幼児 行きしぶり

行きしぶりは原因が分からなくても対応できる~発達障害・グレーゾーンの幼児からの「行きしぶりのサイン」を見逃さずにスグ対応するためのお母さんの考え方~

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「幼稚園イヤだ!」から始まる幼児の行きしぶり、お母さんは何かと心配ですよね。実は幼児の行きしぶりは泣いたりぐずったりするだけではなかったんです!アンケートで判明した子どもたちからのサインについてお伝えします。
 

【目次】

【アンケート概要】
・調査期間:2019年5月5日~2019年5月13日
・調査方法:インターネット調査
・対象  :幼児を持つ発達科学コミュニケーショントレーナーまたはリサーチャー13名
 

1.発達障害・グレーゾーンの幼児の行きしぶり、落ち着いた今こそしっかり対応を!

 
 
4月の新入園・進級から早いものでもう2か月たちました。お子さんは毎日楽しく元気に登園できていますか?
 
 
最初は泣いていたけれど、最近落ち着いてきたみたい!とほっとされているお母さんもいらっしゃるかもしれません。お子さんが毎日笑顔で登園してくれるだけでお母さんは一安心ですよね。
 
 
一安心されているところに水を差すようで申し訳ありません!環境に慣れてきた今こそ、特にしっかりとお子さんの様子を見ていただきたいんです!
 
 
4月に環境が大きく変化して2か月。子どもたちなりに新しい環境へ順応してきているころだと思います。新しい先生や友だちにも慣れ、新しい教室にも慣れ、毎日の生活リズムも安定してきていますよね。
 
 
特に「いつもと同じ」が安心する自閉スペクトラム症タイムのお子さんは、新しい環境が日常化するまでに時間がかかったかもしれません。
 
 
この間、発達障害やグレーゾーンの子どもたちは新しい環境のなかで必死に頑張っています。その頑張りが疲れやストレスとして今の時期に出てくる可能性もあるのです!
 
 
 
 

2.「6月」に注目!今の時期が幼児にとって厄介なワケ

 
 
4月の「幼稚園イヤだ!」は環境の変化に対する拒否の現れ。ある意味とても分かりやすいものでした。しかし、この時期の行きしぶりは少し厄介です。
 
 
この2か月で毎日少しずつ蓄積した疲れやストレスが出てきやすいからです。そして園で起こったちょっとしたできごとが積み重なって、園生活全体がネガティブなものとして固定的なイメージがついてしまうのです。
 
 
そして6月と言えば…そう、梅雨です。雨のせいで毎日のリズムが狂いやすくなっていませんか?
 
 
登園に時間がかかるからいつもより早く家を出なければいけなかったり、雨傘、長靴、カッパなどを雨の日グッズを身につけなければいけなかったりしますよね。「毎日同じ」でなくなると、自閉スペクトラム症タイプのお子さんはさらにストレスをためがちです。
 
 
 
 
また、雨のせいで外で遊べず室内遊びが中心になると、ADHD傾向で多動気味なお子さんはストレスがたまってしまいがち。衝動性のあるお子さんはお友だちとのトラブルも増えるかもしれません。
 
 
こうした状況が重なってくると、一時的に落ち着いていたはずの行きしぶりがぶり返してしまう可能性もあるのです!
 
 

3.子どもは上手に説明できないから…お母さんに見落としてほしくないサイン

 
 
発達障害・グレーゾーンのなかでも、言葉の発達がゆっくりなタイプのお子さんは特に注意が必要です。自分がどうして園に行きたくないのか、何かトラブルがあったのか、お子さんの言葉でうまく説明できるとは限らないからです。
 
 
園児の行きしぶりと言えば、理由を言わず「行きたくない」と言い続けたり、泣いたり。こういう場合お母さんはとても分かりやすいですよね。でも、登園したくないというフラストレーションは別の行動や体調にあらわれることもあります
 
 
そこで、発コミュトレーナー・リサーチャーに具体的にどんな風に行きしぶったのか聞いてみました。
 
 
Q1 お子さんが登園したくないとき、どんな行動で行きたくないことを表現しましたか?(複数回答可)
 
 
 
 
「登園前にぐずる」という分かりやすい行動がやはり第1位でした。注目していただきたいのは2位以下です。
 
 
朝の支度をしたがらない、体調不良を訴える、朝起きてこない…。一見すると日常のよくある困りごとだと思いませんか?
 
 
行動がゆっくりだったり、ADHDタイプで他のことに気を取られやすいお子さんは朝の支度がスムーズに進まない日もあるでしょう。
 
 
幼児は体調を崩しやすいので本当に風邪をひいたりおなかが痛かったりするのかもしれません。特に雨で気圧が下がると、頭痛がしたりイライラしたりすることもありますよね。
 
 
また、お母さんと離れて幼稚園で頑張っている分、疲れがたまって朝起きられない可能性だってあります。
 
 
日常の困った行動が、実は「園に行きたくない!」という気持ちに起因している可能性もあるんです。
 
 
そんなときに、「早く起きなさい!」「早く支度しなさい!」「準備が間に合わない子は置いていくよ!」とお母さんが叱ったり脅したりしたらどうでしょうか。子どもの不安感はますます大きくなってしまいますよね。
 
 
むしろ、お母さんが叱ることで園へのネガティブなイメージが大きくなるかもしれません。これでは根本的な解決にはならないのです。
 
 
 
 

4.行きしぶり?困った行動?原因が分からなくても正しい対応はとれるんです!

 
 
このようにお伝えすると、「うちの子最近朝の支度がゆっくりだけど、もしかして行きしぶりのサイン!?」と不安になるお母さんもいらっしゃるかもしれません。こんなときにお母さんがどう対応していくか、基本的な考え方についてお伝えしていきます。
 
 
まず、困った行動が以前から続いているのか、それとも以前は問題なくできていたのに、最近になってできなくなっているのか考えてみてください。
 
 
以前はできていたのに最近になってできていないのであれば要注意!お子さんが以前と比べてストレスを抱えていたり、疲れがたまっていたり、自信がなくなってしまっていたりするサインかもしれません。
 
 
このサインを見逃さずに対応することが大切です。
 
 
ただ、そのサインの原因を「行きしぶり」と断定することは難しいですよね。どうしたらいいの?と悩まれるかもしれません。
 
 
でも安心してください!原因を知らなくても正しい対応はできるんです。
 
 
お母さんは、「どうしてできなくなっちゃったの?」と原因を知りたいと思うかもしれません。でも、必ずしも「原因をはっきりさせなければいけない」というわけではないんです。
 
 
そもそも、原因を追求しても、子どもが前向きな気持ちになれるかといえばそうとも限らないと思いませんか?
 
 
例えば朝の支度が進まないのは実は行きしぶりのサインで、お友達と遊ぶのがイヤになったことが原因と分かったとします。だからといってお母さんが「お友達と遊ぶと楽しいよ!一緒に遊んでごらん!」と伝えても子どもの気持ちが動くとは限りませんよね。
 
 
もちろん原因が分かると園で先生に対応をお願いできるケースもあります。原因を探ることが全く必要ないとは言いません。ですが、原因が分からないから何もできない、必ず原因を突き止めなければいけないわけではないんです。
 
 
困った行動の原因が行きしぶりなのかどうかを知りたくて、「幼稚園どうだった?」と様子をしつこく聞きだすのではなく、
 
 
「今日も幼稚園頑張ったね!」
「一日おつかれさま」
「さすが年長さんのお兄ちゃんだね!」
 
 
と声をかけて気持ちを安定させてあげたり、自尊心を刺激しながら自信をつけさせてあげた方が、子どももポジティブな気持ちになれると思いませんか?
 
 
お母さんがこの考え方で動いてくだされば、困った行動の原因は何であれ、スグに対応してあげることができるんです!
 
 
 
 
にも、行きしぶりをしている子どもの自信を取り戻す方法が詳しく書かれてありますのでぜひ読んでみてくださいね。
 
 
まずはお子さんが出しているサインを見逃さないこと。そして原因の追求はほどほどに。原因を明らかにすることよりも、子どもの気持ちを安定させて自信をつけてあげることにフォーカスしてください。行きしぶりも徐々に落ち着いてくるはずです。
 
 
夏休みに入る前に、幼稚園に対してポジティブな気持ちを作るお手伝いをしてあげてくださいね!
 
 
 
 
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーション リサーチャー)
 
 
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