発達障害・ADHD傾向の子は会話が続かない?会話の特徴と2つの対策

話したいことが相手に伝わらず会話が続かないことに、お子さんが自信をなくしていませんか?発達障害・ADHD傾向の長男の話す力が伸びた経験から、子どもの会話の特徴と、本人が自信をもって会話する力を伸ばすための対策をお伝えします。
 

【目次】

 

1.発達障害・ADHD傾向の長男の会話「あのね、あのね」にイライラしていた私

 
 
子どもの話を聞いていてもまどろっこしくて、いったい何が言いたいのかわからなくてイライラしちゃう…
 
 
そんなお母さんはいらっしゃいませんか?
 
 
実は私もそうだったんです。
 
 
我が家の長男は、注意欠陥多動性障害(ADHD)の元気すぎる男の子です。
 
 
小さな時からとってもせっかちで、話したいことがあるのに話をまとめることができず、「あのね、あのね、うーんとね、えっと」ばかり言っていました。
 
 
その時の私は「何言ってるのか全然わからないよ!」といったリアクションで、会話が続かないことにイライラしてばかり。
 
 
 
 
そんな日が続くと、長男に
 
 
「僕は話が下手なんだ。」
 
「話したくても聞いてもらえない。」
 
「聞いてもらえないなら、話さなくていいや。」
 
 
といった様子が見え始めました。
 
 
更に追い打ちをかけるように、長男は話すこと以外も「自信」がなくなっていき
 
「どうせ、僕にはできない。」
 
そんなネガティブな発言が増えていきました。
 
 
長男がどんどん自信をなくす様子を見て、これは私の対応がまずいのかな、と思い始めました。
 
 
長男に「自信」を取り戻してほしい!そんな気持ちで私は2つのことを意識して接するようにしました。
 
 
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2.発達障害の診断がない子も!まどろっこしいのは子どもの会話の特徴?

 
 
発達障害の診断は関係なく、子どもは言いたいことがなかなか話せないことがありますね。
 
 
なぜ言いたいことがスムーズに言えないのでしょうか。理由を説明しますね!
 
 

◆脳の処理速度が遅い

 
 
そもそも子どもの脳は大人の脳と違って未熟ですから、脳の処理速度が遅いのです。
 
 
話を聞いて理解するのも、何を話すか考えるのも子どもには時間が必要なのです。
 
 
大人と同じテンポや間で話せると思ったら大間違いです。
 
 
年齢が上がって少しお話が上手になると期待値は上がってきてしまいますが、ここはおちついてその子のペースを守って言葉がでるまで待ってあげましょう
 
 
 
 

◆脳のネットワークが未発達

 
 
だれかと会話をする場合、脳では
 
 
まず、相手の話を聞いて
    ↓
聞いたことの意味を理解して
    ↓
自分がなにを話そうか考えて
    ↓
口を動かし声に出して伝える
 
 
という処理をしています。
 
 
つまり、一言で会話といっても、脳の「聞く」「理解する」「考える」「話す」というたくさんの脳のエリアを使っているのです。
 
 
この脳のエリアをつなぐ太いネットワークできていないと上手に会話ができないのです。
 
 
子どもはそもそも脳のネットワークが未発達です。
 
 
そのうえ、発達障害・グレーゾーンの子は脳の発達に凸凹があるので、発達がゆっくりなところを使わなくてはいけなくなるので会話が苦手になることが多いのです。
 
 
子どもがせっかく話し出そうとする時にお母さんがイライラする様子を見せたり、否定的な態度をとったりすると、子どもはやる気がなくなったり、指示待ちになったり、自立的ではなくなっていきます
 
 
脳は行動することで発達していきますが、自信を失うと行動することもできなくなっていってしまうのです。
 
 
つまり、自信がなくなり話せなくなってくると、話す脳のネットワークが発達しなくなってしまうのです。
 
 
だから、お母さんが上手に子どもの言葉を引き出すようなコミュニケーションが大切になります。
 
 
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3.子どもの会話するチカラを伸ばすために意識したい2つの対策とは?

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもはやりたいことには熱心に取り組めるけど、やりたくないと全くやる気がでないことがありますね。
 
 
苦手な会話を強制的にやらされると余計にやりたくなくなります。
 
 
では、どうするか?
 
 
子どもが楽しいと感じる会話をすることです。
 
 
楽しいと感じることがでれば苦手な会話にも取り組むことができるようになるのです。
 
 
そのポイントは2つあります。
 
 

◆肯定すること

 
 
ADHDタイプの子どもたちは、失敗が多く叱られることが多いですよね。
 
 
否定的なかかわりが多いと、自信がなくなり行動すること自体ができなくなっていく、と先ほどお話ししました。
 
 
ですので、まず子どもが「話す」という行動を起こすために、自信がつくように肯定することが大切なのです。
 
 
そこで、今まで長男のやることに、ありとあらゆるダメ出しをしてきた私は、長男のできていることをひたすら探して肯定しました。
 
 
いままで、当たり前だからと気にかけていなかった、できていることを認め続けました
 
 
「もう起きたんだ!」
 
「手を洗えたね!」
 
「ランドセルきちんと置いてくれたんだ!」
 
 
すると、
 
 
「僕、できていることいっぱいあるのかな?」
 
 
と長男の様子が変わり始めました。
 
 
 
 

◆子どもの好きなことの話をたくさんを聞くこと

 
 
話すことが苦手な子どもでも、興味があることや好きなことの話なら楽しく話せる子が多いですね!
 
 
そこで私は、長男がゲームや給食など好きなことの話をしてくるときには、ここぞとばかりに
 
 
「そうなんだ!それでどうしたの?
 
「へー!楽しそうだね、もっと教えて!
 
 
など、興味あるよ!と前のめりのリアクションを返すようにしました。
 
 
すると長男は
 
 
「お母さんよく聞いてくれてるな、もっと話したいな。」
 
「僕、少しは上手に話せてる?」
 
 
そんな態度に変わっていきました。
 
 
こんな風に子どもと楽しみながら会話をすることで、話すことに対する苦手が薄れて、どんどん自分から話ができるようなり、会話するチカラがグーンと伸びました
 
 

4.親子のコミュニケーションで自信をつけた子どもの変化

 
 
私がこのように対応を変えると、長男は会話するチカラをグーンと伸ばしただけでなく、自信もつけてきたのです。
 
 
・「僕はダメなんだ。」というネガティブな発言が減った。
 
・通知表の国語の話す/聞くという欄に二重丸がついた。
 
・癇癪持ちの弟の気持ちを代弁してくれるようになった。
 
 
こんなうれしい変化がありました。
 
 
そして、さらに私を驚かせたことがありました。
 
 
遠足があった日のことです。学校から帰ってくると
 
「今日は、お母さんに報告したいことが3つあります!まず1つ目は…。」
 
とプレゼン風な報告をしてくれました!
 
 
遠足での出来事のなかから、バスの中で私に話したいことをまとめて帰ってきたのです!
 
 
私はとても感激して、たくさん褒めてあげました!
 
 
 
 
皆さんもぜひ2つのポイント、肯定すること、子どもの好きなことの話をたくさんを聞くことを意識して、話すのが苦手なお子さんとコミュニケーションをとってみてください。
 
 
きっとうれしい成長が見られると思いますよ!
 
 
会話するチカラを伸ばす方法については、こちらでも解説しています!
 
 
 
 

 

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執筆者:別井理恵
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