小学校入学まであと二か月余り。学校生活が楽しく送れるか心配ですか?幼稚園や保育園と学校生活は、一日の時間割が大きく違います。ですから、家庭での生活リズムが重要です!今日から生活リズムを整えて子どもが元気に活動できるようにしましょう。 |
【目次】
1.生活リズムを整えることが子どもの就学準備になる?!
2.なぜ、生活リズムが乱れると子どもが活動的になれないのか
3.生活リズムと整えるための成功のカギは「起床時間」
4.お母さんがおおらかな気持ちで取り組みましょう
1.生活リズムを整えることが子どもの就学準備になる?!
いよいよ就学まであと2か月あまりとなりました。お母さんの中でも、そろそろ学校生活を意識し始める時期ではありませんか?
小学校入学の準備についてネットで調べてみると、さまざまな情報が出てきますが、最優先でやってほしいのは「生活リズムを整えること」です。
なぜかというと…入学後は、幼稚園や保育園での生活とは大きく異なる学校生活が待っています。
登校時間が今よりも早まるお子さんは、起床時間を改める必要があります。
子どもにとっては環境の変化に馴染むだけでも大変なこと!それに加え慣れない早起きをして登校するとなると結構負担が大きいですよね。
今から生活リズムを整えることで、4月には余裕で朝起きて準備ができると子どもだけでなくお母さんも楽です。
今の生活リズムが乱れている子ほど、しっかり整えるのには時間がかかります。
例えば、いつも7時に起きている子が6時に起きなければならないとなると、1時間も早く起きることになるわけです。慣れないうちは大変ですよね。
発達障害・グレーゾーンの子どもは、朝起きるのが苦手な子が多いので、はじめのうちは布団の中から出られないこともあるかもしれません。
だからこそ、今から早起きの習慣をつけて、就学前には無理なく起きられるように準備してほしいのです。
2.なぜ、生活リズムが乱れると子どもが活動的になれないのか
生活リズムが乱れると、子どもの健全な成長に大事な3つのものに影響を及ぼしてしまうと言われています。
それは…
・体内時計(体を整える)
・ホルモンの分泌量
・脳(記憶力アップ)
です。
生活リズムは全身の機能と密接にかかわっています。ですから、生活リズムを整えることは子どもにとって、とても重要なことです。
きちんと生活リズムが整っている子どもは、朝から元気に活動できます。
一方で、生活リズムが乱れて睡眠時間が足りない子どもは…
・日中にボーッとしてしまう
・やる気が起きない
・起きられずに朝食を食べられないので活動する力がない
・イライラや不安、体調不良を起こす
など、身体や心に影響が出てしまいます。
子どもがなかなか行動しないと、お母さんもイライラしてしまいますよね。とくに朝は、時間に余裕がないことも多く、強い口調で注意したり、指示だしのオンパレードになってしまったりする可能性があります。
朝から怒られ続け、テンションが下がったままの状態で登校したお子さんは、学校で自信をもって活動することができなくなってしまいます。
発達凸凹の子どもは、ネガティブな感情を蓄積しやすいですから、要注意です!
今から生活リズムを整える準備をすれば、学校生活がはじまったときに、親子ともに気持ちと時間にゆとりをもって行動することができますよ。
・実際にどうやって生活リズムを整えていけばいいのか…
・「生活リズムを整える」というと、大変そう…
と悩まれるかもしれませんね。
しかし、決してそんな必要はありません!あるポイントを意識して行動するだけでいいのです。
次の章で詳しくお伝えしますので、「うちの子、朝に弱いから心配」と思っているお母さんは、ぜひ参考にしてくださいね!
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3.生活リズムと整えるための成功のカギは「起床時間」
生活リズムを整えるには、あれこれ考えるのでははく、「起床時間」に焦点を置いてやることが成功の鍵です。
最初にしてほしいことが、「起床時間を決める」こと。
起床時間を決める際は、登校時間から逆算して余裕をもって行動できるように設定しましょう。
よく早寝・早起きと言いますが、「早起き・早寝」の順番でやっていきましょう!
なぜかというと、早起きをすれば必然的に早い時間に眠くなるからです。
早寝からはじめようと思っても、子どもの目はギラギラなはず!寝かしつけに苦戦する姿が目に浮かびますよね。
一方で、早起きから始めれば、いつもより早い時間に眠くなりますので、すんなり寝てくれる可能性が大きいのです。
小学校低学年の子どもの睡眠時間は、10時間必要と言われています。起床の10時間前には、布団に入るようにするといいでしょう。
注意してほしいのは、いくら10時間寝ても、起床時間や就寝時間がバラバラだと体内時計のリズムが整いません。なるべく毎日同じ時間に起床・就寝できるように心がけてくださいね。
4.成功の秘訣はお母さんがおおらかな気持ちで取り組むこと
慣れないうちは、起きるのも一苦労かもしれません。そんな時は、お子さんのやる気がアップするご褒美を用意してみましょう。
例えば…
・寝る前に「明日起きられたら、プリンをデザートに食べよう!」といった感じで、子どもの好きなものを準備する
・時間を決めて、好きなテレビやYouTubeを見るまたはゲームをする
・ポイントを用意して、たまったら好きなおやつを一つ買える
などです。
このように、ご褒美を準備することで、朝に起きることが楽しみなります。
我が家もご褒美を用意したことで早起きへのやる気がアップし、今では早起きが習慣化してご褒美なしでも起きてくるようになりました。
さらに、朝起こすときは、必ず笑顔で「おはよう!」と言って声をかけてあげました。
目覚めたら、抱きしめて「起きられたね~!!」と褒めてあげると、良い気分になり次の行動へ自分から動いていましたよ。
早起きを習慣化させるのはそれなりに時間がかかりますし、すんなりとはいかない場合もあります。
お子さんが起きられないからといって、決して焦ったり、イライラしたりしないようにしましょう。
「できたら、なお良し!」という大らかな気持ちで取り組むことが大事です。
お母さんが気持ちに余裕をもって接することで、お子さんも負担に感じることなく生活リズムを整えていくことができます。
いきなり完璧にやる必要はありません。お子さんと一緒に、楽しい学校生活を思い浮かべながら、取り組んでくださいね!
執筆者:須藤ゆかり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)