コロナ感染者が一気に拡大し第3波が身近に!そんな中また学校が休校になったらと心配ですよね。子どもと四六時中一緒にいることで「あのイライラが再来するのか?」とうんざりするお母さん必見です。イライラを楽しみに変える3つの手法をお教えします! |
【目次】
1.またコロナで休校になったら…イライラ再来!?
2.イライラの原因はお母さんのがんばりすぎ〜我が家の場合〜
3.お母さんが子育てのストレスを減らすことが何より大切
4.イライラを楽しみに変えるお母さんが子どもに使う3つの手法
♦︎具体的に褒める
♦︎次の行動に誘う
♦︎興味や関心を示す
1.またコロナで休校になったら…イライラ再来!?
秋からだんだんと新型コロナウィルスの感染者が増え続け拡大がおさまらず、とうとう第3波がやってきてしまいました。
もしかしたら子どもたちの学校がまた休校になるかも?とご心配のお母さんもたくさんいらっしゃることでしょう。
一方、子どものほうも、今年度はずっとコロナ渦で長い期間の休校を余儀なくされ、そのしわ寄せで夏休みが少なかったり、日々の授業時間が延びたりと、自治体により異なりますがかなりの影響を受けています。
その上、ソーシャルディスタンスを守っての学校生活や遊び、子どもも何かとストレスが溜まりがちです。
その上、新型コロナウイルス感染拡大でもし休校になってしまったら…
・友達と遊べない
・外で自由に遊べない
・勉強についていけるか心配
・ゲームとテレビ漬けになりそう
・だらだらしそう
このような懸念が頭に浮かびますよね。
「また子どもと四六時中一緒と思うとゾッとする!」と話すお母さんが私の周りには何人もいますが、皆さんも同じ気持ちだと思います。
ずっと家に一緒にいると、言いたくないのに口うるさく注意したり叱ったりする機会も増えてしまいます。
「注意してばかりではいけない」
「褒める育児の方がいいのは解ってる!」
「私だって大変!いつでも笑顔なんて無理!」
お母さんたちはいつだって一生懸命です。子育てを完璧にこなそうとがんばっておられます。
ですが、お母さんが頑張れば頑張ろうとするほどご自身のストレスも溜まっていきます。
つい子どもにきつく叱ることもあるでしょうし、八つ当たりしてしまうこともあるかもしれません。
おそらく、どのお母さんもどのお父さんもそのような経験はあるのではと思っています。
ですが、度を過ぎる叱咤や暴言は子どもへの影響が心配です。
あまりに続くと脳へのダメージも与えかねません。
大人と比べて子どもはストレスの解消がうまくできないので余計に心配ですね。
では、どうしたらいいのでしょうか。
2.イライラの原因はお母さんのがんばりすぎ〜我が家の場合〜
そもそもなぜ私たちはイライラするのでしょうか?
このイライラした怒りの感情が湧いてくるのは、脳科学的にみるとキャパシティーを超えたときです。
我が家の話をさせてください。
私は自分で言うのもなんですが、真面目です。決めたことは絶対に守りたいと言う融通うが効かない面を持っています。
例えば、就寝時間1つとっても
「寝るのは8時」
と自分で決めていました。
子どもがぐずっているのに就寝時間と決めている8時を過ぎてしまうと、イライラしていました。
このイライラは「8時に寝るべき」と言う、私の思い通りにいかないことから起こる怒りです。
もちろん、ルールや規則を守ることはとても大切です。
ですが、寝る時間が少し過ぎたからといって、何かものすごく大変なことが起こるかと言うとそうではありません。
そんなこと起こるはずもないですよね。
今日一日くらい、子どもが寝るのが遅くなったからと言って大したことではないのです!
そう思えるようにになってから、私はかなり気持ちが楽になりました。
イライラの感情が沸き起こることが激減したのです。
お母さんが頑張りすぎてしまうと、昔の私のように自らストレスをためてしまいます。
それはしんどすぎるので、早くご自身を開放してあげましょう!
3.お母さんが子育てのストレスを減らすことが何より大切
お母さんのイライラや怒りはあって当然です。
お母さんも1人の人間です。
いくら親子でも可愛い我が子でも人格が違うのだから考え方も異なりますし、ぶつかり合うことは自然であり当然でもあります。
そのお母さんのイライラや怒りは抑える必要はありません。
無理に抑えようとすると逆にストレスがかかってしまい悪循環です。
大切なことは、その怒りの表現の仕方をどうするかです。
感情に任せて叱るのがいいのか、一旦気持ちを沈めて冷静に説明して伝えるのがいいのか。
どちらが子どもに効くのかは、いうまでもないと思います。
子育てはただでさえイライラしがちなものです。
増してや、このコロナ感染者が増えてどのような自粛になるのか不安定な時期です。
お母さんは不安や心配でストレスが溜まりやすくなり、イライラしたり怒ったりしやすい状況です。
どうすればイライラを減らせるのかと言うと、「べき」をやめることです。
「8時に寝るべき」「下校したらすぐに宿題をすべき」「挨拶はすべき」など、お母さんが自分で作ったマイルールがたくさんあるはずです。
マイルールは、お母さんが作ったものです。
自分が作って自分で自分を追い込んでしまっているのです。
この「べき」マイルールを手放すと、本当に楽になりました。
どうしてあんなにこだわっていたのだろう?と不思議に思うくらいです。
お母さん!ぜひご自身のマイルールをできるだけ減らして「私ってよくやってる!」と自分のことを認めてあげましょう。
そして「大目に見る」ことを心がけましょう!
そうすればお母さんのストレスがかなり軽減され、気持ちがかなり楽になるはずです。
お母さんのストレスをまず軽減させること、それが子どものストレスを軽減させることに繋がります。
4.イライラを楽しみに変えるお母さんが子どもに使う3つの手法
マイルールを減らすことでお母さんのストレスが軽減され、イライラが随分減ってくるお話をしました。
その上でお母さんが子どもと良好な関係を築き楽しく過ごすために、お母さんが子どもに使う3つの手法をお教えします。
♦︎具体的に褒める
1つ目は子どもを「褒める」ことです。
褒めたり、感謝したり、気づいていると知らせてあげましょう。
子どものよいところに注目して、よい行いをした時にはすぐに褒めましょう。
ポイントは具体的に褒めることです。
例えば、食事の後にお皿を下げたら
「お皿を下げてくれたのね!ありがとう!」
例えば、遊びから勉強に切り替えた時に
「勉強に切り替えられたのね。」
と、褒めて子どもがやった行動を認めてあげましょう。
親から見ると当たり前と思えるようなことも、言葉にして伝えることで子どもは「お母さんが自分を見てくれている」と安心を感じます。
そして、お母さんがかけた言葉が具体的であれば「その行動は良い行動なのだ。」とあらためて知り学ぶことができるのです。
ではここで、皆さんに質問です。
先程の勉強への切り替えの際に、お子さんが切り替えに20分かかったとします。
その時はどんな声かけをしますか?
答えは、先ほどと同じ声かけなのです!
そうです!たとえ切り替えに20分かかっていたとしてもです!
「勉強に切り替えられたのね!」
と、子どもが気持ちを切り替え行動したときに、すかさず切り替えたことを褒めてあげてくださいね!
このようによくない行いは注目せずスルーしできた行動だけに目を向けましょう。
ため息も、あきれた表情もなしですよ!
良い行いを褒めて認めていけば自然とよい行動がどんどん増え好ましくない行動は減っていきます。
数週間も経てば、切り替え時間はかなり少なくなっているはずです。
♦︎次の行動に誘う
2つ目は「次の行動に誘う」です。
切り替えがうまくいかなさそうなときや何かをしていて少し機嫌の雲行きが怪しくなってきたときには、次の行動に誘ってみましょう。
例えば、何かをして欲しいときに
「じゃあ、○○やってくれる?」
例えば、朝の着替えをしてくれないときに
「お母さんとどっちが着替えるのが早いかな?競争だよ〜。」
例えば、遊びで負けが続いて不機嫌になってきたら
「じゃ、次は○○の得意なこのカルタにしようか!」
このように、うまく次の活動に誘って気持ちを切り替えるサポートをしてあげてください。
早めに対処することで、楽しい雰囲気を作りやすくなります。
♦︎興味や関心を示す
3つ目が「子どもに興味や関心を示す」ことです。
子どもが何かの遊びをしていたら、
「何を書いてるの?」
「何を作ったの」
「これはなんて言うの」
「へ〜知らなかった。よく知ってるね!」
このような言葉をかけてあげてください。
自分に関心や興味を持ってもらっていると感じると子どもは安心します。
お母さんも、ご自身が興味を持っていることに友達に関心を持ってもらったら嬉しく感じますよね。
それと同じことです。
この安心感が、特に今の不安定な時期にはとても大切です。
いかがでしたか?
こうした手法を実践することで、お子さんの行動が変わっていきます。
実践すればきっと親子の関係も良好なものになっていきます。
日々の生活の中のイライラをなくし楽しく毎日が送れるよう、ぜひ3つの手法を試していただけると嬉しいです。
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)