学校に行きたくない…毎朝、登校しぶりをする中学生の「めんどくさい」を解消する方法

学校に行きたくない…朝になると登校しぶりをする中学生にどう対応しようかお悩みではありませんか?理由を「だるい」「めんどくさい」としか言わない子どもに打つ手はあるか。思春期の息子との接し方、大事にすることを見つめ直した我が家の風景を紹介します。
 

【目次】

 

1.学校に行きたくない…中学生になりめんどくさいと言って苦しむ我が子

 
 
中学校に行きたくない!と毎朝気持ちをぶつけてくるお子さんと、どう接していいかお悩みではありませんか?
 
 
我が家には中学1年生の息子がいます。発達障害グレーゾーンの特性があります。
 
 
小学生のときも登校しぶりがあり、卒業前は実際ときどき休んでいました。
 
 
それでも春休みの間に気持ちも新たに、ワクワクして中学校の新生活が始まりました。
 
 
しかし、入学式当日からぐったり。それから毎日、疲れ切って帰ってくる息子。頑張りたい気持ちとつらい気持ちのはざまで葛藤しているようでした。
 
 
どうしたの?と声をかけても、「学校だるい、めんどくさい、行きたくない」とだけ言います。疲れ切って、学校のことには触れられたくない様子でした。
 
 
 
 
つらそうな時、どう声をかけるか迷いながら見守るうちに気づきました。
 
 
朝が一番しんどいようなのです。たとえ寝る前に「明日学校がんばるー」と宣言したときでも、朝起きてすぐに口癖のようにつぶやきます。
 
 
「つらい。行きたくない。なんで学校に行かなくちゃならないの?」
 
 
そう聞かれて答えにつまり、「つらいかぁ、行きたくないんだね」と繰り返すのがやっとでした。
 
 
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2.登校しぶりの大きな要因、朝起きた時のどんより感の正体を知る

 
 
朝、気分が沈んで登校をするのがつらくなる原因は何だと思いますか?
 
 
朝起きてから、行きたくない気持ちが抑えても溢れてくるつらさの理由を考えます。
 
 

◆不安が強い

 
 
中学校でやらなければならいことや、きちんとふるまわなければならないプレッシャーに不安でおしつぶされそうになっています。
 
 
朝、その不安の感情が一気に押し寄せるようです。
 
 
特に不注意の特性が強い発達障害・グレーゾーンの息子はどうしても忘れ物が多くなります。家でも学校でも探し物をする時間が長くなっています。自分を責めて自信をなくし、不安が強くなっているのです。
 
 

◆エンジンがかかりづらい

 
 
人は行動を始めようとするときに最も脳に負荷がかかります。よいしょっと立ち上がるときや車のエンジンをかけるときのように、瞬発的に大きなエネルギーが必要になるのです。
 
 
特に発達障害・グレーゾーンの子どもは好きなことにはとことん集中できますが、気がのらないことに対する拒否反応が大きい傾向があります。
 
 
ですから、なおさら始めの一歩を踏み出すことに時間と労力を要するのです。
 
 
片づけのエンジンがかかりづらいことに悩んだらこちらの記事をどうぞ。
 
 
朝は一日の始まり。少しでもネガティブなイメージがある「学校へ行く」という行動に大きなエネルギーが必要です。
 
 
 
 
朝の準備が大変なのは、大人も同じですね。そんなときにネガティブな発言を繰り返す息子。
 
 
母として息子への接し方に迷いがありました。どうしたら親子で気持ちを楽にして朝のひとときを過ごせるかを考えました。
 
 
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3.和らげたい朝のストレス、中学生のどんよりに巻き込まれないで!

 
 
毎朝のように思春期の子どもが中学校に行きたくないと言っている。その苦しさを解消する方法はどのようなものでしょうか。
 
 
ポイントは家庭が最大の安心基地になることです。
 
 

◆笑顔でいよう

 
 
息子を励ましていたら「そんな顔で言われても説得力がないよ。」と言われてハッとしたことがあります。心配のあまり笑顔を忘れていたのです。
 
 
真顔は自分で思うよりずっと怖いものです。
 
 
子どもにとって、おうちが安心できる居場所であるために、日ごろから笑顔でいましょう!笑うとお互い気持ちが明るくなりますね。
 
 

◆寄り添い、話したくなるのを待ち、じっくり話を聴く

 
 
子どもは、外では懸命に気をはって過ごしてきます。家庭では愚痴や弱音も言わせてあげましょう。
 
 
息子はすべて吐ききったらスッキリした顔をします。
 
 
そして、気持ちを受けとめ寄り添うことを続けていたら、ぽつり、またぽつりと話し始めました。
 
 
「朝、学校に行くまでが、一番大変なんだ。」
 
「教室内でまわりの声がうるさくて気になる。」
 
「長時間座っていなければいけないのがつらい。帰りたくなる。」
 
「家が一番安心。学校の授業についていけるか不安。」
 
 
どうして行きたくない気持ちが心のコップいっぱいになり溢れそうなのか、自分なりに分析を始めたのです。
 
 
母はじっくり聞くのみです。それから、その気持ちを認めます
 
 
「よく話してくれたね」
 
「いいことに気づいたね」
 
 
ゆっくり会話できたときはすんなり行くことが増えました。
 
 
苦手だった時間の管理もできるようになり、「あと10分動画を観て、マスクしたら行くよ。」と、計画を教えてくれます。
 
 

◆行かなくてもいいと腹をくくり、笑いで包む

 
 
朝の気分はリラックスしていたり、緊張していたり、不機嫌だったり、波があります。歌いながら準備をしているときもあれば、行きたくないと呟き続けることもあります。
 
 
そして、これから先もっと激しく登校をしぶるようになるかもしれません。
 
 
そのときにどう対応すればいいか。日々考え、迷いながらも覚悟し始めています。
 
 
それは学校に行ってもいい。行かなくてもいい。
 
 
本人が決める!ということです
 
 
あるとき「いろんな道があっていいんだよ。」と伝えました。そのあと、明らかに表情が明るくなりおしゃべりが楽しそうになりました。
 
 
いつ休んでも大丈夫安心して気持ちが落ち着いたようです。
 
 
そうすると日常会話もおもしろくなってきます。変顔も見せ合います。
 
 
おもしろいリアクションをしたらお互いに安心感が増し、言葉が届きやすくなるんですね。
 
 
 
 
以上が、毎朝の登校しぶりに困ったときに、大切なことは何かを見直した我が家の方法です。
 
 
我が家の経験が解決のヒントになったら嬉しく思います。
 
 
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執筆者:西野みのり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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