もうすぐ夏だ!キャンプだ!発達障害・グレーゾーンの子どもとのキャンプを楽しむための3つのポイントとは?(初級編)

もうすぐ梅雨ですね。そして梅雨が明けると一気に夏!「今年こそキャンプデビューしたい!」とお考えの家族も多いでしょう。そこで、キャンプ歴10年以上で発達障害・グレーゾーンの子どもを持つ筆者の体験をもとに、初めてのキャンプを成功させるポイントをお伝えします!
 

【目次】

 

1.今年の夏こそデビューしたい!キャンプは発達障害・グレーゾーンの子どもにオススメです!

 
 
GWが過ぎ、暖かい季節になってきましたね?気がつけばもうすぐ梅雨〜からの夏!時の流れは早いものです。
 
 
ここ数年、キャンプの人気は高まる一方。「今年こそキャンプに行こう!」と思っても、キャンプ場は予約でいっぱい!キャンセル待ちも珍しくありません。
 
 
 
 
そんな中、発達科学コミュニケーション、通称「発コミュ」を習得したトレーナーやリサーチャーの中にも、このGWに「キャンプデビューしました!」という話があちこちで上がりました。
 
 
発コミュママは、「キャンプ」が発達障害・グレーゾーンの子どもの脳を発達させる!ということを知っているのです。
 
 
キャンプでは、自然を身近に感じることができ、都会の喧噪から離れてゆっくりとした時間の流れで過ごすことができます。
 
 
外でバーベキューをしたり、星を眺めたり。施設の整ったキャンプ場では、魚釣りやカヤック体験など、様々なアクティビティを体験することができますね。
 
 
中には、趣味や勉強の道具トランプなどのゲームを持ち込んで、思い思いに楽しんでる家族も。
 
 
これらの体験は、五感をフルに使って脳を活性化させます。日常生活では体験できないことがたくさんあるので、発達障害・グレーゾーンの子どもにもキャンプの経験は是非させてあげたいですね。
 
 
しかし、キャンプに行きたいけど、初めてだから何をすればいいのか分からない!そんな皆さんに、おさえていただきたいポイントを紹介します。
 
 

2.準備不足は絶対避けたい!筆者の残念な失敗談をコッソリ紹介。

 
 
キャンプに限りませんが、お出かけには事前の準備が最も大事物の準備もそうですが、発達障害・グレーゾーンの子どもには「気持ちの準備」もとても大切です。
 
 
気持ちの準備とは、キャンプの良さや楽しさを子どもに知ってもらったり、一緒に準備をしてキャンプに対するワクワク感をチャージすることです。
 
 
キャンプは、自然を相手にします。急な天候の変化に対応できるかどうかも重要になります。
 
 
突然ですが、皆さんはご存知でしょうか?テントを建てる時に注意が必要なのは、雨よりもなのです。「はい!ここ、テストに出ますよ!」と言うくらい重要です。
 
 
ここで、風にまつわる私の残念な失敗談を紹介します。反面教師にするつもりで読んでください。
 
 
 
 
ーーここから失敗談ーー
 
 
ある年のGW、その日は台風並みの強風でした。一度はキャンプを中止しようかと思ったのですが、何もしないまま帰ることはできない!と思い、大人2人でテントを立ててみることに…
 
 
しかし、大人はテントが風にさらわれるのを食い止めるのに必死。形相も必死。子どものことを気にかける余裕もありません
 
 
大人もイライラ、そんな大人を見ていた子どももイライラ。こんなときでもイライラの感情は容赦なく伝染します。
 
 
最後は、ペグ1本すら打てないままテントと支柱が壊れ、キャンプそのものができなくなってしまったのです。
 
 
…テントが壊れたとわかった瞬間、大人はボーゼン。子どもはギャン泣き
 
 
このキャンプ場には、テントサイトの他には炊事場と水洗じゃないトイレ、かまどといった最低限の設備しかありません。テント以外は全然問題なかったのに、何もできないままキャンプ場を後にするしかありませんでした…。
 
 
ーー失敗談終了ーー
 
 
もし、初めてのキャンプでこのような経験をしてしまったら、「キャンプ=楽しくない、嫌い」というネガティブなイメージが、脳にインプットされてしまいます。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは、ネガティブな記憶が強く残りやすい特性があります。キャンプでの残念な記憶がインプットされてしまうと、2回目以降のキャンプに行くのが難しくなってしまいます。
 
 
いくら、自然の前ではどうしようもなくても、子どもにとっては関係ありません
 
 
大事なのは準備悪天候や、忘れ物があった時などのトラブルに対応できるように準備することが大切なのです。
 
 

3.いっそのこと、全部おまかせでもOK!手軽にキャンプを楽しむ3つのポイントとは?

 
 
キャンプに限らず、慣れてない状況では気持ちに余裕が持てず、ちょっとしたことでもイライラしやすくなります。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもにイライラをぶつけるのがNGなのは、このパステル総研に「イライラ」に関する記事が多く掲載されていることでも明らかです。
 
 
イライラせず楽しい雰囲気で初めてのキャンプを満喫するために、おさえてほしいポイントが3つあります。
 
 
① 最優先はテントよりも寝具
② 設備の充実したキャンプ場を選ぶ
③ 予約時に設備の有無と現地の天候を確認する
 
 
それぞれを詳しく説明します。
 
 
 
 
① 最優先はテントよりも寝具
 
 
キャンプと言えば、だれもが真っ先に考えるのがテントですよね。しかし初心者のうちは、最適なテントを選ぶのが難しいので、後回しにしても問題ありません。多くのキャンプ場で、テントをレンタルできるからです。
 
 
また、テントは悪天候の場合、快適に過ごしにくくなります。失敗談のようにテントが飛ばされたり壊れたりするリスクもあります。こういったトラブルを避けるために、コテージやバンガローを選ぶのもオススメです。
 
 
様々なメーカーのテントを使ってみて、あるいは他のキャンパーのテントを見て、ご家庭に合ったテントを見つけてからの購入でも遅くないのです。
 
 
テントより優先すべきは寝心地寝袋・床に敷くマット・枕の正しい選び方が、寝心地に大きく影響します。
 
 
キャンプでは、基本的に地面の固さを感じる状況で眠るため、「翌朝になったら体が痛い」「よく眠れなかった」「寒くて眠れなかった」などの事態になりやすいです。
 
 
特に子どもの場合、睡眠不足だと機嫌が悪くなりやすいので、結果として悪い思い出になってしまった、ということにもなりかねません。
 
 
寝袋やマットのレンタルもありますが、寝心地の良いものがあるとは限りません。こればかりはご家庭で用意する方が無難なのです。
 
 
何より、ご自宅に寝袋があると「おうちキャンプ」ができます。特に、初めての場所に不安を抱きやすい自閉症スペクトラムタイプのお子さんの場合は、いきなりキャンプ本番を迎えるより、一度「おうちキャンプ」雰囲気を味わってみるのもオススメですよ。
 
 
② 設備の充実したキャンプ場を選ぶ
 
 
楽しく、安心して過ごすためには“初心者にも優しいキャンプ場”を選ぶことが重要。いわゆる「高規格」と呼ばれるキャンプ場がおすすめです。
 
 
高規格なキャンプ場は風呂や、売店、レンタル用品などの設備が充実管理人さんが常駐しているところも多く、いざというときに初心者キャンパーの手助けをしてくれます。
 
 
キャンプに必要な道具が何かわからない場合、こういったキャンプ場で道具をレンタルできるので安心です。
 
 
そしてキャンプはなにも、テントで泊まるだけではありません。
 
 
・キャンプ体験ができるホテルを利用する
・コテージやバンガローを利用する
・キャンピングカーをレンタルする
 
 
といった選択肢を考えておくのも良いですね。
 
 
③ 予約時に設備の有無と現地の天候を確認する
 
 
キャンプ場のホームページやキャンプ雑誌には、それぞれのキャンプ場の設備について書かれています。
 
 
 ・水洗トイレがあるか?
 ・キャンプ場または周辺に入浴施設があるか?
 ・買い物できる施設があるか?
 ・電源付きサイトがあるか?
 ・Wifiが使えるか?
 ・管理人がいるか?
 ・アクティビティがあるか?開催期間は?
 
 
などなど、これらの情報が最新かどうか。追加や変更、削除された施設はないかを、予約時にしっかり確認することが重要です。
 
 
我が家も、ホームページには魚釣りのオプションがあったのに、実際はやっていなかった!という経験があります。現地に行ってガッカリしないためにも、事前の確認が重要なのです。
 
 
また、現地の天候や気温を確認することも重要です。キャンプ場は、基本的に皆さんがお住いの地域より寒いです。キャンプ場のスタッフさんから、現地の天候や気温の情報を確認しておきましょう。
 
 
いかがでしょうか?まずは行きたい時期を決め、その為に必要なことは何かを逆算して動いてみてくださいね。
 
 
楽しいキャンプデビューができますように!
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執筆者:渡辺みゆき

(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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