりますので、その日を楽しみにしていてくださいね。
いかがでしたか?
こんな簡単なことで本当に集中力がつくの?思われたかもしれません。
子どもが小さな成功体験を積み重ね自信をつけていくこと、これが集中力の源になります。
ぜひ冬休みのゆっくり時間のある時に、やってみてくださいね。
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)